5月末には、JKFan8月号に四姉妹特集の取材を受けました。
世界大会のタイトルをとった由佳、凜美、千紗、希容。
この四人も始めからそんな力を持っていたわけではありません。入門して白帯からコツコツ積み重ねてきた結果です。白帯からいきなり世界を目標にしているわけではなく、一試合一試合の積み重ね、必死にやってきた道の目の前に世界が見えてきたのです。世界が見えた時に、自分が日本の代表として選んでもらい、チャンピオンになるんだという強い気持ちを持ち努力を続けた成果だと思います。
ただ、その道はもちろん平坦な道のりではありませんでした。道からはずれそうになった時、技術的にも精神的にも、目標に向かう道にできるだけ早く戻ってこれるかが大事だと思います。
JKFanでは選手一人1ページずつでしたが、書ききれないくらいたくさんの出来事がありました。
それをこういったブログで紹介できたらいいなと思っています。
さて、本題に戻りまして、6月23日、プレミアリーグジャカルタ大会。
凜美にとって今年三度目の挑戦。ジャカルタは全空連として組手チームも派遣されて、チームとして参加することができました。
女子形のエントリー数は23名。
凜美は2大会連続で決勝に進出し、宇佐美さんと3-2で惜しくも準優勝でした。
7月1日、全日本学生。
希容は直前で不調ながらも優勝。千紗、三位入賞。
世界学生の日本代表として選考されていた希容が、一週間前から不調となってしまったものの、試合当日には気持ちを切り替えて、しっかりとモチベーションをあげられる希容に感心しました。
詳しくは7月1日のブログを見てください。
7月10日から世界学生の開催地スロバキアに出発。個人の男女形は初日の13日に行われました。
私は、凜美が連覇した前2回の世界学生の話を聞いて、WKF世界大会でもトップに入る選手が出ると知り、シニアとしては一年目の希容のサポートをするため同行させていただきました。
結果だけを見ると、凜美が2連覇していたので、出場すれば誰でも勝てるのかと思われるかもしれませんが、実際には本当にレベルは高く、対戦相手のことを知って形を選択しないと、メダルを逃しかねない状況でした。
今年11月にパリで開催されたWKF世界大会の決勝で宇佐美さんと対戦したフランス代表のスコルドサンディが、この世界学生の準々決勝で希容と対戦しました。ここが一番の山場でした。
サンディは得意形のウンスーをうってきて、希容も得意形のチャタンヤラをうち、5-0で希容が勝ちました。
さらに、準決勝は次にマークしていたスペインのyaiza(チャタンヤラ)と対戦。yaizaも今年のパリ世界大会で三位入賞した選手です。
希容はスーパーリンペイをうち、これも5-0で勝利し、決勝進出しました。
決勝はトマリバッサイをうとうかと考えましたが、地元スロバキアの選手だったので、インパクトのあるアーナンをうつことにして5-0で完勝し、優勝しました。
これがもし決勝で得意形をうちたいと思ったり、相手選手のことを知らなかったりしたら、5-0で勝つことはできなかったかもしれないし、実力があっても形の選択を間違えてしまうと勝てるかどうかもわかりません。研究や分析は必要です。
7月22日、近畿地区大会。国体予選。
少年女子形の部で、恵里奈(和歌山)、成年女子形の部で、千紗(京都)と希容(大阪)と千明(兵庫)が出場。
各府県代表一人ずつが出場でき、予選は6名で点数制で競い、上位4名が決勝トーナメントに残ります。
少年女子形で恵里奈が決勝トーナメントに進みましたが、準決勝で残念ながら負けてしまい、国体出場を逃してしまいました。
成年女子形は3人とも決勝トーナメントに残り、準決勝で希容と千明が対決。3-2で希容が勝ちました。
この時の千明の形は今まで見てきた中で一番良い形がうてたと思いました。三位決定戦で木村さんに負けてしまい、国体出場にはなりませんでしたが、千明の形を見て感動しました。本当に良かったと感じました。
詳しくは7月24日のブログを見てください。
7月30日、インターハイ。
恵里奈が出場し、一日目の1・2回戦を5-0で突破するも、二日目の3回戦で残念ながら負けてしまいました。恵里奈も着々と力をつけていますが、なかなか結果に繋がらず、辛い日々を送っていますが、来年はきっと頑張ってくれると思います。
8月25日、全中。
美優と歩乃佳が出場しました。美優が準々決勝で同じジュニアナショメンバーの宇海さんに3-2で負けてしまいベスト8。歩乃佳は3回戦でミスしてしまい、入賞できませんでした。
私は2人ともこの試合はまだ自分の持っている力を出しきれなかったと感じました。でも試合でできる形が今の実力。どの試合でも朝から試合に向けて気持ちを高めていき、集中して挑んでいけるようにすることで、もっと良い形をうてるようになると思います。これから頑張ってほしいです。
8月26日、全少。
私は全中が終わってから、そのまま新幹線で東京へ向かいました。
ぴよが小1女子形、紅葉が小5女子形、魁が小5男子形に出場。
結果はぴよが三位!魁がベスト8!紅葉はベスト16。
入賞できたことはすごいことなんですが、それぞれに悔しい思いを持ったようです。また来年はもっと頑張る!と3人とも思ってくれたようです。
8月25~26日に糸東会全国大会がありました。
私は全中と全少に行ったので、全国大会を見ることはできませんでしたが、結果は、小1男子組手で宝聖が二位、小5男子組手で翔太が二位、小4男子組手で裕翔と於宗(おうが)がベスト8。
小4女子形で桜火(おうか)が優勝!少年女子形で響が二位、成年女子形で希容が優勝、千明が二位でした。
みんな頑張ってくれました!
