小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

安保法案反対デモ~その意味わかってますか?

2015-08-31 08:35:38 | Weblog

本日は文体を変えます

↓ 参考までにこちら朝日新聞の記事

安保法案反対、全国で一斉抗議 国会前でも廃案訴え

↓ ちなみにこちらが安保法案の骨子

・集団的自衛権を認める
・自衛隊の活動範囲や、使用できる武器を拡大する
・有事の際に自衛隊を派遣するまでの国会議論の時間を短縮する
・在外邦人救出や米艦防護を可能にする
・武器使用を緩和
・上官に反抗した場合の処罰規定を追加

普通に読めばどこの国でも認められている話。
いったい、どう読めばこれが「戦争法案」や「徴兵制」に話が飛躍するのか、聞かせてもらいたいものである。

国会で民主党議員が質問するような、妄想とも言える拡大解釈をすれば、そのようにならないこともないが、そもそもこの法案の骨子は日本が外国に侵略されないための改正である。

近くは北方領土のように、日本固有の領土を戦後のどさくさにまぎれてソビエト連邦に占領されたまま、今に至るという実例がある。

尖閣諸島に中国の戦艦がやってきても何もすることができない。
シーシェパードに挑発され、攻撃されても、撃退することすらできない。
韓国に竹島を占有されても何もすることができない。

尖閣や竹島はもちろん、沖縄ですら占領されかねない今の状況に、法案の改正はに必要不可欠なものなのに、どういう思考回路で反対するのか理解不能である。

問題なのは、安保法案に反対してデモに参加してる人の多くが、中身をまったく理解しておらず、イメージによって動かされていることである。

昨日の7時のNHKニュースにしても、安保法案に対してネガティブなイメージの映像ばかりを移している。

「戦争法案、絶対反対」

「子どもを戦争に行かせない」

具にもつかぬプラカードだが、イメージ的には全国の視聴者の目に触れるのだから、その効果は計り知れない。

おそらくデモ参加者の大半は、言葉通りに鵜呑みにした人たちだろう。

点字ブロックの上に座り込み、マンガを読みながら、おにぎりの差し入れを食べてハンガーストライキ(??)をする学生たちなどは、その程度から言って鵜呑みにした人たちと言って良いだろう。

推理小説の犯人探しではないが、安保法案を通されて一番困るのはいったい誰だろう? 法案を阻止して得をするのはどこの国だろう。

デモ隊の中、便乗して握手を求める政治家が、中韓の息がかかった岡田代表に小沢一郎というのも出来過ぎである。
もちろん、朝日新聞、NHKをはじめとするマスコミも同じ穴の狢。

今回の安保法案が中韓、特に中国に対する抑止を意識したものなのは、言うまでもないが、それだけに反対する人の気が知れない。

安保法案が通るのは時間の問題だろうが、その次はぜひとも憲法改正をしてもらいたい。民主党は「憲法違反」を金科玉条に反対を唱えているが、そもそも自衛隊の存在自体が9条に反している。

原文が英文で書かれた、9条こそ改正が必要だろう。
憲法9条は平和憲法どころか、いざとなれば「殺されかけても抵抗を許さない」、米国が戦後の日本に下したペナルティなのだから。

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来客あり

2015-08-30 09:28:40 | Weblog

昨日は来客がありました。
素人の手料理は、どうしても茶色っぽくなります(笑)。

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いつもの山ね家

2015-08-29 11:25:22 | Weblog

母の介護に一段落ついた(なくなったワケではナイ)友だちを囲んで、いつもの山ね家さんで一杯♪

いつものメニューと言いたいところですが、日々違うものも出しているようで、”茶豆とトウキビの茶碗蒸し”と”水茄子とコリンキーのサラダ”は絶品でした。

いつもは日本酒なのですが、昨日は山ね家初めての焼酎をTRY。
八海山が出してるという米焼酎をいただきました。焼酎の歴史って、そんな昔からじゃないだろって話題になり、wikiで調べたら16世紀とありました。意外と古いようです。

金属を使って蒸留するわけだから、そんな昔ではないだろうと思いましたが、仏像や刀を作る技術があったら蒸留機だってできるよね。


水茄子とコリンキーのサラダ♪


つきだしにはズッキーニの甘酢漬け。これは絶妙!


