宣セーショナル

宣承をひらく

わが母の感受性

2017-04-29 18:32:01 | 日記
私の母親は実におもしろい人である。

一般的に人が考えないようなことを考え、時に悩み、時に感動し、要するに一喜一憂している人だ。

先日、ようやく再会した帰路にメールが届く。

『今回はありがとうね♪』

ここまでは一般的…その感謝の弁もそこそこに、先日の防衛大臣の発言をめくって言及し始めたのだ。。。

一般的には、〝腹立たしい〟〝呆れるばかり〟〝悲しくなる〟等々、愕然としているコメントがほぼ全体像だった。
しかし母親は、こう書いた。


『私もね、あの人は本当にダメな人だ!すぐ大臣を辞めるべきだ!って思ったのよ。それは今も変わらないんだけどさぁ、あるコメンテーターの人の言葉でハッとしたのね。

〝何回も失言するのは心が無いに加えて、言葉の表現が下手な人ですよ。こんな人が人前で発言する仕事はしていけませんよ。〟

っていうのを聴いて、ハッとしたのね。自分では気づかないうちに失言して他人を傷つけているよね私…って思ってさ。この大臣の問題じゃなく、私自身の問題で、いつも迷惑掛けている私だよなぁって思ったのよぉ…』


母・文子さんらしいなぁと思って嬉しくなったけれど、あえて文子さんには伝えた。それも、あれこれ論議したのちの最後の言葉だけど…。


『もしかしたら無意識のうちに他人を傷つけているかなぁと思っているお母さんと、心の中で周囲のことは何とも考えずに発してしまい、さらにあれこれ言い訳している人は違うんだよ。お母さんの言いたいことはよく分かったけどね、整理はした方がいいよ。お母さんの場合は少なくとも、周囲を傷つけてしまっているよねきっと…と慮っている時点で、周りも、お母さんは言葉足らずだけど、本当に実直で素直な人なんだよねって理解されていると思うよ。かの大臣とお母さんは、そこが違うという認識で、整理はしておいたほうがいいと思うよ。』


私の母・文子さん。

よ~く、大事な考えるべきことを与えてくれる、そんな大事な人である。


おかげさま。。。
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ダブル15周年の旅!?

2017-04-26 23:27:14 | 日記
先週末から4日間、鹿児島に行ってきた。

聡子さんが経営する介護事業所いろ葉さんの15周年のお祭りに参列させていただいた。三好さんの記念講演から始まり、シンポジウム、午後からは介護のお笑い劇、そして介護あるあるのトークショーと満載だった。いろ葉さんの介護はすごい。とことん人の人生に向き合う。そこには問題老人はいない。個性豊かな人間の集まりとお年寄りも職員もみんなが捉えている。施設でありがちな、「現場をまわす」という概念も感覚もない。まわす必要があるのは気や頭と言ったところだろう。
こんな介護現場こそ、普通の暮らしの中にある福祉。光寿会も目指したいな。

そう思って会場を後にする。関西のアニキや仲間たちとも呑めて、元気をいただいた。

今回の旅は、もう一つ目的があった。
実母・文子さんに会うための旅でもあった。5年に1回しか会えないから、その度に子どもたちを連れて行った。今回は5番目の音々と二人旅。最初は距離を置いていたけれど、そのうち仲良くトランプしたりカルタしたりしていた。


『音々ちゃんのおばあちゃんだよ♪』


嬉しそうにしていた二人。いろいろあり過ぎて、岩手のお寺を家出してこちらも何と15周年(笑)。

いろ葉さんと文子さんの家出のダブル15周年という不思議なご縁に導かれて、改めて紡がれる人生を感慨深く振り返ってきた旅だった。

さてさて、20周年は盛大になるのでしょうかね。。。

おかげさま。。。
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2017春の婦人聞法のつどいin碧祥寺

2017-04-14 19:49:32 | 日記
今年も春の婦人聞法のつどいがやって参ります。

亡き私の父・太田受宣の祥月命日を、法話会として毎年向き合う場所を作ろうとした先代住職・祖電さん。息子・受宣のこころを紡ごうとした熱意は今もなお、このようにして引き継がれました。

