日高茂和ブログ・のほほん書斎

つぶやきのような、ぼやきのような。

宝瓶(ほうひん)

2020年05月09日 | のほほん所感
せっかくの新茶を、普段よりていねいにいれて飲もうと思い立ち、祖母の遺品の取っ手のない急須である宝瓶(ほうひん)を使ってみた。
やはり違うものだなぁ、と新鮮な発見をする。
抹茶のような苦みとともに旨味と甘みでさわやかな気分になる。宝瓶は、あまり流通していない茶器だが、注ぎ口を真下に向けて、最後のひとしづくが落ちるまで待つのが日常と違う気分になる。
忙中閑ありここにありといった心持ちになる。
遺品の宝瓶はどこの産地のものかわからないが、青磁のぐい呑みは波佐見焼のはしんたん窯の手づくりろくろ製。