八海山が出してるという米焼酎を氷とかぼすでいただきます♪


鮭のハラス焼きです。これで日頃のウサをハラス?・・・なんて、ウフッ♪


ひめゆり豚の角煮です♪


いつものお麩田楽


いつもの京湯葉


いつものお造り盛り合わせ。この日は天然のカンパチ、シマアジ、ヒラメにタコという組み合わせ♪

 
 
 
 

 

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川越の氷川神社~嶋村源蔵を知ってますか?

2015-08-28 10:39:08 | Weblog

↑ こちらは川越の氷川神社にあった見事な透かし彫り。
保存が良いので新しいものだと思ったら、なんと江戸のものだそうで、嶋村源蔵という職人が7年かけて彫ったものだそうです。

木戸銭取って見せても良いくらいの素晴らしい作品ですが、川越はお金持ちが多いらしくそうはならないみたいね。

明らかに東照宮系の透かし彫り。ただ、これは色を塗らないタイプのものだそうです。
日光はもちろん、徳川家の出自である熊谷妻沼、静岡にも同じものがあって、同じルーツを感じました。

↓ ちなみにこちらが妻沼の聖天さま。

↓ こちらは静岡の浅間神社です。ヤマハとかスズキといった企業の技術は、こうした職人の遺伝子が生きていると聞きました。

 
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顔は心の鏡 其の三 五輪エンブレムをめぐる顔

2015-08-27 09:05:23 | Weblog

こちらは私が最も尊敬する画家。
17世紀スペインの宮廷画家ディエゴ・ベラスケスが、ローマを来訪した際に描いたローマ法王インノケンティウス10世の肖像です。

さて、モデルとなったご本人。
お気に召したのか召さなかったのか、こんな言葉を残しています。

「真実を穿ち過ぎている」

この絵に関しては中野京子氏が著書「怖い絵」の中で実に的確な表現をしています。
(以下引用)

豪華な金縁の椅子に深く腰かけた教皇は、高位聖職者であることを示す赤い帽子と赤い上着を身につけ、斜めに油断なくこちらを見据える。
人好きしないその顔。険しい眉。老齢を感じさせない肌の艶。男性的で重い鼻。かたく結んだ唇。まだ白くなっていない髭。

(中略)

眼には力がある。垂れた瞼を押し上げる右の三白眼。はっしと対象をとらえる左の黒眼。ふたつながら狡猾な光を放ち、「人間など、はなから信用などするものか」と語っている。
常に計算し、値踏みし、疑い、裁く眼だ。そして決して赦すことのない眼。

ベラスケスの肖像のすごいところは、顔をそっくりにという次元を超えて、その人の内面を丸裸にして描いていることでしょうか。

一方、こちらは道化ファン・カラバーサスの肖像。

一見して知的遅れのある道化で、当時の宮廷には多かった人たちですが、ベラスケスはローマ法王も道化も同等な対象として、その内面を描いているのに驚かされます。

と、ここまでが先日の講演で申し上げたことですが、今回は趣向を変えてこの顔。

 五輪エンブレム当初案「劇場ロゴと似てない」 審査委員

こちらは五輪エンブレムの審査委員会の代表・永井一正氏のインタビュー写真です。

 うーん。

日本のグラフィックデザインを代表する世界的名士に、私ごときが言うのも何ですが、なんかベラスケスのインノケンティウス10世を思い出させますなあ。

ただ、永井氏は眼光は鋭くないし、疑り深い顔もしていません。
水木しげる先生が描く妖怪ぬらりひょんのように、なにか人を煙にまくような表情。
昔、この人・・・こんな顔をしてたっけかな?

もっと颯爽としてたような気がしたと思って検索しましたが、やっぱりありました。

やはりこの顔とは別人。 たまたまひどい顔を撮られただけかもしれないけど。
それにしても五輪エンブレム。最初のデザインはベルギーのものと別物で、修正したあと、ほかのデザインと似てしまったってどういうことよ?

永井氏は掛け値なく超一流のデザイナーです。
そんなこともわからないハズはなく、晩節を穢す弁解とともに、正直に顔に出てしまったということでしょうか。

てやんでえ、ナメたことしやがると承知しねえぞ!

