まさえ先生の練習日記

空手道を頑張っている子どもたちの様子を、楽しく書きたいと思います。

岐阜国体の希容

2012-10-11 17:56:32 | Weblog
たくさんの実力ある先輩方の中で、大阪代表の希容が頑張ってくれました。


由佳や凜美、千紗、そして今回国体にも応援に来てくれていた同期の千明や道場の中学生のみんなの存在があるからこそ、今の希容がいる。
それに、希容自身の強い気持ちが加わったからこそ、準優勝の表彰台に立つことができた。
そんな試合だったと思います。


希容は国体の組合せが発表されてからも、指定形と自由形3つをしっかり練習してきました。
それは対戦する相手を決して軽視している訳ではなく、自分の中でしっかりとしたイメージと意識を持って挑んでいたからです。
それは私がそうしろと言った訳ではありません。
自分でそれぞれの形の時間的なバランスを考え、計画して練習していました。


そして、試合前にはまたもや宣言。
それが、しっかりと実現しました。
今年、何回目の有言実行でしょうか。

終わるまで誰も結果はわかりません。
望んでいることを言ったところで、大きな口を叩いて…と言われてしまう結果に終わるかもしれません。
それは誰もが持っている不安です。

しかし、そんな不安なことは一切口に出さず、「勝ちたい!」から「勝ちます!」に変わり、「決勝に残る!」そして「旗をあげてもらう!」としっかりと冷静に私に言いました。

怖いもの知らずで言っているのでもありません。
今まで何回もの悔しい負けを経験してきました。
その経験があるからこそ、できることだと思います。


希容は少し前から右膝を痛めていて、現地に入ってから痛みは増していました。
試合当日は歩くことにも支障が出るくらいだったのですが、本人はまったくモチベーションを落とすことなく、冷やしながらアップを続け、試合に挑みました。
アップの途中では、膝が曲がらないせいで指をマットに巻いて、形の途中で前のめりに倒れて前転してしまった時もあり、私はずっと「ゆっくりゆっくり、しっかり足あげて」と言いながら勢いのある希容をヒヤヒヤ見守っていました。


希容の意識の高さ、気持ちの強さはこの一年でかなり成長しました。
その気持ちの強さが、体に現れる形をうてるようになりました。
もちろんまだまだ技として未熟なところはあります。
ただ、誰にも負けない意思の強さを形に出せることが希容の良さです。


これから、まだたくさんの壁が待っていると思います。
それをしっかり乗り越えたり、ぶち壊したり、回り道をしたり、いろんな方法で解決する力をつけていってくれると思います。

岐阜国体を終えて

2012-10-11 17:55:35 | Weblog
岐阜国体が終わりました。


このブログも二日目の結果を載せることができないままでした。
一言では言い表すことができず、書けないまま今に至りました。


携帯に残っている写真を最近のものから昔のものまでずっと見ていると、いろんな思いがよみがえってきました。


いろんな大会で撮った写真。
道場での練習。
特訓中の風景。
みんなで食事しているところ。


こんな一つ一つの積み重ねが今に繋がってるんだなと、しみじみ感じました。


ぎふ清流国体

成年女子形

優勝  宇佐美里香
準優勝 清水希容
三位 大野ひかる
四位 森岡実久
五位 時岡由佳
五位 本郷毬奈
五位 井上和代
五位 鶴山千紗


もしこれが、フラッグ制ではなく点数制だったり、敗者復活戦があったら、また結果は違っていたかもしれません。
でもこれが初めから決まっていたルールで、これが現実です。


勝敗にこだわりすぎると、もともと持っていた空手に対する気持ちがなくなってしまいます。
その気持ちがなくなると、形にもそれが現れてしまいます。


その気持ちは楽しさです。
ふざけた楽しさ、楽観的な楽しさではなく、純粋に形をうつことに対する楽しさ。
自分の体で表現できるという楽しさです。

技が極った時、出来なかったことが出来た時、動き方がわかった時、トレーニングした成果が形に出てきた時、そんな一つ一つの楽しさを大袈裟なくらいに楽しんだり喜べることで、生きた形をうてるんじゃないかなと思います。


切羽詰まった状態では、それを楽しむことができなくなり、どの動きが良いのか、どの状態が自分に合っているのかがわからなくなって、結局何を求めているのかもわかなくなる時があります。

「これだ!」と感じることができなくなり、自分に自信が持てなくなってしまいます。
また、心に余裕がなくなって、まわりにあるたくさんのヒントに気付くことができません。