そしてそして、この度の講師は、私の大学時代の親友であり、寮生活も共にした同回生の寺澤三郎先生であります♪
ぜひぜひ、いらしてくださいね♪

【期 日】 2017年5月7日(日)
【時 間】 10時~12時
【場 所】 碧祥寺本堂
【対 象】 仏教の話を聴きたい方ならどなたでも!女性とタイトルについていますが、基本、全く関係ありません。男性の方もぜひ♪檀家のうんぬんも関係ございません。
【服 装】 ご自分のいいと思われる格好ならそれでオッケー♪
【持ち物】 お念珠(数珠)とゆっくりした気持ちを持ちたいとする考え方



気をつけてご参拝くださいまし♪


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徳高き生き方

2017-04-13 18:41:33 | 日記
私からすれば結構上の先輩たちではあるけれど、先週末、お二人の若き先輩を送ることになった。
どちらもまさかの最後だっただけに、悲しみも気持ちの曇りも中々晴れぬまま今日も迎えている。何だか、気持ちにぽっかり穴が空いた感覚でいる。

どう受け取っていくか。

衝撃が強い分、深いつながりがあった分、ご家族の皆さんは長く時間を掛けていい。時間が長く掛かるのは辛いけれど、解決するものではないので、どうかそのご人生を一緒に抱きしめながら一日一日を送って頂きたいのである。
せん越ながら、私は坊さんとして、その気持ちの揺れ動くところに、傍に居させて頂くことをお伝えした。

さて、その先輩のお一人は、私が葬儀を執行させて頂いた。
倒れる二日前には、他のご法事でご一緒させて頂き、飲んでいただけに、未だに私自身も信じられないでいるのが正直なところである。
先輩は、本当に仁徳と人徳のふる方だった。地域でも人望のあつい方だった。
お通夜でもその話になった。

隣りの家の方Aさんは単身赴任で遠方で仕事をされていて、この冬、連れあい様が大けがをしてしまい除雪もままならないという中で、先輩は除雪をあたり前にしてくれていたという。逆隣りの若手の方Bさんも、その除雪に尽力されたそうなのだが、そのBさんは仕事上早番のある勤務であり、その前の晩などには先輩から電話が掛かって来て、


『【先輩】お前、明日早番だっけか?
【Bさん】んですね。
【先輩】分がった。どうもな。』


〝分がった。〟と、それだけしか言わず、結果、翌朝は隣りのAさん家の除雪をして下さるという、さり気なく奉仕ができるかっこいい方でもあったのだ。
その御礼を、遠方に住むAさんが家族から聞いて、電話で御礼を言ったことがあった。ところが先輩の返事は、


『そんな事で一々電話してくんな。』


と、あえての返事。徳が高い人というのは、こういう見返りを全く考えず他人のために尽力できる人の姿を言うのだと改めて思う。
喪主となった息子さんも、喪主挨拶の中でこう締めくくった。


『父は、自分のことよりも周りの人のため、地域のために生きた男でした。』


仁徳と人徳ある生き方。

68年のまだまだ現役としてやっていけたご生涯は、長さはなくともその色濃さで、深さで示し導いて下さったものだった。
今回のご法名には、この徳の字を一文字つけさせて頂いた。


先輩のご生涯を振り返りながら、私自身はどうなっているか振り返り、恥ずかしく感じる。でも、恥ずかしいくらいの私の事実を認めて出発するしかないから、今日を生きることにしよう。

おかげさまでした。
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人生の入学と卒業…

2017-04-10 05:30:37 | 日記
長女が先週、無事に高校入学した。
長女自身が決めた進路。図らずも私の母校。素直に嬉しかった。

心底苦しい場所だったけれど、だからこそ心底喜び溢れる大好きな場所にもなった高校。いや、特にも体育館が…(笑)
その体育館での入学式。母校の校歌を音楽部の7人の生徒さんが歌ってくれた。なんて美しいハーモニー。校歌がハモれるなんて感動的だ!なんて話を、高校の同級生も数名今回PTAとして一緒なので、ヤイヤイ話していた。そして、クラスは違うが一年生の担任をしている先生の中にも同級生。ラグビー部の監督も同級生。これまた心強く安心していた。
いつもの如く、入学式の最後はバンカラ応援団の気合いの入った校歌を聴かされ、娘はマジでビビっていた(笑)。

今日から応援歌練習が始まる。がんばれ娘よ♪


その一方で、今日は大事なお葬式。若くして急逝されただけにつらい。涙が出てくる。
『まんさく』の徹夜で、意識が高ぶっている。疲れはない。

しかし、昨日も信じられないショッキングなことが西和賀町で起こってしまった。こんなことになるなんて。今日の新聞には載るよな。。。夢を見ているみたいだ。。。雲が厚く感じる。。。

