小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

今年もお世話になりました〜2024年もよろしくお願いいたします!

2023-12-31 09:19:23 | Weblog
今年も弟の2ヶ月にわたる入院と生還をはじめ、色々ありました。
ここ3年ほどはコロナがあったり、小暮家シェアハウス計画がもろくも崩れたりと、大変なことの連続でしたが、弟の退院を境に少しづつ明るい方向に変わってきたようです。
個展も無事に終了で、ここ2ヶ月くらいは平穏な暮らしが戻ってきましたが、今年はそんなこともあってブログの更新が切れ切れになりました。
来年は少しでも発信を増やしていく所存です。
それではみなさま、2024年も何卒よろしくお願いいたします。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

誕生日に思う「年を重ねても、人間少しもできてこないこと」〜されど年を重ねて、ようやくできること。

2023-12-27 10:37:28 | Weblog
すっかりブログ更新が空いてしまいました。
冬至の12月22日は誕生日でした。
特に誕生日は公開してないのですが、SNSでメッセージを送ってくれた方も多くいらっしゃいました。
お祝いされるとやはりわるい気はしませんね。
誕生日が嬉しい年齢ではありませんが、メッセージありがとうございました!
誕生日の前日は柔道仲間と稽古納めと忘年会でしたが、長年の旧友と話したことは「年を重ねても人間変わらない」ということでした。
いや、開き直っているんじゃないですよ。
良い方に変わろう、少しでも進歩しよう。
自分ではそうは思っているし、人間いくつになっても進歩はするものです。
しかしながら、そうは思っていても決定的に変わらないものがあって、それは人間の業のようなものでしょうか。
「いや、昔は年を取ったら、人間ができてくると思ってたが、そんなことはまったくないな」
「そうそう、逆に怒りっぽくなるし、辛抱がきかなくなる」
「Nさんも亡くなる前、妙に怒りっぽくなっていたからな」
「よくキレてたよね。体調もわるかったんだろうな」
そうなんです。
年齢を重ねて辛抱が足らなくなる、ひとつの理由には体調の問題もあるでしょうね。
自分を律したりするには体力がいりますからね。
その一方で、年齢を重ねても壊れない、壊れにくいものがあります。
それは長年積み重ねてきたもので、私の場合でいえば「絵を描く」ことでしょうか。
才能というのは、たとえて言えば容姿のようなものだと思います。
見た目の若さは年齢とともに失われていきますが、修練で得たものは、本当の意味で身についたものなので、ひじょうに壊れにくい。
…と言えるほど、今まで修練を積んだかはわかりませんが、私の場合で言えば、最近ようやく引き算ができるようになり、少しは進歩してきたかな。なんて思ってます。
そんなわけで最近は年齢を重ねるのが、そんなにイヤでなくなってきましたが、あいかわらずモノ忘れはする、自分に立てた目標を「明日からやる」といって明後日に伸ばすなど、少しも人間が進歩しない自分でした(苦笑)。
そんな誕生日は妻と合羽橋を散策。
写真はその帰りに寄った、ビアンコ・ワインという若い店主二人がいとなむお店。
いや、やっぱり若いって良いなと思わせる良いお店でした♪
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

皇室との関係が深い「評論家 乃万暢敏チャンネル」のYouTubeに出演(其の二)〜全4回、最終回も含めてすべてアップいたします。

2023-12-20 14:43:59 | Weblog
皇室との関係が深い評論家の乃万暢敏(のま・のぶとし)先生の動画に出演させていただきました。
先に全3回と書きましたが、4回の間違いでした。
前回ブログを書いた時には、まだ最終回の4回目がアップされてなかったのですね。
最終回はテンペラの材料を作る場面を撮影されています。
ご笑覧くださいませ!



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小津安二郎の『麦秋』(1951)を見てわかった、「キレる老人」以外の昭和にあったもろもろの事。

