日高茂和ブログ・のほほん書斎

つぶやきのような、ぼやきのような。

やきものの町波佐見のストリート地紋 ■四方襷(よもだすき)■

2010年09月28日 | のほほん所感
やきものの町波佐見には、町を歩けばやきもの文化をあちらこちらで楽しむことができます。

このカテゴリーでは、やきものの絵柄の典型である「地紋」に的を絞り、それをストリート

で発見しては記録しようということを試みます。

さて、本日は 四方襷(よもだすき) です。

井石地区から中尾地区にかけての橋の欄干は写真のようなさまざま絵柄のやきもので装飾されています。

写真の絵柄は、ラフに描かれていますが、地紋のなかでもよく使われている絵柄で、四方襷

(よもだすき)と呼ばれる絵柄です。


身の回りの食器や装飾品を観察すると、けっこう使われていますよ。


アンジェラ・アキは板橋文夫の影響を受けている と、思う

2010年09月28日 | のほほん所感
先日、アンジェラ・アキが「徹子の部屋」に出演していたのを録画で見た。

スタジオでの演奏付き。

アンジェラは、椅子から立ち上がってピアノを弾く。

これは、板橋文夫の影響だと思う。

もちろん、これは冗談だが、エルビン・ジョーンズの奥さんのケイコさんも、コンサートでのMCのなかで、板橋文夫を、「無我夢中で立ち上がって弾く世界にまたといないピアニスト」といったニュアンスで紹介していた。

全身全霊で、伝えたいことを伝えるミュージシャンたち。


チリも積もれば・・・

2010年09月22日 | のほほん所感
たぶん、実現することはなかろうが・・・

いろいろとやってみたいことがあるなかのひとつに、

「掃除機の集塵パックに集まったものの内容分析」

というのがある。

なぜ、こんなに溜まるのか?

いったい何が溜まるのか?

まだまだOKと思っているうちに「ゴミ捨てサイン」が点滅し、蓋を開ければ集塵パックが

パンパンになっている。

開腹してやろうかといつも思うが、微細なほこりが舞い上がってはやっかいなので、その衝動をなんとか我慢している。

さて、内容物の推測である。

①横綱・・・ホコリの正体であろうと推測している衣類をはじめ、ありとあらゆる布製品か      ら発生する微細な繊維クズ

②大関・・・髪の毛。特に女性の。

③関脇・・・紙から発生する微細な繊維クズ

④小結・・・時おりこぼすお茶の葉とかコーヒー豆とか洗剤。

⑤前頭・・・ほかに考えつかない。

いずれにせよ、「チリも積もれば山となる」ものである。

教訓としよう。

共時性か?・・・たまに経験する不思議

2010年09月14日 | のほほん所感
ユングの共時性を持ち出しては、きちんと勉強した人に笑われてしまいそうだが、面白い体験をしたので語らぬわけにはいかない。

先日、にわかにサン・テグジュペリに興味をもって、代表作の「星の王子様」を読んだ。

大人が読むとムズカシイ真理を衝いていた。

そして、引き続き、「人間の土地」を読み始めたところ、その作品の背景となった作者の足取りをたどる、60時間にも及ぶ空撮から2時間に編集したドキュメントの放送があるではないか!

