沖縄の生んだ貧乏詩人、山之口獏。
故郷に帰れないディアスポラでもあった。
獏の詩は、枯れ枝のようで、しかしドクドクと血が通っていて、人間くさい。
その、山之口獏の詩を彫った石碑が、私の知っている限り、沖縄に2つある。
1つは那覇市の与儀公園にある「座蒲団」。
もう1つは大宜味村の芭蕉布会館にある「芭蕉布」。
以前、芭蕉が植えられている大宜味村のなかを散歩し、会館で平良敏子さん(国宝)のお仕事を邪魔しないように拝見した。芭蕉布作りは地道で根気の要る仕事なのだと知った。
山之口獏の詩にメロディーをつけて歌っていたのが、故・高田渡さんだ。
「生活の柄」がいちばん有名で、那覇の栄町市場にもここから名前を取った居酒屋があったと思う。
さらに、他の獏の詩を何曲も、佐渡山豊、大工哲弘、嘉手苅林次、大島保克など凄い歌い手が集まって歌ったCD『獏』(B/C RECORDS)がある。西荻窪にあるアケタの店で、高田渡と渋谷毅とのデュオを聴いたときに買った。渋谷さんは、「高田さんはこう見えて僕より年下なんです。」と紹介していたが、これは8年以上前。渡さんが先に亡くなってしまった。
おすすめは、このCD『獏』と、『山之口獏詩集』(金子光晴編、弥生書房)である。たくさん詩が入っていて、親しみやすくて、哀しかったり楽しかったりする。
与儀公園の「座蒲団」 Minolta Autocord、コダック・ポートラ400VC
大宜味村の芭蕉 Minolta Autocord、コダック・ポートラ400VC
高田渡さん、吉祥寺 Pentax LX、A135mm/f2.8、Provia 400F
故郷に帰れないディアスポラでもあった。
獏の詩は、枯れ枝のようで、しかしドクドクと血が通っていて、人間くさい。
その、山之口獏の詩を彫った石碑が、私の知っている限り、沖縄に2つある。
1つは那覇市の与儀公園にある「座蒲団」。
もう1つは大宜味村の芭蕉布会館にある「芭蕉布」。
以前、芭蕉が植えられている大宜味村のなかを散歩し、会館で平良敏子さん(国宝)のお仕事を邪魔しないように拝見した。芭蕉布作りは地道で根気の要る仕事なのだと知った。
山之口獏の詩にメロディーをつけて歌っていたのが、故・高田渡さんだ。
「生活の柄」がいちばん有名で、那覇の栄町市場にもここから名前を取った居酒屋があったと思う。
さらに、他の獏の詩を何曲も、佐渡山豊、大工哲弘、嘉手苅林次、大島保克など凄い歌い手が集まって歌ったCD『獏』(B/C RECORDS)がある。西荻窪にあるアケタの店で、高田渡と渋谷毅とのデュオを聴いたときに買った。渋谷さんは、「高田さんはこう見えて僕より年下なんです。」と紹介していたが、これは8年以上前。渡さんが先に亡くなってしまった。
おすすめは、このCD『獏』と、『山之口獏詩集』(金子光晴編、弥生書房)である。たくさん詩が入っていて、親しみやすくて、哀しかったり楽しかったりする。
与儀公園の「座蒲団」 Minolta Autocord、コダック・ポートラ400VC
大宜味村の芭蕉 Minolta Autocord、コダック・ポートラ400VC
高田渡さん、吉祥寺 Pentax LX、A135mm/f2.8、Provia 400F
栄町に「生活の柄」ありますよ!
店主は奥共同店の生みの親、糸満盛邦翁の子孫で、ミュージシャンをされてる方です。
そのようなつながりが!
面白いですね。
糸満盛邦翁は、奥共同売店の横に石碑のある、その人物ですか?(うろ覚え)
近々那覇に行くので、ぜひ「生活の柄」に突入したいと思います。