9月1日、プレミアリーグイスタンブール大会。
プレミアリーグ4回目の挑戦。今大会も組手選手は全空連から派遣され、形も団体形メンバーも出場したので、みんなで良い刺激を受けたと思います。
女子形のエントリー人数は27名。日本人が4名出場し、上位独占しました。優勝宇佐美さん、二位凜美、三位柏岡さん、木村さん。
9月15日、プレミアリーグフランクフルト大会。イスタンブール大会が終わってから3週間後の大会でハードですが、日本人は凜美だけ参加しました。
この大会で、来年からの形の新ルールを試行するということで、一回戦から自由形となりました。
ルールとしてはほかに細かい部分で変更がありますが、この大会で気になったのは、道着を叩く音に対して厳しく判定された感じがします。息吹も厳しく判定されるかと思いきや、息吹に対してはそれほどでもなかったと思います。
女子形のエントリー人数は74名。一回戦から自由形ということで、自由形を7つ用意していきましたが、相手をしっかり見て形を選択する必要があると思います。
プレミアリーグのファイナル、ザルツブルグ大会は、12月8日で全日本選手権があり出場できないので、今大会はぜひ実績を残しておきたいところ。
無事、決勝進出しました。
決勝前のファイナリストが音楽に合わせて登場しました。
凜美は、決勝では敗れはしましたが、4大会連続決勝進出は素晴らしいと思います。これからまた新たな目標に向けて、来年はさらに上をめざして頑張ってほしいと思います。
WKFプレミアリーグのランキングが発表され、凜美は宇佐美さんに続き、僅差の二位。一年間、よく頑張ったと思います。海外試合は国内の試合とは違い、体力的にも精神的にも大変です。また来年は、誰でもができるわけではないことを経験させていただけていることに感謝し、これをしっかり力にしてほしいです。
世界大会のタイトルをとった由佳、凜美、千紗、希容。
この四人も始めからそんな力を持っていたわけではありません。入門して白帯からコツコツ積み重ねてきた結果です。白帯からいきなり世界を目標にしているわけではなく、一試合一試合の積み重ね、必死にやってきた道の目の前に世界が見えてきたのです。世界が見えた時に、自分が日本の代表として選んでもらい、チャンピオンになるんだという強い気持ちを持ち努力を続けた成果だと思います。
ただ、その道はもちろん平坦な道のりではありませんでした。道からはずれそうになった時、技術的にも精神的にも、目標に向かう道にできるだけ早く戻ってこれるかが大事だと思います。
JKFanでは選手一人1ページずつでしたが、書ききれないくらいたくさんの出来事がありました。
それをこういったブログで紹介できたらいいなと思っています。
さて、本題に戻りまして、6月23日、プレミアリーグジャカルタ大会。
凜美にとって今年三度目の挑戦。ジャカルタは全空連として組手チームも派遣されて、チームとして参加することができました。
女子形のエントリー数は23名。
凜美は2大会連続で決勝に進出し、宇佐美さんと3-2で惜しくも準優勝でした。
7月1日、全日本学生。
希容は直前で不調ながらも優勝。千紗、三位入賞。
世界学生の日本代表として選考されていた希容が、一週間前から不調となってしまったものの、試合当日には気持ちを切り替えて、しっかりとモチベーションをあげられる希容に感心しました。
詳しくは7月1日のブログを見てください。
7月10日から世界学生の開催地スロバキアに出発。個人の男女形は初日の13日に行われました。
私は、凜美が連覇した前2回の世界学生の話を聞いて、WKF世界大会でもトップに入る選手が出ると知り、シニアとしては一年目の希容のサポートをするため同行させていただきました。
結果だけを見ると、凜美が2連覇していたので、出場すれば誰でも勝てるのかと思われるかもしれませんが、実際には本当にレベルは高く、対戦相手のことを知って形を選択しないと、メダルを逃しかねない状況でした。
今年11月にパリで開催されたWKF世界大会の決勝で宇佐美さんと対戦したフランス代表のスコルドサンディが、この世界学生の準々決勝で希容と対戦しました。ここが一番の山場でした。
サンディは得意形のウンスーをうってきて、希容も得意形のチャタンヤラをうち、5-0で希容が勝ちました。
さらに、準決勝は次にマークしていたスペインのyaiza(チャタンヤラ)と対戦。yaizaも今年のパリ世界大会で三位入賞した選手です。
希容はスーパーリンペイをうち、これも5-0で勝利し、決勝進出しました。
決勝はトマリバッサイをうとうかと考えましたが、地元スロバキアの選手だったので、インパクトのあるアーナンをうつことにして5-0で完勝し、優勝しました。