私は選手を指導している中で、プレッシャーがかかり、精神的に追い詰められた時、かける言葉があります。


「感動してもらえる形をうとう」


どうしても結果を求められる立場になると、プレッシャーや不安を持ってしまいます。
どんな辛い練習をしても、どんな気持ちを持っていても、相手が誰であっても、結局は本番で自分が良い状態で挑めることが一番大事なんです。
勝ちを意識しすぎて、ガチガチになり良い状態ではなくなることこそ、勝利から遠ざかってしまいます。

自分らしいのびのびした形を見て、誰かに何かを感じてもらえることができたら、自分にとってもそれが力になります。


もちろん、何もせず、ただ単に好き勝手するのではありません。
責任感を持ち、勝ちにこだわり、とことん追い込む時期も必要です。

出来る限りのことをして、しっかり準備してきた中で、最終的にはその楽しさと強い気持ちを持って、本番に挑み自分を表現できることが大切だと思います。


由佳にとって、目標にしていた結果には届きませんでしたが、由佳の形を見て私は感動しました。
国体の試合での形だけでなく、それに向かっていく意識、練習を見て、心に響くものがありました。


喜怒哀楽たくさんのことが詰まった4年間。
大阪に帰ってきた時もよく泣いていました。
ただ、今年の由佳は違っていました。
今までのすべてのことを受け入れ、冷静に判断し、目標に向かって一筋の道をしっかり歩いていました。
由佳にとって、空手だけでなく、一人の人間として成長できたと思います。


岐阜へ移ることになった時、自分の弟子のように応援してくださった大阪の先生方、糸東会の先生方、岐阜でお世話になった先生方、生活面から意識改革をしていただき、面倒を見ていただいた若井監督、西濃運輸の皆さま、たくさんの方に助けられここまできました。
本当にありがとうございました。


由佳は今年日本武道館である、11月の全日本実業団、12月の全日本選手権に出場します。
そこで今までの集大成を見せてほしいと思います。

一日目終了

2012-10-06 21:41:05 | Weblog
国体一日目が終了しました。


中量級で、篠原浩人が念願の優勝!!
本当に良かった!
浩人おめでとう!

少年男子形で清水孝羅が五位!


今年の地元岐阜県は強いです。
今日の種目はすべて決勝に残りました。


さぁ、明日はいよいよ由佳、千紗、希容が出場する成年女子形です。
そして、勝負の団体組手。

頑張ってほしいです!!


大阪の皆さま、大阪選手団のために岐阜県に向けてパワーを送ってください☆


明日も朝6時20分にホテル出発なので今日は早く寝ます。
おやすみなさい☆

第67回国民体育大会空手道競技大会

2012-10-06 09:08:27 | Weblog
いよいよ今日から岐阜国体です。
由佳が目標にして4年間頑張ってきた大会です。
頑張ってほしい!!





今日は、少年男女形、成年男女組手があります。
明日は、成年男女形、少年男女形、団体組手1・2回戦です。
あさっては、団体組手3回戦以降。


試合結果はこちらに載るようです。

http://www.kirokukensaku.com/minamo2012/kokutai_index.html


大阪チーム頑張れ!!
由佳頑張れ!!!

プレミアリーグフランクフルトオープン~食事編~

2012-10-04 10:34:31 | Weblog
前回ブログ更新してからしばらく日が経ちましたが、まだ続きますよ~。

ビュッフェスタイルの朝食です。
毎朝こんな感じです。


凜美は小さめのお鍋を持ってきて、日本から持ってきたごはんを温めたりします。





カレーも食べました!


ホテルの最寄駅近くに喫茶店があったので、電車を待ってる間ケーキを食べました♪






ホテルのベッドメイキングのあとは、必ずHARIBOを置いてくれています。




街中や、試合会場にもソーセージを売っています。
すごく大きくて、さすがにおいしいです!




最後の夜は、近くのレストランでミックスグリルというのを注文しました。
量が半端なく、日本で出てくる大きさのお肉が5枚とソーセージとポテトなどがたっぷり盛られていました。
お肉も柔らかくて、すごくおいしかったのですが、多すぎて食べきれませんでした。



凜美はあまりビールは飲みませんが、せっかくドイツに来たので、一杯だけ飲みました。



残念ながら、私はアルコールが飲めないので、ビールもワインも遠慮しました。
飲めたら楽しいんだろうなと思いました。