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「日中ソフト開発協力」

2005年09月20日 | 「美ら島沖縄大使」便り
 先週火曜、ホテルオークラで開催された(財)日本情報サービス産業協会と中国ソフト協会共催の「第9回日中情報サービス産業懇談会」に出席しました。日本から80社強、中国から70社弱が出席、取引実例、体験交流を行いました。
全体に中国側の発表は将来展望や決意表明等抽象的な印象に対し、日本側の発表はデーターに裏打ちされた具体的な経験談が多く大変参考になりました。
特に
①出向受入、少人数・同種業務の繰返し発注からノウハウと人間関係を構築。
②レビュアーとPMは別にすべきで、100Kに一人の規模でブリッジSEが必要。
③日本国内の中国ブリッジSEは中国事情に疎い。
④ブリッジSEの問題は言語の問題よりマネジメント力の問題。
⑤日本サイドのブリッジSEこそ大事。
等々経験者でなければ分からない具体的指摘があり、事情はあったとは言え、結果的にいきなり1億近い案件を出来立ての会社に発注し、手酷い目に会った我社の事例と比較して、大いに反省させられました。

 日本ではここ5年間新卒IT技術者は5万人台に留まり、特に高度IT技術者は慢性不足気味なのに対しっているのに対し、中国では日本の2倍から5倍と年を追う毎に新卒技術者が排出しているが市場は日本の4分の1以下と相対に過剰気味。 
結論として、好き嫌いや多少のリスクがあろうともコスト勝負の世界で生きる限り中国マンパワーの活用とその協力は避けて通れないという思いを新たにしました。
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