五輪エンブレムをデザインした佐野氏に関しては、ネットで散々言い沙汰されてますので、ここでは語りませんが、あの人の顔も同様ですな。

私の師匠だったジーイー企画センターの伊藤友雄会長が20年前に言っていた言葉を思い出しました。

「いつの間にか、グラフィックデザインの世界も、政治家と同じような世界になっちゃったねえ」

大手広告会社などが絡んでないと、大きな仕事が取れないというのも何だと思いますねえ。先ほど「私ごときが」と申し上げましたが、スミマセン。

ほんとうに良い仕事を正直にしてるという意味では、そんなこと露ほどにも思って(以下略&笑)♪

 
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「親父の小言」初対面しました!

2015-08-26 09:31:27 | Weblog

1年半前に大空社さんから頼まれた「親父の小言」のキャラクターが、川越の空想工房さんで売られていると聞きましたが、先週の土曜にようやく本物を目にすることができました。

親父の小言は居酒屋のトイレに行くと、よく貼られているあの言葉ですが、実は江戸時代にできたもので、江戸バージョンと明治バージョンがあるようですが、本は江戸バージョンです。

↓ こちらがその言葉ですが、年齢を重ねるたび「なるほど」と考えてしまいます。

1.  火は粗末にするな

2.  朝、機嫌を良くしろ

3.  朝早く起きろ

4.  神仏(かみほとけ)を祈れ

5.  身を大切にもて

6.  不浄をみるな

7.  身の出世を願え

8.  不吉を言うな

9.  家内笑うて暮らせ

10.  人に腹を立たせるな

11.  人に恥をかかせるな

12.  人に割を食わせるな *損をさせるな

13.  人に馬鹿にされていろ

14.  人を羨むな

15.  利口は利口にしておけ

16.  年寄りをいたわれ

17.  恩はどうかして返せ

18.  万事油断をするな

19.  女房の言う事半分聞け

20.  子の言う事は九ッ聞くな

21.  家業は精を出(いだ)せ

22.  何事も我慢をしろ

23.  子供の頭を打つな

24.  己が股(もも)をつねれ *わが身をつねって人の痛さを知れ

25.  たんと儲けて使え

26.  借りて使うな

27.  人には貸してやれ

28.  女郎を買うな

29.  女房を探せ

30.  病人は労(いたわ)れ

31.  難渋な人には施せ

32.  始末をしろ *無駄遣いをするな

33.  生き物を殺すな

34.  鳥獣(とりけだもの)は食うな

35.  年忌・法事をよくしろ

36.  親の日は万事慎め *親の年忌・命日には謹慎しろ

37.  義理を欠くな

38.  子供はだまかせ *だまくらして上手に扱え

39.  女房に欺(だま)されるな

40.  博奕(ばくち)をするな

41.  喧嘩をするな

42.  大酒を飲むな

43.  大飯を食うな

44.  判事(はんごと)はするな *印判を押す=保証人になるな

45.  世話焼きになるな

46.  門口(かどぐち)を奇麗にしろ

47.  三日に氏神へ参れ

48.  晦日に内を掃除しろ

49.  貧乏を苦にするな

50.  火事の覚悟をしておけ

51.  火事には人をやれ、内を守れ *出火の際は消火要員を出す一方で家も守れ

52.  風吹きに遠出をするな

53.  火事には欲を捨てろ

54.  火口箱(ほくちばこ)を湿(しめ)すな *火打ち石などが入った道具箱を湿らすな

55.  水を絶やすな

56.  塩は絶やすな

57.  戸締まりをよくしろ

58.  夜更けに歩くな

59.  寒さを凌(しの)げ

60.  暑さも凌げ

61.  泊まりがけに出るな

62.  高見(たかみ)へ登るな *高見の見物のように傍観するな

63.  雷(らい)の鳴る時、仰向(あおむ)いて寝るな

64.  寒気(さむけ)の時、湯に入るな

65.  怪我と災難はバチと思え

66.  物を拾い、身に付けるな

67.  冬は物を取り、始末をして置け *冬場は物を大切に保管し、浪費をするな

68.  若い内は寝ずに稼げ

69.  年寄ったら楽をしろ

70.  折々に寺参りをしろ

71.  身寄りのない人を労(いたわ)れ

72.  小商物(こあきない)を値切るな *薄利の商売では値切るな

73.  風吹きには舟に乗るな

74.  何事も身分相応にしろ

75.  身持ち女は大切にしろ *妊婦は大事にしろ

76.  産後は、なお大切にしろ

77.  小便は小便所へしろ

78.  泣き言を言うな

79.  病気は仰山(ぎようさん)にしろ *病気は大袈裟に思え(軽々しく思うな)

80.  人の気を揉む時、力を付けてやれ

81.  悪しき事も「よし、よし」と祝い直せ

以上、八十一ヶ条

上様や大名方は生きた神 滅多にするとバチが怖いぞ

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斉藤酒場のおばちゃんたちは、なぜあんなに嬉しそうなんだろう?