2023-12-19 11:49:26 | Weblog
先日見た小津安二郎の『麦秋』が、後になってじわじわ来ています。
キレる老人が増える理由〜
なぜか小津安二郎の『麦秋』(1951)を見てわかりました。
先のブログでは、70年前に子供だった人たちが、今になって「キレる老人」になったということを申し上げましたが、実はそれだけではありません。
周知のように小津作品は、娘の嫁入りや親との死別といった、どこの家族にもあるテーマを淡々と描いています。
ハリウッド作品のように善悪がはっきりして敵味方がいる話はひとつもありません。
これはどういう事かと言うと、小津安二郎は自らの考えを観客に主張していないということですね。そのかわり小道具などに監督自身の持ち物を使っていたり、また構図など美術的な見せ方に徹底的にこだわっています。
哲学を主張せず、美の追求に専念する点は『源氏物語』以降、日本の芸術のひとつの流れではありますが、源氏などと根本的に違うのは「哲学や思想がないわけではない」ということです。
▲画像はすべてWikiより。
たとえば70年前の日本はお見合いが当たり前で、家どうしがうまく行けば「めでたし、めでたし」なのですが、生涯独身だった小津安二郎は、そんな単純な捉え方はしていませんでした。
映画『麦秋』の中では、縁談がうまく行った紀子(原節子)が、その後でひとり泣く場面があり、お嫁に行くことを手放しで喜んでいるわけではありません。
そりゃそうです。たまたま隣どうしだっただけで、好きか嫌いかもよくわからない男性と、いきなり結婚しろと言われてもわからないよね〜。
よく年配の人から「昔は良かった」「昭和の時代は良かった」という声も聞きますが、私はあの時代すべてが良かったわけでもないと思っています。
今の世の中、昭和に比べて何かと窮屈になった面はありますが、 あの時代のパワハラやモラハラはひどいものがありました。
そもそも、パワハラやモラハラなんて言葉自体がなかったからね。
『麦秋』を見ると、男が家の中で何もしない度合いや、パワハラ言動など、けっこう目に余るものがあります。また奥さんに何かを渡す時に、普通に畳に投げ捨てるなど、とにかくそんな感じです。

後から見るとあの時代のムチャクチャさは面白くもありますが、一言で「良かった」とは言えません。
法律には「遡及処罰禁止の原則」があります。
その法律ができる前の過去に起こったことを、今の法で裁けないということですね。
しかしながら、「その時代で行われていたことが、良かったか悪かったか」を考えるのは、個人の自由です。
実は70年前の小津安二郎も、そのように思いながら、当時の世相を淡々と描いていたのではないかと思います。終戦6年後なんて、そんな良い時代のはずはありませんからね。
戦時中にシンガポールで初めて『風と共に去りぬ』を見た小津は、 「日本は負ける」と思ったそうです。こんな映画を作る国と戦争をしても勝てないと思ったとか。
小津の映画を評して、ヴェンダースだったか(?)は「地上から10cm浮いた日常」と言いました。これは小津のカメラアングルが、その位置から撮っていることもありますが、もともとは鈴木大拙が「禅」の本質について集約した言葉だそうです。
「禅」が小津作品の本質かわかりませんが、この機会にもう少し小津安二郎作品を見てみようかと思いました。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ワンちゃんの絵〜モモとサクラがクライアントさんの玄関に飾られました!

2023-12-18 11:32:41 | Weblog
先週の土曜、西東京は武蔵五日市にあるクライアントさんの家に行き、ワンちゃんの絵〜モモとサクラの肖像画を玄関に飾りました。
けっこうな大きさと重さだったので、クライアントさんのご好意で赤坂の拙宅まで車で取りにきてくださいました。
このサイズの絵を持って、混雑した新宿駅を通過するのは、かなり難儀なことなので本当に助かりました。ありがとうございます。
▼こちらがモモ。ほぼ実物大(笑)。

▼こちらがサクラ。モモより一回り小さいですが、同じ7歳です。

20号に額をつけると、身長180cmのクライアントさんと比べても結構な大きさです。
重さもかなりあったので、取り付けるまでは不安もありましたが、先方が柱の位置などを確認してくれたので、取り付け作業はわずか10分ほどで完了!
個展会場で見るより、さらにお家の玄関になじんでくれて、「家が明るくなりました」「良いことありそう」と喜んでいただけました。
お家が絵を待っていてくれたようで、本当によかったです!
肝心のモモとサクラは、自分たちが人間だと思ってるみたいで、この絵のモデルが誰だかわかってないようでしたけどね〜(笑)。
クライアントさん一家に、さらなる幸せが来ますよう♪

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キレる老人が増える理由〜なぜか小津安二郎の『麦秋』(1951)を見てわかりました。

