目黒重夫昨日・今日・明日

周囲の出来事を思いつくまま

俳優座「いつもいつも君を想う」

2018-01-16 15:09:06 | 芝居・映画
ある家族の100年を振り返る
このところ芝居といえば青年劇場が中心だった。言い訳するわけではないが、特別好きなわけではない。府中で公演してくれる劇団が青年劇場なのだ。今回観ることになったのが俳優座、むかし労演(勤労者演劇協議会)が盛んだったころは俳優座や民芸の芝居ばかり観ていた。

70年代後半になりつか劇団を知った。これが芝居か、驚いた、ショックを受けた。それからは小劇団を追いかけるようになった。しかし年齢を重ねると静かな芝居に還ろうとしている。

さて俳優座だが、ずいぶん便利になっていた。大江戸線を降りる(といってもエスカレーターが長い)と、すぐ目の前。建て替え前の劇場は、観客席の傾斜が急だったが今はそんなことはない。

芝居だが、ある1家族(岡崎家)の100年間を描いている。1923年~2020年オリンピックまでの出来事と岡崎家の関わりだ。関東大震災、太平洋戦争、朝鮮戦争、東京オリンピック、東日本大震災・原発事故、再び東京オリンピック。

それぞれの時代に岡崎家は1庶民として何を考えどう行動してきたか。そして歴史が繰り返されようとしている今…。
青年劇場も直球勝負だが、それを上回る芝居だった。若い館客が結構多かったが、果たしてどれだけ届くだろうか。私たちの運動とも重なることを考えさせられた。
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