津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■上質厚紙二つ折・天保3年11月2日細川中務少将之寿(肥後宇土半10代藩主)より長岡源三郎様へ、一筆….今般…

2017-02-26 12:06:06 | オークション

              上質厚紙二つ折・天保3年11月2日細川中務少将之寿(肥後宇土半10代藩主)より長岡源三郎様へ、一筆….今般…

人様が出品されている品物に解説する必要もないが、少々興味がある品ではある。
長岡(米田)源三郎の家督を祝う宇土支藩藩主
細川之壽(十代行芬)の書状であり、天保三年十一月二日の物であることが控え書ではっきりしているのが良い。
之壽は八代藩主・立之の二男であるが、兄立政(九代)が宗家を相続(細川齊護)したため、17歳で宇土支藩の藩主となった。
文政九年四月跡式相続を仰せ付けられその際行芬と名乗り、十二月叙爵従五位下・中務少輔に任ぜられた。
この書状の天保三年当時は23歳である。

宛先の源三郎とは米田家10代の是容、後に実学党坪井派の首領として名をはせた人物である。
 

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