”朝吼夕嘆・晴走雨読”

「美ら島沖縄大使」「WeeklyBook&Reviews」「マラソン挑戦」

「上智大でのJOHOシンポジウムにビックリ!」

2022年06月29日 | 「美ら島沖縄大使」便り
       
 6月25日、上智大学で開催されたJOHA(日本オーラルヒストリー学会)シンポジウムにスピーカとしてはじめて参加しました。オーラルヒストリーとは文献調査と並ぶ口述聞き取りの調査学術方法であることを初めて知りました。この学会は毎年開催され、研究誌も発行されているようですが、今回の出席者は大和、亜細亜、慶応、阪大、松山等各大学等々の教授、研究者のReal参加と70人以上のZOOM参加によるハイブリッド開催でした。何と野入さんがこの学会の広報委員長を務めておられるようです。
 今回のテーマーは「語りから⼀冊の本を編む」という研究実践報告事例としての野入直美琉大準教授の『沖縄―奄美の境界変動と人の移動』。野入教授、出版編集の岡田みずき書林社長、調査記述対象の私3人のスピーチ、有末亜細亜大学、根本松本大学教授のコメント後に質疑応答がありました。
 オンライン参加者には何人かの私の知人もいましたが、ビックリしたのは里村和歌子さんの福岡・九大からの上京参加!質疑応答に出た野村浩也広島修道大学について“知っています”との私の回答に“重田さん、本当に野村さんに会ったことあるのですかと!?シンポジウム終了後に駆け寄って来られました。里村さんの沖縄研究の切つ掛けは野村論文とのこと!いやはや、意外な遭遇でした。
 今回資料文献調査と並びオーラル・インタビュー取材調査の学術研究手法を初めて知りました。これもあれも野入さん、岡田さんとの出会・僥倖と満喫しました。
    
   (聞き手、編集者、調査対象の3者)
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「竹富島と共に歩む」~阿佐伊孫良遺稿集;阿佐伊イチ子発行(あけぼの印刷)

2022年06月27日 | 「美ら島沖縄大使」便り
 
                       
 本書は竹富郷友会活動や東京沖縄県人会の第4代目の山口国男会長、5代目の竹田定男会長の下、6年に亘り東京沖縄県人会の事務局長を務められた八重山・竹富島出身の阿佐伊孫良さんの600メージ近い膨大な遺稿と思い出アルバム集。私は阿佐伊さんの下事務局次長としてサポートされた入沢紀さんの依頼を受け”東京沖縄県人会50周年記念事業としての「県人会名簿」作成に2か月以上5人のアルバイトを採用し、入力作業に携わった思い出があります。当時の県人会財政逼迫のため100万円の入力経費が納付されず、山口会長と阿佐伊孫良事務局長、入沢次長から再三相談、懇請を受け、県人会への寄付として税務申請したところ、何と税務署から社長交際費として30万の追徴税を請求された忘れられない思い出(´;ω;`)があります。当時の県人会は阿佐伊さん、入沢さん、後の金城毅事務局長と先島(宮古・八重山)出身者が担っておられました。
 本書は奥様の阿佐伊イチ子さんの意向による発行で、孫良さんによる竹富史、小中時代の遺稿、タイムス、新報、八重山毎日誌紙等々膨大なエッセイ、随筆集ですが、この保存・編集に奥様のご主人孫良さんに対する追悼と哀悼を感じます。本書で私がビックリしたのは西里喜行琉大名誉教授氏の序文。というのは、西里氏は私の高校同期の朋友?さらに、伊良皆高吉先輩の高校同期追悼文。本書を読み、改めて竹富島の歴史と多彩な出身人材を知りました。本書読み終え、傘寿過ぎた我と吾が身、遺稿編集発行しようかな??( ´艸`)
  貴重な本書をご寄贈頂いた東京八重山郷友連合会の大谷 喜久夫様本当に有難う御座いました。
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6月25日上智大学で開催されるJOHA(日本オーラルヒストリー学会)にスピーカとして参加します。 

