小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

みなしご王子・インドのアチャールくん

2007-05-30 18:34:49 | Weblog
アチャールくんの復刊タイトルが決まりました。
みなしご王子・インドのアチャールくん」です。かなりベタな題名ですが、私自身は前の「インドの教え/アチャールくんの路上日記」より良いと思ってます。アチャールくんはストリートチャイルドですが、凛としてプライドがあり、また実際にイラストのように王子の姿もなかなか似あいます。何といっても、王子は流行りですからね~。
最初は「路上の王子」で行くつもりだったのですが、「路上」という言葉は、サブタイトル予定の「ある少年の路上サバイバル哲学」にまわることになりそうです。
今、追加の新エピソードを執筆中。お楽しみに!
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アチャールくん、復活。

2007-05-23 06:18:50 | Weblog
突然ですが、アチャールくんが6月下旬、情報センター出版局さんより復刊されることになりました。旅の指さし会話帳・イタリアで、イラストを担当させていただいた出版社です。
タイトル、判型やカバーまわりを変更してのリニューアルで、若干内容の改変もある予定です。今回はサイズも少し大きくなる予定で、少し読みやすくなるかと思います。
アチャールくんらしく、しぶとく復活です。簡単に乞う、ご期待のほどを!
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蓼品

2007-05-21 22:12:14 | Weblog
休日は蓼品に行く。空気の良いところで気持ちをリセットし、体と心についた澱(おり)を取る。
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2008年・小暮満寿雄展

2007-05-16 09:08:39 | Weblog
来年の2月~3月頃に、また個展を開くことになりました。日程の詳細は、これから画廊と詰める予定です。前回の展覧会は、前のものから2年半近くも間が空いてしまいましたが、次回は画廊のスケジュールもあって、1年と数ヶ月の間隔で開くことになります。
個人的には2年くらい開いた方が楽なのですが、昨年の12月に開催した時は間が空きすぎてしまい、絵画を描く感覚を忘れてしまった反省もあります。絵描きとしては恥ずかしいことです。
もちろん、仕事でイラストやマンガは毎日描いているのですが、やはり絵画制作というのは、それとは違った工程や思考回路で行わないと良い作品はできません。また、次回の著作ではイラストの着色をMacで行うこともあって、それとは反対にアナログ絵画に回帰したいという希望もあります。私はアナログもデジタルも技術的な本質は変わりないと思ってはいますが、それはあくまでテクニカルな問題です。同じ美術作品でも絵画と彫刻が違うものであるように、デジタルで描いたものと、キャンバスに絵の具を塗ったものでは、少なくとも見た目も中身もまったく違う作品になります。
イラストの場合、言いたいことが一つか二つくらいの方がスッキリするのですが、絵画の場合は遥かに重層的で複雑です。
印刷物は、そんなにたくさんの情報を盛り込めないので、単純なイラスト(それもデジタル)の方が適性が良いのですが、アートがそれではいけません。逆に絵画を印刷物にするのは、情報が多すぎてゴチャゴチャ見えるという物理的な問題があります。
ゴッホの本物を見た人なら、印刷とまったく違うのに驚いた覚えがあると思いますが、絵画は藍・紅・黄・墨のプロセスインキ4色で表現するには複雑すぎるのですね。
ともかくも画家として、発表の機会が再び与えられたのは喜ばしいことです。良い作品ができるよう精進しますので、みなさまご期待のほど、よろしくお願いします!
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ラ・スコリエーラ

2007-05-15 10:01:06 | Weblog
昨日は親爺の見舞いに行く前、近所で人気のイタリア料理店ラ・スコリエーラに行ってみる。以前、沖縄料理店だったところを、同じレイアウトで改造した店。開店当時、行ってみて全然ダメだったので、ずっと避けていたのだが、どういうわけかいつでも満員。先日、嫁がまたランチを食べてみたところ、けっこう良かったというので、もう一度試しに入ってみた。
確かに新しい店というのは、開店当時は不備が多くダメな場合も多く、それだけで判断してはかわいそうだということも多々ある。で、こちらで勝手に敗者復活戦を組んで行ったという感じかな。
行くとたしかにクオリティは上がっていて、海鮮ばかりのアンティパストはなかなかのもの(写真左上)。主菜の白身魚のフリットも量がタップリで、本場南イタリアの味そのままだった(写真右上)。これなら夜行っても良いかなと思った次第。
イマイチなのは店員の対応で、別に感じがわるいわけでもないんだけど、「何の白身魚を使ってますか?」と聞いてもすぐに答えられなかったりと、やや気が利かない。ちなみに怒ってこんなことを書いている人もいて・・・これなんか完全に店員の対応ミスだと思う。いや、客商売は大変だ。まあ、私もこの立場だったら同じことを思うだろうけど。同じ店でも人によって評価が変わるのも、この辺のことがあるんだと思う。
親爺は至って元気。物理原稿のイラストチェックをお願いする。早ければ土曜に退院できそう。6月か7月、堪能故宮の取材で台湾に行くよと言ったら、嬉しそうだった。
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照姫祭り