2023-12-15 11:01:51 | Weblog
▲小津安二郎『麦秋』(1951) wikiより
昨日の夜、たまたまオンエアされていた小津安二郎の『麦秋』を見ました。
なにせ72年も前の映画です。
今見るとかえって新鮮に思える映像に驚くとともに、さすがに今の価値観と乖離した家族のあり方に、別の意味でびっくりしました。
今とは年齢の感覚が違うとはいえ、原節子演じる紀子が、まだ28歳に「行きおくれ」という言葉が使われ、自らがそれを口にしています。
令和の世の今なら、レッドカード一発退場ですね(笑)。
そして、紀子の縁談の相手が40歳。
紀子の母らは「年が離れすぎている」不満を口にするが、兄(笠智衆)は「紀子の年齢では贅沢は言えない」とたしなめるのです。
でも、この辺の世代の相違は想定内ですね。
本当に驚いたのは脇役で出てくる、当時の子供たちの態度です。
当時、高価だったろう鉄道模型で遊んでいるところを見れば、北鎌倉のお坊ちゃんたちのはずです。
しかしながら、目上の大人たちに対する態度や素行がなっておりません!
モノをもらう時に、礼も言わず平気でブン取る。
鉄道模型のパーツを買ってくれない親に「嘘つき」と言って、家を出て行く。
お父さんが買ってきた食パンを蹴とばしてボロボロにする。
もちろん、映画『麦秋』はお話であって実際の話ではありませんが、当時はこういう子たちが裕福な家庭にも当たり前にいたのでしょう。
今時の子で、パンを蹴とばすなんて、ありえません。
1951年といえば、戦後まだ6年でGHQの統治下です。
当然、ここに出てくる5歳から8歳くらいまでの子は戦争を知りませんし、戦後急激に変わった価値観で育ってきた子です。
映画は72年前ですから、この子たちはちょうど70歳後半から80歳くらいになっている計算になりますね。
昨今、「キレる老人」と言われる世代の走りでしょうか。
この子たちは、その後の人生で…モノをもらってもお礼も言わず、自分の主張が通らなければ逆ギレして、食べ物を蹴とばす人生を送りながら、70年以上も生きてきたことになりましょうか。
なるほど、キレる老人が増えてきたのは、昨日今日から生まれたわけでなく、もっと根の深い話だったわけです。
もちろん、この世代の人々が全員そうだとは思いませんが、戦後GHQが行った教育の効果…おそるべしと言うところでしょうか。
70年前の普通の家庭を描いた小津安二郎作品から、別のものが見えてきた次第です。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

六本木交差点から麻布台ヒルズの街並みに感じた「六本木」の衰退と荒廃ぶり。

2023-12-14 10:01:35 | Weblog
▲麻布台ヒルズの入り口エスカレーターは、お一人様専用。
駅のエスカレーターは、いくら「歩かないでください」とアナウンスされても、みんな片側を開けるので、こういう工夫をしたのですね。
見ての通り、行列の人数は駅のお二人様用のエスカレーターと変わりませんから、良い設計ではないでしょうか。
麻布台ヒルズのある飯倉片町周辺は、六本木駅からも神谷町駅からも歩くため、アクセスがイマイチの地域だったのですが、良い感じのオープンだと思いました。
▼こちらは六本木ヒルズ。オープンから20年経つのですね!
東京ミッドタウン、六本木ヒルズ、麻布台ヒルズ。
ゴールデン・トライアングルと言って良いのかな(笑)。
久しぶりに六本木交差点から、麻布台ヒルズへ向かう道を歩きましたが、その間の街並みの荒廃ぶりに、ちょっとびっくりしました。
昔はディスコビルだったロアビルは解体工事間近。
その真向かいのドンキホーテ周辺は、たまたまだったかもですが、 真昼間から怪しい人たちが闊歩しておりました。見た目は外国人だったけど、言語は日本語。
さすが、六本木というべきでしょうか。 
この風景、どこかで見たことが…と思ったら、そうです。
昭和の風景じゃありませんか。
それも昭和の新宿とか池袋の風景と言いましょうか。
六本木には、麻布警察署跡辺りにジムがあるので頻繁に行くのですが、コロナ後は夜の人口がめっきり減りました。
昔は渋滞で進まなかった外苑東通りも、 まばらな感じだし。
いや、かつての六本木の勢いは今は昔というところでしょうか。
場所柄、治安の心配もありますね。
ロアビルの再開発が済んだら、この周辺も変わるのかな。
麻布台ヒルズより、そちらが気になる感じでした。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「小暮満寿雄展2023〜What is art ? This is art」Web公開をいたします!(其の一)