これがもし決勝で得意形をうちたいと思ったり、相手選手のことを知らなかったりしたら、5-0で勝つことはできなかったかもしれないし、実力があっても形の選択を間違えてしまうと勝てるかどうかもわかりません。研究や分析は必要です。
7月22日、近畿地区大会。国体予選。
少年女子形の部で、恵里奈(和歌山)、成年女子形の部で、千紗(京都)と希容(大阪)と千明(兵庫)が出場。
各府県代表一人ずつが出場でき、予選は6名で点数制で競い、上位4名が決勝トーナメントに残ります。
少年女子形で恵里奈が決勝トーナメントに進みましたが、準決勝で残念ながら負けてしまい、国体出場を逃してしまいました。
成年女子形は3人とも決勝トーナメントに残り、準決勝で希容と千明が対決。3-2で希容が勝ちました。
この時の千明の形は今まで見てきた中で一番良い形がうてたと思いました。三位決定戦で木村さんに負けてしまい、国体出場にはなりませんでしたが、千明の形を見て感動しました。本当に良かったと感じました。
詳しくは7月24日のブログを見てください。
7月30日、インターハイ。
恵里奈が出場し、一日目の1・2回戦を5-0で突破するも、二日目の3回戦で残念ながら負けてしまいました。恵里奈も着々と力をつけていますが、なかなか結果に繋がらず、辛い日々を送っていますが、来年はきっと頑張ってくれると思います。
8月25日、全中。
美優と歩乃佳が出場しました。美優が準々決勝で同じジュニアナショメンバーの宇海さんに3-2で負けてしまいベスト8。歩乃佳は3回戦でミスしてしまい、入賞できませんでした。
私は2人ともこの試合はまだ自分の持っている力を出しきれなかったと感じました。でも試合でできる形が今の実力。どの試合でも朝から試合に向けて気持ちを高めていき、集中して挑んでいけるようにすることで、もっと良い形をうてるようになると思います。これから頑張ってほしいです。
8月26日、全少。
私は全中が終わってから、そのまま新幹線で東京へ向かいました。
ぴよが小1女子形、紅葉が小5女子形、魁が小5男子形に出場。
結果はぴよが三位!魁がベスト8!紅葉はベスト16。
入賞できたことはすごいことなんですが、それぞれに悔しい思いを持ったようです。また来年はもっと頑張る!と3人とも思ってくれたようです。
8月25~26日に糸東会全国大会がありました。
私は全中と全少に行ったので、全国大会を見ることはできませんでしたが、結果は、小1男子組手で宝聖が二位、小5男子組手で翔太が二位、小4男子組手で裕翔と於宗(おうが)がベスト8。
小4女子形で桜火(おうか)が優勝!少年女子形で響が二位、成年女子形で希容が優勝、千明が二位でした。
みんな頑張ってくれました!
9月1日、プレミアリーグイスタンブール大会。
プレミアリーグ4回目の挑戦。今大会も組手選手は全空連から派遣され、形も団体形メンバーも出場したので、みんなで良い刺激を受けたと思います。
女子形のエントリー人数は27名。日本人が4名出場し、上位独占しました。優勝宇佐美さん、二位凜美、三位柏岡さん、木村さん。
9月15日、プレミアリーグフランクフルト大会。イスタンブール大会が終わってから3週間後の大会でハードですが、日本人は凜美だけ参加しました。
この大会で、来年からの形の新ルールを試行するということで、一回戦から自由形となりました。
ルールとしてはほかに細かい部分で変更がありますが、この大会で気になったのは、道着を叩く音に対して厳しく判定された感じがします。息吹も厳しく判定されるかと思いきや、息吹に対してはそれほどでもなかったと思います。
女子形のエントリー人数は74名。一回戦から自由形ということで、自由形を7つ用意していきましたが、相手をしっかり見て形を選択する必要があると思います。
プレミアリーグのファイナル、ザルツブルグ大会は、12月8日で全日本選手権があり出場できないので、今大会はぜひ実績を残しておきたいところ。
無事、決勝進出しました。
決勝前のファイナリストが音楽に合わせて登場しました。
凜美は、決勝では敗れはしましたが、4大会連続決勝進出は素晴らしいと思います。これからまた新たな目標に向けて、来年はさらに上をめざして頑張ってほしいと思います。
WKFプレミアリーグのランキングが発表され、凜美は宇佐美さんに続き、僅差の二位。一年間、よく頑張ったと思います。海外試合は国内の試合とは違い、体力的にも精神的にも大変です。また来年は、誰でもができるわけではないことを経験させていただけていることに感謝し、これをしっかり力にしてほしいです。