でも、今日という日は、今日でしかない。私にできる今日を精一杯、挑んでみよう。
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場を紡ぐ、時を紡ぐ

2017-04-07 22:37:31 | 日記
新年度スタートして一週間が経ってしまった。ご葬儀が今日まで3件と、目まぐるしいスタートとなっている。また今日も、この間まで一緒に飲んでいた方のご逝去の一報を受けた。枕勤めに出向いた今夜、涙が迫ってきた…。精一杯、お勤めさせていただきたい。
ちよっと手が回らないことも出てきたけれど、一つひとつ丁寧にやるだけですね。

さて、丁度10日前の3月28日、子ども夢ハウスおおつちの子どもたち10名と藤原先生とスタッフの方が西和賀町に雪合戦サッカーと称するオリジナルスポーツをやりに来町された。雪合戦サッカーからの温泉の旅を満喫していただくコースを企画していた私たち。

さてさて、今回は初めて会う子も多く、最初は緊張気味の雰囲気だったが、雪のグラウンドを見るなり大興奮!舞台は沢内小学校グラウンド。
私は別件があったため、後ほどサッカーに参戦することだけを伝えて場を離れた。

きっと大盛り上がりで、何時間くらいバテずにやるのかな?私が駆けつけた頃にはどうしているかな?
などと考えながら、別件を滞りなく済ませて向かおうとしたその時、電話が鳴る。


『もう疲れきって、雪上雪合戦サッカーはたくさんなので温泉にいきたいそうです。』


サッカー開始から、何と30分ほどでの一報が入ったのだ!予定では少なくとも2時間くらいはサッカーしたり雪合戦したりと走り回るつもりだっただけに、この企画の難しさを痛感した。
要するに、前日と当日朝の雨で雪のグラウンドはグチョグチョ…走れば足場はズボズボとぬかって走れない走れない。体力もホトホト吸い取られていくわけで。結果、『もう要らん!』という気持ちに早速到達してしまったわけであった。

一行は、西和賀町内の砂ゆっこへと向かった。
その名のとおり、砂場に横たわり顔以外に砂をかけてもらって15分ほど温まるというもの。これがまた格別に気持ちいい。
私は25歳の時に2回入ったきりで、それ以来ということもあり、迎える側でありながら先生や子どもたちとご一緒させてもらった♪
臆病?なのか、男の子たちは1人も砂風呂には入らず、逆に女の子たちはキャッキャッ言いながら入っていた。
とにもかくにも、雪の遊びと砂の温泉という、西和賀らしい企画を満喫していただいてお見送り。一行は余った時間で北上のアメリカンワールドでさらに遊んでいらしたが…(笑)


かさ上げ工事で遊び場がさらに減ってしまっている夢ハウスの子どもたちに、少しでも無邪気に気持ちを解放できる場づくり、まだ、やれることはあるのだと感じさせられた時間。

藤原先生、子どもたち、おかげさまです♪
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マニュアルには決して描けない大切なもの

2017-03-31 21:40:41 | 日記
怒涛の今年度もいよいよ今日で終わった。
精神的に、今までで一番苦しかった年。。。一時は強烈な後ろ向きというか下向きな時間を送っていたけれど、それがあったから、今は前を、上を向けるのだと自覚している。

今月も終盤に来て、お看取りがあった。
ご家族付き添って最後をお見送り下さった。

職員のことをとてもとても褒められた。
夜間帯、傍に一人でついていらした息子さんに、タイミングよく声を掛けに訪室してくれた夜勤職員たちのこと。また、夜勤の休憩時間を使って、


『お疲れでしょう?一人で傍にいたら不安ですよね。少しお休みなりますか?僕、休憩時間なので僕が傍に居ますから。』


こんなことをサラッと言える職員がいてくれて。これは光寿苑のマニュアルにはない。もちろん、休憩時間は休んでいいのだ。けれど、こういった心が、姿勢が、ご本人にもご家族にも届き、ずっと残っていくのだ。

息子さんの奥様がおっしゃった。


『ここの看取りはすごい。みんな、職員さん大したもんだね。
私の職場の看取りとはあまりにも差があって驚いた。恥ずかしいけど、叶わないくらい、気持ちが支えられてだもの。ありがどねぇ…。』


なんてありがたい言葉だろう。身も心も震えた。最悪にも感じた事あった一年が、嘘のように晴れ渡った感覚だった。

うちの職員はすごい。

同じように、この冬、看取らせていただいたおばあちゃんの時もそうだった。
その時の看取りは、告知から3日、あっという間の最後であり、家で看取りたいという希望も叶えて差し上げられなかったにも関わらず、その孫娘さんがおばあちゃんご逝去から一ヵ月経った頃、こうおっしゃった。


『結果的に光寿苑さんでの看取りになったけど、私は本当に満足しました。家で看取っているようにおばあちゃん安らかに安心した表情だった。みんなで傍に寄り添えて。
光寿苑の職員さんたち、何てステキなんだろうって。一人ひとりが程よく丁寧に関わって下さって。妹も同じように感じたみたいで。理想の看取りでした。
だから私、もし光寿苑さんが宜しければですけど、その一員に入れて頂きたいって思ったんです。おばあちゃんが、光寿苑さんと私を引き寄せてくれたんじゃないかなぁって。お邪魔にならなければ、一員にさせていただけないでしょうか。』


その孫娘さんが、看護師として今週から勤め始めてくれている。

あたり前にやってきたこと。積み重ねてきたこと。マニュアルや指針には描かれていない人間力がここに存在していて、人の心に伝わっていることに、改めて、大切にすべきものを明確に見た感覚でいる。

光寿苑はすごい。お年寄りに導かれて、光寿苑の職員は輝ける。

自分たちの足元から踏み固めて、また歩き始めよう。

おかげさまです。


【追伸】どうでしょうか。一緒に光寿苑で働いてみませんか。3年でいいんです。特別な空間での3年の人生経験と思って、この町に来ませんか?一緒に生きてみませんか?
重いですか…(笑)
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ご縁というつぼみ

2017-03-24 08:19:47 | 日記
人は出会うことでご縁を感じたり、何度も偶然が重なり会うことがあると、運命とまで言う人も世の中多い。

けれど、会わないご縁、すれ違うというのもまたご縁。

何度も偶然が重なり、自分の気の合う人にタイミングよく会うことがあれば、『これも何かのご縁だねぇ。』と素直に喜んでいい。

逆に、すれ違ったり、まったくタイミングが合わずしばらく会わなかったとしても、それもそれぞれのご縁。

ご縁は、自分の都合や考えで充てつけるものではなく、自分を取り巻くすべてのものがご縁。良い時も悪い時も、必ず自分に何かのヒントを与え続けてくれるもの。



花が咲かない時は、根を下へ下へおろしてください。そうすると、今度咲く花はもっとキレイな花を咲かせる。

渡辺和子さんの講演でのこの言葉の奥深くにあるものを味わいつつ、今日をスタート。

私をとりまく無数のご縁は、私のつぼみなんだと思う。

おかげさまです。。。
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それぞれの卒業

2017-03-22 22:10:36 | 日記
ちょっと時間が経ちましたが、長女が志望の高校に合格し、晴れての卒業となりました。ホッとしましたし、卒業式は泣いたなぁ。。。
担任の先生の演出とは言え、父と母それぞれに宛てた手紙を控室で開けて読んでからの卒業式。。。泣かない訳がない。。。

そして、小学校の方のPTA会長の任も、卒業式で基本的には無事終えられて。先代からの課題となっていた部分の改革も無事間に合い、後は総会と送別会を残すのみとなりました。会長の任も卒業です。

いよいよ卒業。

長女は私の母校へ…。うれしい気持ちと寂しい気持ちと半々ですが、時間は前に進んでいく。

愛しみつつ、次の扉を開けましょう。

おかげさま。。。
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2017.3.11

2017-03-12 18:38:02 | 日記
おかげさま。





昨日は3.11の7回忌。

有志と共に、沿岸へ走る。

女川町の沿岸で14時46分、黙とうに併せて勤行。晴れた空、穏やかな海を前に大事な時間をむかえる。その周りにも、きっと地元の子たちだろう、花を手向けながら合掌なさっていた姿にグッと迫るものを感じた。

そして福島へ。

震災の翌年から深くつながってきた佐藤家に出迎えられ、いや、大歓迎受けながら3.11を過ごす。

3.11

あの大震災に対して、「もういいんじゃない?」という人は多くなってきている。それはそれで仕方ないけれど、私はそうはならない。

自分のこととして、今一度、向き合った時間。

ここからスタートするんだ。

おかげさまです。
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