2023-12-12 11:00:17 | Weblog



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2週間におよぶメールトラブル解決!〜問題はパスワードだけでなく、サーバー設定すべてでした。

2023-12-11 15:59:27 | Weblog
11月25日から続いていたメールトラブル、先週末のようやく解決しました。
つながらずにご迷惑おかけしたお客様には、本当に申し訳ありませんでしたが、もう大丈夫なのでご容赦いただければ幸いです。
以下、ご興味ある方だけおつきあいください。
最初のトラブルの元は契約しているロリポップの私のサーバーに、不正と思われるアクセスがあり、そのことで先方がパスワードを変えてしまったことにありました。
そこで「パスワードの再申請」がスムースに行けば、事は長引かずに済んだのですが…何度パスワードを再申請しても、いっこうにメールがつながらなかったことが問題でした。
通常ならオペレーターに連絡してすぐに解決するのですが、ロリポップの場合、オペレーターと電話で話す場合もパスワードが必要。
仕方ないのでチャットとメールのやりとりをしましたが、これが「パスワードの再申請をしてください」という答えの堂々巡りです。
いやいや。
何度やっても、新しいパスワードに切り替わらないのが問題だって言ってるんだけど〜!
もしかして、私の使っているMacが2018年のPCなので、そこに問題があるかと考え、アップルのオペレーターに問い合わせてみましたが、やはり問題は解決せず。
オペレーターさんからは、「これ以上はわかりません」との回答でした。
しかしながら、そのアップルオペレーターのナビに従って、私のロリポップ・サーバー設定を確認したところ、良いところまでは行きました。
私のメルアドのサーバー設定の中で、変えられていたのはパスワードだけでなかったことがわかったのです。
ロリポップにおける私のサーバー設定が、ほとんどの項目で別のものに更新されていたのですね。
妻にその話をしたところ、「ぜったい元どおりになるはず」と言い、PCと格闘すること90分。なんと無事、復旧させてくれました。
おおおお、妻かしこい!
どうやらロリポップ側で変えていたのは、パスワードだけでなく、その他の設定すべてだったのです(ホスト名やポートの番号など)。
サーバー設定すべてを新しいものに変えないと繋がらないという…そんなの私にわかるワケないじゃないか。
まったくロリポップさん。
もう少し親切にしてくださいよ、と思いましたが、サーバー設定やパスワードは、定期的に自分で管理しないといけないわけなので、こちらの不手際もないわけなし。
でも、同じトラブルがあったら、これを速やかに解決できる人は少ないんじゃない?
他社のサーバーとはいえ、アップルのオペレーターだってお手上げだったわけだしさ。 
ともあれ、元どおりになって何より。
妻には本当に感謝、よくこのトラブルを解決できたと感心しきりでした♪
写真は日曜の麻布台ヒルズです。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花風社さんの新刊『発達障害治療革命! 脳神経内科医からの提言』、“革命”の名にいつわりなし!〜二度三度繰り返し読むことをオススメいたします。

2023-12-10 10:07:49 | Weblog

花風社さんの新刊『発達障害治療革命! 脳神経内科医からの提言』が上梓され、早くも話題になっていますね。
当初は『どいつもこいつも元々魚』というタイトルだと思っていて、イラストのファイル名はすべてこれで通していましたが、『発達障害治療革命!』はまさに内容そのもの。しっかりした書名になったと思いました。
▲花風社サイトからご注文された方にはもれなくオリジナルクリアファイルがついてきます。おさかなのイラストは浅見社長ご自身で、色は私がつけました(笑)♪
さて、この新刊。まさに看板にいつわりなしですね。
著者は脳神経科の専門医・田中伸明先生。
この本のすごいところは、ヒトという生き物がどういう進化の過程を経て、現在に至っているかを遡っていることです。
その中で、胎児はわずか32日間、38日間という短い期間の間に、ヒトがその昔…魚だった時、爬虫類だった時の姿をあらわします。