もちろん録画してじっくりと見る。

いろんな街の、いろんな家々。

いろんな土地の、いろんな農耕。

いろんな海の、いろんな姿。

いろんな山の、厳しい表情。

そして、砂漠。

「人間の土地」に描かれた世界を追体験できる映像の数々である。

フランスからアフリカまでの、60時間におよび撮影されたという空撮映像は、めったに見

られるものではなく、また、作品を読んだ直後だけに感慨もひとしおだった。

以前にも、何かを読み始めたら、関連することがらの特集がほぼ同時にテレビであったり

と、嬉しい偶然に新鮮な驚きを感じた。




業界用語特集  【ヤ行】 やえん

2010年09月11日 | のほほん所感
肥前陶磁器業界の業界用語特集。

今日は 「ヤエン」をご紹介します。

【ヤ行】

私にはナゾの言葉です。

業界の先輩たちも語源についてくわしいことを知っている人にはまだ会ったことがありません。

何から来た言葉なのかを推測することさえできていません。

「ヤエン」とは、写真のような、急須のフタを受ける胴体側のツバの部分のことです。

普通、フタをした状態で焼成するので、この部分とフタの「ヤエン」と重なる部分の釉薬(うわぐすり)は拭きとって、胴とフタがくっつかないようにして焼きます。

「ヤエン」は、薄くつくってあり、釉薬でガラス状の皮膜で保護されていないため割れやすいので、流通段階でも、お使いになる時にも、注意が必要です。




陶郷ノスタルジア

2010年09月09日 | のほほん所感
これは、昔の写真ではありません。

現在も、人々を魅了し、暮らしを豊かにするやきものを作り続けている町の光景である。

この写真は、波佐見焼(はさみやき)のふるさとである、長崎県東彼杵郡波佐見町中尾地区にある商店の看板です。

いい味が出ています。

できるだけ長くかけ替えないで欲しいものだと願う。

さて、この中尾地区には、江戸時代に世界でも最大級の登り窯があった。

いまでもその遺構は残っている。

登り窯とは、山の傾斜を利用して、下段より熱効率よく、また、大量にやきものを製造するための設備である。

ここで確認された登り窯は、前長170メートルに及ぶ巨大なものである。

また、これに準じる長さの登り窯があと二本確認されており、同時期に炎と煙を噴き上げていたことも考えれる。

そうした歴史を持つ集落だけに、昔々の営みの跡も残っていれば、いくらか前の懐かしい物も残っている。

陶郷ノスタルジア。

そんな言葉がこころに浮かんだ。



ショウガはこれで鮮度長持ち!

2010年09月07日 | のほほん所感
テレビの教養系雑学番組で、ショウガの保存法を紹介していました。

知らなかったよ知らなかった!

ショウガを冷蔵庫に入れるのは × だったなんて!

もともと南方の植物であるショウガは、低温に弱く、冷蔵庫にいれるとかえって傷んでしまうそうだ。

家庭での正しい保存方法は、湿らせた新聞紙などに包んで常温で保管とのこと。

番組を見てすぐに、冷蔵庫からショウガを取り出した。

いやぁ、ためになりました。

ミニおろし器 水玉


頼む、頼む頼む、、頼む~!

2010年09月04日 | のほほん所感
あらためまして、こんにちは。

「産地直送の和食器 海蔵(みくら)」店長の日高です。

今日は、縁あってこのページを開いてくれたあなた様に、頼む、頼む頼む、頼む~!と甘えてすがりついてしまいます。

何回か同じお願いをします。

なりふりかまわず頼みます。

開店一年近くなりますが、アクセス数の伸び悩みに、ご縁の力を借りまする。「産地直送の和食器 海蔵(みくら)」

アクセスが増えれば、検索エンジンの上のほうに上がってくるのではないかと、浅き夢見てえひもせず、と熱望願望しておるしだいでございます。

プチっとワンクリック、店の名前を押してやってくださいませ。

「産地直送の和食器 海蔵(みくら)」

長崎県旧福江市旧○○町

2010年09月04日 | のほほん所感
ずいぶん前に何かで読んだことでうろおぼえだから、間違っているかもしれないが、黒澤明の映画「まあだだよ」で、「先生」のモデルとされた内田百は、東京市の地名がなくなって東京都○区に住所変更になったあとでも、自分で住所を記すさいには「東京市○○○・・・」と書き続けたとか。

この話が事実だとしても、そうでなくても、共感してしまう。

私の故郷は福江市と言ったが、自治体の合併で「五島市」に改称された。

「五島市」までなら時の流れでショウガナイと思う。

しかし、生まれ育って馴染んだ町名まで変更されて、はなはだおもしろくない。

生まれ育った家の地所もすでに売ってしまっていて、その土地に帰ることとてもうないのであるが、戸籍の住所は変更された町名地番に変わってしまった。

執着めいていてオトナゲない心情とも思うが、面白くない。

変更前の住所も変更後の住所も、今後何かの手続きで書くことはほとんどないと思うが、妙に気に食わないのである。

・・・きわめて個人的な、つまらぬ意地なのではあるが・・・・・




《先日発表の俳句のこと》

2010年09月01日 | のほほん万葉集
盆踊りするかに見える百日紅

《先日発表の俳句のこと》

やきものの産地 波佐見(はさみ)は、佐賀県の有田に隣接する長崎県の北部にあります。

里山というのでしょうか、山村というのでしょうか、ようするに山の合間に人の営みがある地域です。

そのせいなのか、花がきれいだからなのか、庭のあるお宅には、百日紅を植えている家がけっこうあります。

通勤や仕事で見かける百日紅を見て、俳句が一句浮かびました。

百日紅は、それぞれの木が個性的な形をしていて、「お決まり」の形がないようです。

この個性的で、鮮やかな花を咲かせた個性的な木を並べて大きな円をつくったら、盆踊りをしているように見えるのではないかと

想像したわけです。