日高茂和ブログ・のほほん書斎

つぶやきのような、ぼやきのような。

食道園 (焼肉)

2023年01月21日 | 消えゆくものの面影
2020年4月に嬉野温泉で撮影。
近くにあった医療センターに入院経験のある先輩が、退院前に散歩の許可が出てこの店の看板を見て、「食道炎」を起こすほどに食べ過ぎるくらい美味しい店なんだろうなとシニカルな冗談を言ったのを思い出す。
この看板はすでに見ることはできない。

侵略戦争が世界中を困窮させている今見る映画カサブランカ

2023年01月09日 | のほほん万葉集
国侵す暴挙が世界を困らせる今見る映画ぞカサブランカ

侵略戦争が世界中を困窮させている今、久しぶりにカサブランカを見た。
客が使ったナチスドイツの小切手をリックが破り捨てるシーンや、ナチスの将校たちがドイツの歌を歌うのに対抗して客たちが立ち上がってラマルセイエーズを歌うシーン、緊張の連続で喉が乾いていた風見鶏の警察署長がビシー水を飲まずに捨てるシーンには胸のつかえが落ちる思いがした。




下三寸・馬鹿の開けっ放し

2023年01月04日 | のほほん所感
タイトルは、ゲサンズン・バカノアケッパナシと読む。

これは、子供の頃、親や祖母に口うるさくしつけられた、一種のことわざのような、旧福江藩士の家庭でのしつけ言葉だった。

しつけができていない人は、開けた襖などをぴったり閉めないクセがあり、まったく心がけのできていない配慮のない人は閉めることさえしないという意味だ。

障子や襖や戸を、開けたらキチンと閉めなさい、という教えの慣用句だ。

これとセットで語られたのが、障子や襖の敷居を踏んではいけないという注意。

この注意の際に語られた例話が、昔、殿の居室に出入りする際に、敷居を踏んでギイッと音をたてた家来がいた。殿はその音をオナラと勘違いし立腹され、家来を仕置きしたというもの。

時おり、開け閉めの時などに、思い出す言葉である。

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