2015-08-25 11:36:09 | Weblog

↑ こちらは斉藤酒場じゃなく、池袋のかぶら屋です。

ふと一昨日、斉藤酒場のおばちゃんを思い出したのですが、あそこの居酒屋はおばちゃんたちで持ってるんでしょうね。

つまみが特に旨いというわけではない。
まずくはないが、普通の居酒屋メニュー。

ただ、古い酒場に独特の雰囲気があって、特に働いているおばちゃんがやたら嬉しいそうにお客さんを相手にしているのね。
それが変な宗教に入ってる妙な明るさとかいうのではなく、心底お客さんの相手をするのが楽しいといった様子でした。

↑ こちらが斉藤酒場。意外に女性客が多い。

労働というのが「苦役」という考えもあるだろうけど、客とすると苦役でやってもらうより、楽しそうに食べ物を運んでもらった方がいいことは確か。

労働の本質を見たような気がいたしました。

 
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小石川散歩しました

2015-08-24 09:14:49 | Weblog

昨日は一昨日に続いてお散歩の日。

先ずは小石川の伝通院に立ち寄り、家康公の生母・於大の方に参拝。
大学院時代に伝通院が経営する淑徳学園という高校で講師をしてたことがあり、それ以来でした。懐かしいというより、あんまり前なんでなんだか忘れてしまったなあ(笑)。

牛神社なるお宮に立ち寄り・・・

江戸川橋のパイロンという餃子で昼食。

江戸川橋公園の小径を通り・・・

早稲田大学の大隈講堂を初めて見て・・

都電に乗って・・

畏れ入谷・・じゃない

雑司ヶ谷の鬼子母神さまに参拝

で、最後は池袋に出て

かぶら屋で一杯♪

さんざん飲み食いして1人3000円でした♪

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川越散策いたしました♪

2015-08-23 08:38:56 | Weblog

昨日は絵画教室のお弟子さんに連れられて、川越市立美術館で開催されているディック・ブルーナ展を見たあと、川越散策。その後、大学時代の友人がやってる店に立ち寄り、彼と十条で一杯という変則の1日でした(ブルーナに関しては後日また)。

川越藩はいわば徳川幕府の直轄地の役割を果たしていたそうで、街道のそこかしこにその片鱗が伺えます。

なるほど、小京都ではなく小江戸と呼ばれる理由がわかる。

ただ、蔵の町として有名な観光地は江戸時代のものではなく、大正時代の大火のあと、蔵造りが火に強いことがわかってから再建したものだそうで、 蔵を改造した喫茶店などに入ると、天井の梁に建てた年月日と棟梁らの名が書かれているものがあったりとなかなか趣深い。

蔵の店はどこも一様にウナギの寝床で、奥が深いのは京都と同じ。
これは間口によって税金のかけかたが変わったからでしょうか。

喫茶店の奥のトイレを借りると、そこに寿司屋が営まれていたりと、この町の懐の深さが伺えました。

↑ こちらは菓子屋横丁。火事の後が更地になって痛々しい・・・

↑こちらは大正浪漫通り。
↓友人のお店はこちら、私がキャラクターを描いた商品もあります♪

↓ こちらは川越の老舗和菓子屋・道灌。道灌饅頭が一番人気だそうです♪

↓ で、最後は十条の斉藤酒場で一杯。つまみも酒も普通なのに、働いているおばちゃんたちが、あまりに楽しそうなので居心地の良さは抜群でした♪

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ケララ特別食事会

2015-08-21 08:52:18 | Weblog

少し前の写真ですが、「ケララの風」の特別食事会を大枚4億円支払って(ウソです)開催いたしました。
上は大根もちを使った南インドの家庭料理に舌鼓です♪
本場ではもちろん、大根もちを使うわけではないようですが、似た食材はあるようです。

