梅雨明け、熱波到来の先週の連休前、当社の元専務の天田さんをお訪ねし、今回の合併の経緯と㈱CIJネクストの概況についてご報告しました。先般の「NASを惜しむ会」の様子にはとくに興味を持たれ、熱心に聴かれました。
天田さんは新宿高校から横浜国大機械工学を出られた生粋の技術屋さん。新宿高校では元日銀総裁の速水総裁とは同期、胞友。
当時、諏訪精工舎(セイコウエプソン社)と並んで長野県を代表するオルゴールで有名な三協精機(現日本電産サンキョー株式会社)の品質管理部長、工場長、子会社の役員等を歴任、57歳で当社にお招き、入社後パソコン、メールをマスターする一方、中小企業診断士資格を取得する等、年齢を超えた刻苦精励の方だった。以来、社長付、総務部長、専務、相談役と30年近く、経理・管理に弱い私を補佐し、今回の合併に至るまでの当社の基礎を築き、成長を支えて頂いた大恩人です。
創業の余得にはいろいろありますが、私の場合、会社を興したからこそこうした有徳、勤勉な方と出会えたと改めて感得の今日この頃です。
前立腺腫瘍の治療中とは言え、87歳の現在なお、毎週水彩画描写とメールを嗜まれる健壮振り。後期高齢のあり方を学ばせられました。
天田さん、長きに亘り、有難うございました。何時までもご壮健で!