2022年06月24日 | 「美ら島沖縄大使」便り
       
 テーマーは、野入直美・琉球大学准教授の最近作『沖縄-奄美の境界変動と人 の移動』(みずき書林、2021年)を手掛かりに、野入会員、語り手の重田辰弥、編集者の岡田林太郎氏が、本書完成までのプロセスと想いを語ります。
 220625JOHAシンポジウム「語りを一冊に編みあげるまで」
  (1)日時:2022年6月25日午前10時~12時半(最長13時)
  (2)開催方式:ハイブリッド方式、会場:上智大学2号館5階FGS会議室➡  上智大学2号館6階630a会議室
*会場参加の場合は、正門から入場ください。守衛さんに「2号館5階でのJOHAシンポ参加」とお伝えください。
 (3)プログラム(午前10時~12時半)
・「趣旨説明」蘭 信三(大和大学)
・「語りを紡ぐ」野入直美(琉球大学)
・「人生を語る」重田辰弥(関東沖縄経営者協会・顧問)
 ・「語りを生かす」岡田林太郎(みずき書林)
・「コメント」有末 賢(亜細亜大学)、根本雅也(松山大学)
・リプライ+「総合討論」
・「閉会」安岡健一(大阪大学)
なお、本シンポジウム参加は6月24日までに事前登録が必要です:
https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZUpf–ppj4iHdc1c5sLXuQJ0hDz8o2ZDttb
問い合わせ先
JOHA研究活動委員 蘭 信三(大和大学社会学部)araragi.shinzo@yamato-u.ac.jpカテゴリー: 主催行事(大会/講座)

 ~これはこれはJOHA HPから一部コピー転載です。


 

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奄美・沖縄混合の「伊是名の会」“琉美創舞”に感嘆!

2022年06月13日 | 「美ら島沖縄大使」便り
                         ]
 5月28日練馬文化センターで開催された「伊是名の会」(原口このみ会主)の第32回定期公演「琉美創舞」に行って来ました。私は数十年前にも観舞したことがありますが、今回は沖縄本土復帰50周年と奄美世界自然遺産登録の記念公演。首都圏には多くの琉舞団体がありますが「伊是名の会」は奄美と沖縄混沌の異色の集団です。この日も第1部は長朝花節、ネリアの森、ワイド、おぼくり等々、第2部はキジムナー、安里屋ユンタ、国頭サバクイ、エイサーとこの日の”裏声・ブルース”の奄美と”表声・ラテン”の沖縄のコンセプト・カルチャ演目と他の琉舞団体で奄美出身・沖縄育ちの私にとって目くるめく感嘆の演舞でした。琉舞、奄美民謡には全く疎い私ながら40人以上の出演者の内10名前後は幼稚園・小学児の集団舞にはさながら奄美・沖縄風のダイナミック宝塚舞を感じました。特に印象に残っているのは40種目の仕舞の殆どが団体踊りで、各プログラムの切れ目ない継続には迅速な着替等の舞台裏楽屋の徹底した指導を感じました。私は以前からの奄美出身のこの原口会主が何故「伊是名の会」名称で琉球・奄美混合?コンセプト舞踊集団を立ち上げたのか聞きたかったのですが、今回この会は原口さんの御祖父が立ち上げ、これを継承したことを初めて知りました。沖縄本島北部の伊是名島は奄美の与論にも近く、昔奄美との交流縁が深かったのでは?!原口会主様、素人の拙い感想、ゴメンなさい(´;ω;`)
                       

