まさえ先生の練習日記

空手道を頑張っている子どもたちの様子を、楽しく書きたいと思います。

インターハイ!

2012-07-30 12:50:08 | Weblog
今年は新潟でインターハイが開催されています。
私は今年は大阪から応援していますが、現地特派員?から速報が来ました!

恵里奈が一回戦、二回戦ともに5-0で勝ち進んでいるとのこと!
形も良い感じのようです(^^)

三回戦以降は明日。
明日は早速の山場です!
恵里奈、ガンバレー!!

近畿大会

2012-07-24 00:58:35 | Weblog
先日行われた近畿大会ですが、結果とは別に今回はみんな良い形ができて、すごく嬉しかったです。


この大会には、成年女子形で千紗と希容と千明、少年女子形で恵里奈が出場しました。


近畿大会は各県から1名ずつしか出場できないので、2府4県の6名で点数制で予選を行いました。
上位4名が決勝トーナメントに進出し、1位と3位、2位と4位が対戦する組合せになります。
少年女子形は上位2名、成年女子形は上位3名が国体に出場できます。


少年女子形では、恵里奈が決勝トーナメントに進みましたが、決勝には進めず国体の出場は逃しました。
結果は出なかったですが、形はとても良かったと思います。
気持ちの面でも成長し、試合までの意識が今までよりもポジティブに保てた感じがします。
インターハイに向けて、あと少ししかありませんが、さらに技を磨き自信を持って挑んでほしいと思います。


成年女子形では、決勝トーナメントに、千紗と希容と千明が3人とも残りました。

木村さんと千紗、希容と千明が対戦し、決勝には千紗と希容が勝ち進みました。


今回、千紗は準優勝でしたが、久しぶりに気持ちの入った良い形を見ました。
長く競技生活をしているといろんな感情が出てきますが、最近の千紗の成績を見て心配されて声をかけていただくこともあります。
これから本気の千紗を見てもらえるように頑張ってほしいなと思います。


国体出場を決める三位決定戦では、千明が健闘するも負けてしまいました。

千明も国体には出場できませんでしたが、今まで見た中で一番良い形を見せてくれました。
感動しました。
試合一週間前からのメンタル面での課題を見事に克服した感じがします。
試合当日も平常心の中にしっかりとした闘争心を持ち、アップ中の千明が大きく見えました。

千明のことは以前のブログで紹介しましたが、なかなか結果に繋がらず辛い日々を送っていました。

http://blog.goo.ne.jp/shiseijuku/e/bf86869482c0c2b0a1da71bc4e379184/?page=2&guid=ON



今回の試合で、千明の形を見た人の中には、千明の力をわかってもらえた人もいるんじゃないかなと思います。
コツコツ努力を積み重ねた成果が出て、必ず次に繋がる経験になったと思います。


希容も、全日本学生、ナショ合宿、世界学生と続き、大学に入ってから気の抜けない日々を過ごしてきた中、気持ちが切れることなく、よく頑張って勝ち取った優勝だと思います。

だんだんしっかりとした技が出せるようになり安定した結果を残せるようになりましたが、今は次のステップへの途中段階です。


私は世界学生でスロバキアに行く飛行機の中で、『トップアスリート・名将 777の思考』という本を読みました。
多くのアスリートが残した言葉を集めたものです。
その中の一つに、スピードスケートの清水宏保選手の言葉がありました。


「あるステージから別のステージに移る場合、必ず地殻変動的な歪みが発生するものです」


そうなんです!
今のまま、守ってしまうと進化がありません。
より良くなるために変わる意識が大切なんです。
その途中段階だけを見ると、今までのイメージと違うので、いろんな評価が出てくるのは当然です。

それは一見マイナスに見えることがあっても、じつはプラスになるための準備段階なんです。
そこであきらめたり、戻ってしまっては次の目標に進めません。


その評価を参考にしながら、きちんと段階を作り、計画的に進めていく。
計画的に進まない時も焦らず、別の角度から見て、違う方法を考えてみる。
コツコツ日々積み重ねていった結果が、「あ、変わったな!」と思ってもらえる状態になると思います。

「あ、変わったな!」と感じてもらえるまでは長い長い道のりですが、その道から逸れてしまわないようにしっかり目標を持って進んでいくことが大事です。

希容はこれからまたさらに力をつけてくれると思います。
国体に向け、全日本に向け、そして来年度には今年と違った清水希容を見せてもらえるように頑張ってほしいと思います。