ケララの風の沼尻シェフが現在、第一夫人と一緒にインドはケララ州探訪で、新たな食を探求しに行ってるそうです。

南インドの辛いオムレツ♪

鶏レバーのカレーは粒マスタードが効いて美味

アジとマスタードのカレー

ビーツとココナッツのポリヤル

ワダさんです♪

ワダにつけるサンバルとココナッツ+ししとう

米粉のヌードルです

 
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「マッドマックス 怒りのデスロード」は「北斗の拳」の実写版ではありません

2015-08-20 16:11:49 | Weblog

遅まきながら、「マッドマックス 怒りのデスロード」見てきました。

お若い方はこれを見て「北斗の拳」の実写版だと思うかもしれませんが、実は最初の「マッドマックス」シリーズのデザインを、北斗の拳が真似たのですね。

27年ぶりの新作、監督も脚本も最初に「マッドマックス」を作ったジョージ・ミラーとあって、世界観が確立されてます。

万人に受けるという映画ではありませんが、話題になっただけあって見応え十分。
見たらバカになりそうな映画のようで、制作サイドの知性が伝わってくる迫力の逸品でした。

久々に劇場で映画を見ましたが、興味のある方は一度ぜひご覧くださいませ。

日本のアニメにも影響を与えたシリーズが、新たな形で生まれ変わった作品といえましょう。

個人的にはフュリオサ大隊長役のシャーリーズ・セロンが大好きです。
シャーリーズ・セロンの世論は抜群?・・・なんて、ウフッ♪

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顔は心の鏡 番外編~藤家ちゅん平さんの顔の変遷

2015-08-19 10:19:38 | Weblog

本日は「顔は心の鏡」、先日の講演では申し上げてない番外編です。

先日、ちゅん平こと藤家寛子さんから顔を描いてという依頼があって、最近の写真を送られてきたのだけど、自信に満ちた良いお顔になっているのにびっくり!

10年前から、これほど顔つきの変わった人を私は見たことがありません。

赤い本として有名な、最初の「自閉っ子、こういう風にできてます!」の時、ちゅん平は167cmの身長に体重は30kg代という、骨皮筋右衛門な自閉っ子でした。

↑ その時には、文字通りチュンチュン鳴いてるスズメのよう。

このイラストそっくりのアスペの子だったのですが、その後の精進によって、さまざまな問題をクリアしていくうちに、講演の際などにこのイラストが「似てない」という声を聞くようになったのです。

いやいや、似てないはずはない。あの時はそっくりに描いたはずなのに・・・
そう思って、その時のちゅん平の顔を見たら「た、たしかに似ていない」

そこで神田橋條治先生の「発達障害は治りますか?」では、ちゅんをスズメから人間に格上げ。

ご本人同様、スタイルの良いメガネ美人に描きました。

今度は、その時のちゅん平そっくりになりました。

ところが先日送られてきた写真で、またびっくり。また顔つきが変化しているではありませんか。

もちろんスズメから人間といった劇的な変化ではありませんが、何やら顔に自信が満ちあふれて実に生き生きしているのです。

ははあ、これはもしかしたら先日鹿児島で受けた無礼な質問の呼び戻しだな。

あの時はアルジャーノンみたいに、元に戻ってしまうのでは? という不安を周りに思わせたのですが・・・あにはからぬや、我らがちゅん平は、それを反対に自分の糧にして自信を身につけたのですね。

すごいぞ、ちゅん平!
何てたくましいんだ、おぢさんは嬉しいよ♪

その写真は制作上のツールなので、ここでは公開しませんが、本当に自信に満ちあふれた美しい顔でした。

「発達障害は治りますか?」と聞かれたら、社会で活躍するちゅんたちの生き生きした姿から「治ります」と断言できると確信した次第です。

顔は心の鏡。それを実感した次第です♪

 
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顔は心の鏡 其の二

2015-08-18 13:56:54 | Weblog

「顔は心の鏡」の2回目です。
前回、政治家の顔について述べましたが、本日はアートの話をいたしましょう。

上の絵は「狩り場のチャールズ1世」。
17世紀のはじめ、イギリスで活躍したフランドル生まれの画家、ヴァン・ダイクの筆によるものです。

こちらはタイトルの通り、西洋の王侯貴族が大好きだった狩り場の絵ですが、鏡の前でこれとそっくりなポーズをとってる人を、ジムのロッカーで見ました。ちゅうか、そういう人は毎日のように大勢おりまして、今さら言うほどの話ではありません。