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「1966年早大学費闘争の記録」

2022年06月08日 | 「Weekly 読書感想」
        
 私は早大4年の時、学費闘争で逮捕された忘れ難い思い出があります。本書は1966年150日以上行われたこの早大学費闘争に携わった18人の早大同窓の証言です。私は第一文学部西洋史クラスの委員としてこの闘争に加わり、当時の早大本部に泊込みストをしていましたが、大学当局は警視庁と協議、2500人の機動隊を動員、この泊り込みストの203人の学生が逮捕され、私もその一人でした。私と同じく泊り込んでいたクラス級友3人も逮捕されます。本書には何故かこの逮捕留置の経験談は著述されていない。
 逮捕された私は刑事の出身名前等の詰問に黙秘した結果”ジョウトウ4号”として江東区の城東警察署に送致、留置されます。何故、城東警察署かというと203人の逮捕学生は都内61個所の警察署に3、4人毎に留置されたようです。3泊4日の留置後、霞が関の検察庁の検事尋問にも黙秘した時、検事から「君は名前を隠すのは自分の行動に信念がないんだね!」と揶揄され、送還された日比谷の東京地裁では判事の尋問に答え、身元保証人を指定、召喚され釈放されます。
 後に、私のこの逮捕歴と写真・指紋が警視庁に保管されいるたのでは?”と感じた出来事に会います。それは“鉄の女”と呼ばれていたサッチャー英国首相が1982年、三田の慶応大学を訪れた際、慶応大東門向かいの「アネックス三田ビル」に入所していた創業4年目の私の会社が警察によって徹底的に調べられたことを後で知りました。この留置により必須科目の出席が足りず、卒業半年遅れ、革マル・中核の拠点であった早大一文出身の私の履歴が後の朝日新聞やNHK応募試験等全て不合格の背景があったのでは?
      
(創業から20年間入居の慶応大三田正門向かいのアネックス三田ビル)
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「高橋東大名誉教授によるウクライナ侵略の背景講演に驚愕!」

2022年06月06日 | 「美ら島沖縄大使」便り
                                
  6月4日与野本町「ギャラリー南風」(山田しづ子さん経営)で開催された“沖縄に応答する会」(2022年第一回学習会)での高橋哲也東大名誉教授による「ウクライナから侵攻」テーマーの講演会に参加しました。当日の参加者は30人前後。2008年以降のウクライナに関するロシヤ、欧米の対応やウクライナをめぐるプーチンの侵略動機原因に関する多角的視点、資料に基づく高橋教授の講演には文字通り“眼から鱗”でした。プーチンの侵略を決して是とする訳ではないが、今回の侵略行動についてこれまで知らなかった様々な視点、背景を知りました。例えば、副大統領時代のバイデンのウクライナ訪問によるNATO加盟勧誘活動とこれを抑制したオバマ前大統領の抑制やNATO加入反対のウクライナ国内運動に対するゼレンスキー大統領の荒まずしい弾圧政策等々最近の日本のマスコミでは決して語られることのない事実に驚きました。講演後の質疑応答、懇親会にも参加し、様々な覚醒でした。
                             
                                  (講演後の高橋教授を囲む懇親会)
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「第37回武蔵野奄美フォーラム」へ参加しました。

2022年06月02日 | 「美ら島沖縄大使」便り
                     
 5月28日、武蔵小金井の商工会館で開催された恒例の「武蔵奄美フォーラム」に参加しました。今回の講師は駐日コートジボワール共和国大使館の中島亜津子財務官秘書。以前「象牙海岸共和国」と呼ばれた長くフランス植民地だったこの西アフリカの共和国のコーヒ、ココア等の農産主要産業国の実情を初めて知りました。中嶋さんは上智大卒業後フランスに留学し、この駐日大使館に勤務されたとのこと。祖父が八重山石垣出身、祖母が奄美出身の奄美・沖縄三世というのもビックリでした。私の“高出生、低就学率のアフリカ“についての質問についても明確にお答え頂きました。この日の参加者は40名前後。徳之島から高岡秀規町長が上京、重信竜昇奄美市東京事務所長も参加されていました。
「武蔵奄美ファーラム」とは在京の奄美出身者による年2回前後の講演交流会で、私も8年前(2014年)「高齢社会でのIT活用」テーマーで講演したことがあります。
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朝吼夕嘆

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