2007-05-14 08:50:08 | Weblog
昨日は母の日ということで、嫁の実家・石神井公園のイベント照姫祭りに行く。
照姫は室町時代の文明9年(1477年)、石神井城は大田道灌の攻撃によって落城させられた、石神井城の城主、豊島泰経の娘で、三宝寺池に入水したという伝説にちなんだもの。話は古いが「照姫祭り」は20年前に町おこしの意味ではじまった、新しいお祭りのようだ。
義母は無類の”あげ好き”で、人にものをあげるのが好きだが、何をもらってもあまり喜ばない。ということで、特に何かをプレゼントということではなく、1日おつきあいする。義兄の娘を連れ、芋を洗うような人出の石神井公園を歩いたあとは、生協で買い物、ロイヤルホストでお食事と、絵に描いたような家族サービス。これが私の実家だと、親爺が病気がちなので同じことはできない。できるうちにしておいた方が良いということか。
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プレ母の日

2007-05-13 08:43:12 | Weblog
昨日は一日前の母の日ということ、ヘアカットに行ったあと赤坂の実家に行く。
どこか4人で外食をするつもりだったのが、その日、書道の弟子(母の)が突然押し掛けてきて、稽古日でもないのに「今度の展覧会の添削をしてくれ」と言われたんだそうだ。人の都合も考えず非常識きわまりない話だが、そこは書道塾といえど、客商売。ムゲに厭とも言えず、引き受けて見てあげたらしいのだが、母は我々が到着した時には疲れて果ててしまい、外で食べる気がしなくなってしまったようだ。いやはや、「迷惑」とは将棋倒し的に回りに波及するもの。プンプン!
別のお弟子さんで同僚だった方の話によれば、その困ったちゃんは”非常識の常習犯”で、そんな話は日常茶飯事、仲間うちでは悪名高いということだ。
弟はインド料理タージに行く気満々だったようで、かなりの落胆ぶり。まあ母が「母の日」に行きたくないとなれば、そら仕方ない。そこでタージでテイクアウトをしてもらうことにする。チキンキーマのカレーとタンドリーチキン、ダル豆のカレー、ミックス野菜カレー、パコラなど、弟に食べたいカレーを選んでもらい、4人で一家団欒。母の機嫌も、弟の機嫌も変える頃にはすっかり収まったようだ。めでたし、めでたし。この折衷案をまとめてくれた嫁に感謝である。
入院している親爺も元気だそうで、まあ良い母の日になった。今日はこれから嫁の実家、石神井公園で照姫祭りに行かないと。
自分のこと以外でも忙しいわ。
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「熱狂の日」ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン

2007-05-06 08:50:03 | Weblog
一昨日、有楽町の国際フォーラムで開催された「熱狂の日」ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンに行く。これで3年目だが、毎年規模が大きくなり、”のだめカンタービレ”の影響もあってだろう、今年は大変な賑わいだ。
今年は民族の祭典というのがテーマで、チャイコフスキーやドヴォルザーク、スメタナ、グリーグといった作曲家が中心。私たちが聴きにいったプログラムは2本で、1本目は東京都交響楽団 、小泉和裕の指揮によるスメタナの「わが祖国」から「モルダウ」など4曲。日本のオーケストラの本領発揮と言える実に精緻な演奏で、プラハに流れるモルダバ川の情景が浮かんでくる。
2本目は義母も加わり3人で一緒に聴く。演目はドヴォルザークのチェロ協奏曲。アレキサンドル・クニャーゼフのチェロ、ウラル・フィルハーモニー管弦楽団、ドミトリー・リスという、すべてロシア人による演奏。ロシア人の演奏家は最近、とみにレベルが高いと聞くが、この日の演奏はたしかに満足度の高いもの。バカでかい国際フォーラムのホールAを考慮したのか、きれいなアンサンブルより、力強いアンサンブルを意識した演奏で、クニャーゼフのチェロは2階の奥まで音が突き通っていく。
2年前にこのホールでベートーベンの「田園」を聴いた時は、まるで物足りない音量で失望した覚えがあるが、今年はどのオケも演奏を工夫して観客を楽しませてくれるようだ。
ウラルというのはロシアではギャグのネタになるほど、ド田舎扱いされてるらしいが、こと演奏に関してはそんなことはない。
たしかに洗練よりも茫洋とした大きさを感じさせる音楽だが、それがドヴォルザークにはピッタリくる。特に2楽章の美しさは絶品。嫁と義母は幸せそうに鼻提灯を膨らませていたが、クラシックのコンサートは美しいパートほど眠くなるもの。かくいう私もスメタナの演奏で、何度か意識が途切れる場面がありましたわん♪
それにしても「熱狂の日」は、すでにゴールデンウィークの大イベント。送迎バスが何台もやってくるし、屋台もレストランも満員だし、1700人という参加アーチストが幕間の一時を観客に混じって見かけることができるのも楽しい。
音楽鑑賞のあとは義母をつれてフォーラム前の「パパス・ママス」で軽食。腹具合がわるく、昨日から何も食べてないという義母は、なぜか「ピザ」食べたいと言い出し、ピザとケーキと紅茶という妙な取り合わせを注文。ピザは窯で焼いた「ピッツァ」と呼んで恥ずかしくない一品だが、いきなりこんなもの食べて大丈夫かあ?(大丈夫だったそうですが)。
義母と別れたあとは、父の見舞いと実家の訪問。少しは親孝行ができたかもしれない一日でした。
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ブラッド・ダイヤモンド