希容のライバルでもあり、良き仲間の千明。
今大会も本当に良い試合を見せてもらえました。


いつも道場で指導のお手伝いを一生懸命してくれている千明に、世界学生の時のお土産でTシャツを買いました。
希容も同じものを買うと言って買っていました。

すると、近畿大会前の練習で、二人でお揃いで着てくれていました。
二人で話してくれていたようです。

これからも、こんなふうにお互いを高めあい、協力しあい、そして試合の時には全力で競い合う二人でいてほしいなと思います。

帰国します

2012-07-18 18:20:41 | Weblog
長い遠征も今日で終わり、今シャルルドゴール空港にいます。

これからのために、今回あった出来事を書いていきます。


大会前のエントリー、到着した日に事務局の先生にしていただいていましたが、突然学生証を提示しないとIDをもらえないと言われて、学生証を持っていない選手は慌てて日本の家に連絡をして写真を撮りメールしてもらいました。
試合前日の会議で、WKF登録をしないといけないとまたまた突然言われ、まだ登録していない選手は27ユーロを支払い登録しました。


大会中は選手、監督、コーチ、審判は、大会事務局が決めたホテルに強制的に宿泊するのですが、エアコンもなく、部屋も狭く、大変だったようですが、帰国前のパリで宿泊したホテルでは選手のみんなはとても喜んでいました。
学連関係者の方々のご配慮のおかげで、選手のみんなも大会の疲れを癒すことができたと思います。


試合進行ですが、30~1時間半程度の遅れはあったようですが、遅れすぎて真夜中になってしまうということはありませんでした。
一日目は少し遅くなりましたが、二日目からは空いているコートを使って試合を進めていました。


タイムテーブルとトーナメント表は、大会前日の抽選が終わってから、夜中に発表され、当日の朝に配られましたが、コーチの方にもなかなか情報が入らず、ネットで出ているものを自分でチェックした方が調整しやすいと思います。


試合の感想ですが、学生の世界大会と言えど、28歳まで出場できるので、学生として所属していれば(具体的にどうしているのかわかりませんが)ベテランでも出場してきます。
昔のイメージでは、数ヵ国の強豪国だけマークしておけば良かったと思うのですが、今はどの国もレベルが高くなり、気を抜けない状況になりました。
若い選手でももちろん一つ一つしっかり集中していかないと、リードしていてもすぐに逆転されてしまいます。
そんなルールになっているので、日本も逆転可能な技を多様に使うことも大事だなと思いました。
柔道の技術も普通に必要だと感じました。


男子形は、女子形にもまして日本と判定基準が違うのか、決勝では疑問が残りました。
世界ジュニアの時もそうでしたが、途中で強敵とあたれば別ですが、決勝までスムーズにいっても決勝はさらに気合いを入れていかないといけないと思います。


女子形は凜美が3年生で2度目に出場した時、ヨーロッパでトップ選手が3名ほどいました。
その選手たちは世界でもトップ争いをする選手だったので、当時それも知らずに出場した凜美は、他国の選手の形を見て、1年生の時に出場した時より、レベルが高いことにビックリしたようです。
何も知らなければ形のあて方によっては危うい試合になっていたかもしれません。


今回もその選手たちが出場するかもしれないと思ったので、私も同行することにしました。
予想通り、強敵2名が出場していて、トーナメントもその2名とあたる組合せとなりました。


現在、プレミアリーグでも活躍しているSandyと準々決勝であたるため、今大会一番の相手と判断し、希容は得意形のチャタンヤラをうちました。
相手も得意形のウンスーで対戦してきましたが、5-0で勝利することができました。


準決勝では、今年5月のヨーロッパ大会でSandyに勝って優勝しているYaizaと対戦。
希容はスーパーリンペイ、Yaizaはチャタンヤラで、これも5-0で勝利することができました。


決勝は地元スロバキアの選手とだったので、トマリバッサイとアーナンのどちらをうつか迷いましたが、パワーを見せやすいアーナンを選択し、5-0で優勝することができました。


結果はすべて5-0での優勝。
これは相手の実力と得意形の把握、希容の形の順位付けや特徴を把握をできていて、実際に大会で状態を確認できたことでおさめられた勝利だと思います。
何も知らず、何も準備していなければ、この結果にはならなかったかもしれません。


形、組手に関して共通するのは、国際大会のためにしっかり練習を積むことはもちろん、研究もしていくということはとても重要だと思います。


さて、今から経由地フランクフルトに向けて飛び立ちます。
また気付いたことがあれば書いていきたいと思います。

FISU第8回世界大会~ブラチスラバ~

2012-07-16 11:57:23 | Weblog
ただ今、早朝の5時前です。
今からバスで空港に向かいます。

大会の成績
金2〔女子形(清水)、男子団体形(杉野、相馬、在本)〕
銀2〔男子形(喜友名)、女子+68(植草)〕
銅3〔男子-84(荒賀)、男子-67(遠山)、女子団体組手〕


2年前の前大会と同じ数のメダルとのこと。

まだまだ日本は勝てます!
ガンバレ!!