きっとチャールズ1世も鏡の前でこんなポーズをとっていたんでしょうな。

肖像画というのは、絵描きにとって二重三重な難しさがあります。
ひとつには、そもそも似顔絵のような線画ならともかく、油彩でそっくりに描くというのは相当な技術が必要です。

たとえばコピー機でその人の写真を拡大して、輪郭をトレースしても、技量がなければ絶対に似てきません。これは人間の顔はあくまで三次元なので、輪郭は1cm、1mm写真の角度が変わっても全然違うものになってしまうからです。

さて、その課題をクリアしたとして、そっくりに描いた肖像画を果たしてクライアントが気に入ってくれるかは別問題です。芸術的にいくら優れものでも、「こんなのわたしじゃない!」と思われたら、肖像画としては役割を半分以上果たせなかったことになるのです。

さて、このチャールズ1世のポーズをご覧くださいませ。
よくスナップ写真などで、いちばんよく写るものが自意識だなんて言いますが、肖像画の場合はそれを如何に表現するかが肝心です。

チャールズ1世は多分にナルシスティックな人なようですが、人によると美醜に関わらず男でも女でも 鏡が好きでない、写真に写るのが好きでないという人も少なくありません。

実物より格好よく描けばクライアントが満足するというものではなく、じぶんが描いてる良い面のイメージを絵にすることが肝要なのですね。

ただ、この王様の場合は、一番自分が満足する姿というのが、このナルシスティックなポーズだったのでしょう。

ヴァン・ダイクの恐ろしいところは、そうやって鏡に写る王様の姿を見事に描きながら、この人を人とも思わないような視線も同時に描いていることです。
チャールズ1世は、じぶんがこういう目をしてるというのをまったく気にしなかったのでしょうな。

王はこの肖像に大満足だったようですが、心なしかこの冷たい視線は、この15年後にピューリタン革命でギロチンにかけられる運命を象徴してるかのように思えます。

次回はまた明日!

 
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「畑と野菜の絵」少し進みました

2015-08-16 08:26:56 | Weblog

畑と野菜の絵、少し進みました。
お盆休みに一気に描き上げるつもりでしたが、別の仕事が入ったのでまた火曜から再開です。

 
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「どんなことがあっても戦争はいかん」では、戦争は止められんのです。

2015-08-15 09:29:38 | Weblog

畑と野菜の絵、少し進みました。お盆休みに一気に描き上げるつもりでしたが、別の仕事が入ったのでまた火曜から再開です。

昨日は安倍総理の70年談話。
村山談話を継承しつつも、「おわび」は過去形にして直接の謝罪は避けるという内容は評価できるのではないでしょうか。

各党で賛否両論あるというのも、ここまで与党野党で話がこじれている中、全員の意見が一致するというのも変な話ですから、それもまた良しです。

さて、今日の”おはよう日本”では「駅の子」という、終戦直後ストリートチュルドレンになっていた人の話でした。当方、「インドのアチャールくん」の著者であるという関係もあって、つい見入ってしまったのですが、「どんなことがあっても戦争はいかん」のセリフに興ざめ。

やっぱりそこを言わせたいのかと。

元「駅の子」であるこの方がご自分の経験からそう思うのは当然だし、それはその通りなのですが、そこに局側の意図を盛り込まれているのが、なんともあざとい。

はっきり申し上げて「どんなことがあっても戦争はいかん」では戦争は止められんのです。

戦争があればどんな悲惨なことになるか、被害者がどんな目にあっているか。
それを知ることは大切だけど、チベットやウイグルの人たちが、どんな目に遭っているのかを見ればわかるように、 侵略する側にとって、被害者がどんな目に遭おうと知ったことではなく攻め込んでくる。

戦争が起る原因というのは、大きく分けると2つしかなく、それはエネルギーの争奪と宗教です。日本の場合、後者は島原の乱くらいで、これからも宗教が原因の戦争は起りにくい。

尖閣や竹島、北方領土などは前者のエネルギー争奪が関わってくるわけで、話は争いの原因からはじめるべきなのに、感情論ばかりに終止しているのが何とも残念です。

続きはまた後日。

明日は「顔は心の鏡」の続きです。

 
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