先月四谷の「主婦の友会館」で開催された「東京奄美会・文化広報部」(池田秀秋部長)主催の文化講演会に出席しました。講師は伊喜功元鹿児島県大島支庁長と叶芳和日本経済大教授。テーマーは「復帰60年を経て奄美群島を考える」と「TPP・農業・奄美」。
前者は復帰後の人口減少、高齢化の奄美の特徴。私が特に興味を惹かれたのは“米軍基地公害”が叫ばれながら出生率、移住人口の増える沖縄との比較。特に沖縄本島、石垣、宮古島の若年者のUターン率が70~90%と高いのに対し70%を割る奄美への若年Uターン率。さはさりながら、奄美、とくに我が故郷の加計呂麻島の自然生態の豊かさと魅力。
後者の叶さんの農業に関する論説は著名ですが、TPPによる関税撤廃は奄美産の産業の発展に繋がるという所論は意外でした。勿論、その為には現在の砂糖産業の取組の変革と改善が必要なことも提言されていました。
東京奄美会は歌舞飲食の交流だけでなく、今回のこうした「文化・広報部」の講演以外に「武蔵野奄美フォーラム」という文化活動も行われています。実は私もこの講師を打診されましたが、テーマー準備にぐずぐず逡巡し、見送られた経緯があります。
講演後の懇親会では参加者大円の島踊り!