ヒトが魚だった時代、爬虫類だった時代、別の哺乳類だった時代…生きるための能力が、それぞれの時代で違うのですが、発達障害に人にはそこのヌケが埋められていないというわけですね。
以下、本書引用。
哺乳類が誕生した当時は、巨大な爬虫類達の全盛時代でした。爬虫類には鼓膜はなく、高い音が聞こえません。爬虫類に捕食される可能がある小さな哺乳類は、高い音を出して、高い音を聞こえる仕組みで、爬虫類に感知されない高音コミュニケーションシステムを創ったのです。
つまり、発達障害の人で高音が聞き取りにくい人がいるのは、この爬虫類時代の名残である可能性がある。
そこを補完するためには、「身体へのアプローチなどが効果的」というのが、この書物のキモというわけです。
え、じゃあどんなアプローチは効果的なんだって?
いやいや。
それは、実際に本書を購入してお読みくださいませ♪
さまざまなアプローチやヒントが散りばめられていること、請け合いです。
また、手にして二度三度繰り返してお読みいただくことをオススメします。
この本について、イラストやクリアファイル誕生のエピソードはまだまだございますので、そちらは後日続きを書きたいと思います。
お楽しみに!

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リドリー・スコットの『ナポレオン』〜面白いという映画ではありませんが、一見の価値アリです!

2023-12-07 10:49:51 | Weblog
昨日、拙宅のマンションは9時から14時まで断水だったので、たまたま時間帯と上映時間が合った映画として『ナポレオン』を見に行きました。
2時間40分という上映時間があっという間…ということは、まったくなく(笑)、評判通り面白い映画というではありませんでした。
ただ、一見の価値がある作品だったことは間違いありません。
こんな弱そうなナポレオン、映画史上はじめてかも…ですね。
名優ホアキン・フェニックスは終始不機嫌そうな表情。
エジプト遠征中、ナポレオンはフランス国内の情勢悪化で本国に戻ったとされていますが、映画ではジョセフィーヌの浮気で帰国したことになっています。
たぶん、両方とも史実なんでしょうけど、嫉妬するナポレオンのなんとも情けない表情はホアキン・フェニックスならではです。
ジョセフィーヌ役のヴァネッサ・カービーはミッション・インポッシブルの近作2本に出演ですが、見ているときはまったくわかりませんでした。
本作が一番きれいですね。
魅力的なジョセフィーヌで、ナポレオンが生涯一番愛しただろうというのも納得です。
この作品では、ナポレオンとジョセフィーヌの葛藤と、戦場でのシーンが交錯する作りになっていますが、戦争の凄惨さがすさまじい!
当時は弾丸をまともに当たる平原を歩兵が行進していったのですね。
私は高校生の時に見た、キューブリックの『バリー・リンドン』でそのことを知り、本当にびっくりしたのですが、あの戦術は歩兵に「死ね」と言っているのと同じです。
ワーテルローの戦いの場面で、戦争の天才と言われたナポレオンが、同じ戦術をとっていたことにもびっくりしました。
リドリー・スコットは本当に戦争がきらいなんでしょうね。
こんな凄惨な戦争はスピルバーグの『プライベート・ライアン』以来でしょうか。
以下、ちょっとしたネタバレ
ファーストシーンは、マリー・アントワネットのギロチンではじまります。
でも、リアルな首切りの場面より、劇中劇でギロチンを喜ぶ大衆の姿の方がグロテスクだったのは何とも残酷な。大衆、群衆こそモンスターだという言葉を思い出します。

途中、何度も「長いな」と思いましたが、最後の場面が終わり、ナポレオン最後の言葉「フランス、陸軍、ジョセフィーヌ」というテロップが出たときは、おもわず涙腺がゆるみました。
面白い映画ではないけど、もう一度見てもいいなと思わせる、実に不思議な作品です。
映画が終わってからは、久しぶりに六本木ヒルズの中でひとりランチ。
ゴールデンタイガーで担々麺と餃子のセットをいただきましたが、担々麺の意外な美味しさにびっくり。一緒につけてもらったご飯もびっくりの旨さでした。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リドリー・スコットの『ナポレオン』〜面白いという映画ではありませんが、一見の価値アリです!