2007-05-04 10:36:56 | Weblog
今月、1日の話になるが、銀座に納品しに行ったついでにディカプリオ主演の映画「ブラッド・ダイヤモンド」を見てきた。
アフリカ中部のシエラレオネを舞台にした、ダイヤモンドをめぐる内戦の話で、大変よく出来ていて面白かったのだが・・・いや、アフリカの内戦は何とかならんものかと思った次第だ。
最近、「ホテル・ルワンダ」とかティム・ロビンス主演「輝く夜明けに向かって」など、アフリカを舞台にした映画を見る機会が多かったのだが、共通して言えるのがバイオレンスシーンやたらに過激なことだ。当然ながら、アクションシーンが目的でないから、「宇宙戦争」の火星人のように、前ふりなしにいきなり殺す。人を殴ることや殺すことに、まるでためらいがない。映画だから誇張してるのでもなさそうで、突然侵入してきて、頭を思いっきり殴る。ナタで刻む。機関銃で撃ち殺す。見ていて不愉快な暴力シーンである。
アフリカを長いこと自由旅行していた友人の話では、アフリカを支配しているのは暴力だという。たとえば、泥棒が誰かに捕まったとすると、周りの人間が雲霞の如く集まりボコボコにするというのだ。まあ、見てきたわけではないので、あまりいい加減なことは言えないが、部族同士の抗争が激しいアフリカにおいて力・・・暴力というのは必要悪なんだろう。
白人支配の責任はあるだろうが、同じ植民地でもインドやタイでは状況が違う。おそらく、全然違う文化圏なんだろうな。
それにしてもアフリカ大陸は妙に資源が豊富なことが、利権の取り合いを引き起こし、余計に問題をややこしくしているようだ。日本の経済発展の理由には、利権の絡む資源が少なかったこともあるかもしれない。そういえば北朝鮮の六カ国協議だが、アメリカの軟化の一因に、北に埋蔵されてる豊富なレアメタルが目当てという話がある。こまったものだ。
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親爺さん、熱を出す

2007-05-03 09:33:33 | Weblog
一昨日のこと。親爺が元気だと思って安心していたら、早速熱を出したと、弟から連絡を受ける。行けば、いつもに比べると大したことはない。意識もしっかりしてるし、手足もある程度動く(父は8度超えると、動けなくなる)。
だが、往診の先生の(電話で)「悪くなる前に救急車を呼んだ方が良いですよ。行って、血液検査やレントゲンをしてもらった方が安心です」というアドバイスで、慈恵に直行。いつものパターンである。救急車は4月に入った新人らしく、いつもに比べて手際が悪い。深刻な状況だったら、ちと困るぞい。
はたして行けば、高齢ということで入院が決定。まあ、仕方あるまい。父は至って能天気で、ケロリとしている。
実はその日、ショートステイの老人ホームを予定しており、それは当然キャンセル。どちらも親爺にとっては一緒なんだろう。昨日、見舞いに行ったら、例によってクークー寝ており気楽なもの。修羅場をくぐってきたためか、能天気な性格のおかげか、これが長生きの秘訣なのかもしれない。まあ、この程度なら万万歳かな。
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