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「沖縄の産んだ小さな風雲児・呉屋秀信と金秀グループ」

2019年09月29日 | 「Weekly 読書感想」

 

 先日、早稲田のリーガロイアルホテルで開催された「WUB東京20周年総会パーティ」で金秀グループの呉屋会長から記念講演をして頂きましたが、その際参加全員に金秀社史ともいうべき「沖縄の産んだ小さな風雲児・呉屋秀信と金秀グループ」の文庫・小冊子2冊を頂き、読みました。本書は19歳、3人で立ち上げた鍛冶屋を創業65年で売上1000億を超す沖縄県内TOP10の企業グループ創設達成した壮大な成功ストリーには圧倒されました。2冊の詳細な社史はさながら戦後沖縄経済史を観る思いですが、本書で最も印象に残っているのは“創業は易く、守成は難し”と言わるように企業の継続は難しい中での見事な事業承継ストリーです。長男の守将氏が名古屋工大から米留、県庁職員、次男の守章氏は琉大教授閲歴、3男の守孝氏も歯科学部卒ながら系列会社のTOP、それ以外本書には書かれてはいませんが、娘さんは医学部進学し医師取得し、医科大学長夫人なられている。何と壮絶・絢爛たる御子さん育成一家のストリーに読後、溜息、圧倒されました。
 創業30年で高々売上20億の私が言うのも何ですが、本書では触れていませんが、会社をこうした一族で固めるだけでなく、要職を務めた県庁OBを歴代登用し、経営幹部に登用するなど、金秀グループの人材育成と組織構築手法には感服です。 本書執筆の友利さんの語彙、筆致にも魅了されました。

                              

 

 


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