2023-12-07 10:48:48 | Weblog
昨日、拙宅のマンションは9時から14時まで断水だったので、たまたま時間帯と上映時間が合った映画として『ナポレオン』を見に行きました。
2時間40分という上映時間があっという間…ということは、まったくなく(笑)、評判通り面白い映画というではありませんでした。
ただ、一見の価値がある作品だったことは間違いありません。
こんな弱そうなナポレオン、映画史上はじめてかも…ですね。
名優ホアキン・フェニックスは終始不機嫌そうな表情。
エジプト遠征中、ナポレオンはフランス国内の情勢悪化で本国に戻ったとされていますが、映画ではジョセフィーヌの浮気で帰国したことになっています。
たぶん、両方とも史実なんでしょうけど、嫉妬するナポレオンのなんとも情けない表情はホアキン・フェニックスならではです。
ジョセフィーヌ役のヴァネッサ・カービーはミッション・インポッシブルの近作2本に出演ですが、見ているときはまったくわかりませんでした。
本作が一番きれいですね。
魅力的なジョセフィーヌで、ナポレオンが生涯一番愛しただろうというのも納得です。
この作品では、ナポレオンとジョセフィーヌの葛藤と、戦場でのシーンが交錯する作りになっていますが、戦争の凄惨さがすさまじい!
当時は弾丸をまともに当たる平原を歩兵が行進していったのですね。
私は高校生の時に見た、キューブリックの『バリー・リンドン』でそのことを知り、本当にびっくりしたのですが、あの戦術は歩兵に「死ね」と言っているのと同じです。
ワーテルローの戦いの場面で、戦争の天才と言われたナポレオンが、同じ戦術をとっていたことにもびっくりしました。
リドリー・スコットは本当に戦争がきらいなんでしょうね。
こんな凄惨な戦争はスピルバーグの『プライベート・ライアン』以来でしょうか。
以下、ちょっとしたネタバレ
ファーストシーンは、マリー・アントワネットのギロチンではじまります。
でも、リアルな首切りの場面より、劇中劇でギロチンを喜ぶ大衆の姿の方がグロテスクだったのは何とも残酷な。大衆、群衆こそモンスターだという言葉を思い出します。

途中、何度も「長いな」と思いましたが、最後の場面が終わり、ナポレオン最後の言葉「フランス、陸軍、ジョセフィーヌ」というテロップが出たときは、おもわず涙腺がゆるみました。
面白い映画ではないけど、もう一度見てもいいなと思わせる、実に不思議な作品です。
映画が終わってからは、久しぶりに六本木ヒルズの中でひとりランチ。
ゴールデンタイガーで担々麺と餃子のセットをいただきましたが、担々麺の意外な美味しさにびっくり。一緒につけてもらったご飯もびっくりの旨さでした。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日野煉瓦ホールに第九の演奏を聴きに行きました〜日野は新撰組だけではない、音楽の町でした♪

2023-12-04 09:56:43 | Weblog
昨日は西東京は日野にある日野煉瓦ホールに、第九の演奏を聴きに行きました。
こちらは以前ブログにも書いた、サントリーホールで行われた「若き音楽家」によるコンサートの流れです。
サントリーホール、若き音楽家によるフレッシュオペラ
「ヴェルディ:ラ・トラヴィアータ(椿姫)」を見て来ました〜
素晴らしい講演でした!
同じ友達の長女Mさんがヴァイオリンを担当するのですが、この時は桐朋学園の学生だった彼女は、今プロのヴァイオリニストとして活躍中。指揮者の村上寿昭先生のご指名で、日野祝祭オーケストラにプロの助っ人としてお声がかかったそうです。
そういえば、ショパンコンクール2位の反田恭平さんも奈良で自身のオーケストラを立ち上げましたが、日野祝祭オーケストラもそんな若手ミュージシャンが活躍できる場として立ち上げられたそうです。
若手オケの演奏はフレッシュそのもの。また、第一線で活躍するソリスト声楽家たちと合唱のレベルが高いのにびっくり!
先ずは第九の前に演奏されたモーツアルトの「魔笛」やマスカーニに魅了されましたが、やはりベートーヴェン先生の第九は圧巻としか言いようがありません。
宇宙が鳴動するような合唱とソロの声楽、そしてオーケストラが渾然一体となって突き進むフィナーレには思わず涙腺がゆるみました。
驚いたのはソリストメンバーのほとんどが日野市の出身とのこと。
おそらくはオーケストラと合唱も同様でしょう(友達のお嬢さんは清瀬市)。
日野は駅前に居酒屋の少ない酔っ払いのいない町だそうですが、色々な意味で文化レベルが高いのだそうです。
日野といえば、何といっても土方歳三や近藤勇の出身地で知られる、新撰組のお膝元ですが、それだけじゃないのね。
日野煉瓦ホールは閑静な住宅地にあるコンサートホールですが、音響も良く、特に第九のように、限界まで音が鳴り響く音楽にはぴったりだと思いました。
Mさん、Mママさん、Mバアバさん、素晴らしい演奏をありがとうございました!
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする