宣セーショナル

宣承をひらく

最後の最後まで…

2011-06-30 07:09:11 | 日記
 昨日、避難されている高田の方々のご要望により、障子の張り替えをして頂いた。

 現在、仮設住宅も続々決まり、半分しか残っておらず、まして、残っている方々も帰る手続きやらなんやらで忙しいのだ。それにも関わらず、


 『何か、やらせてよ。本当に返しきれないくらいお世話なったんだからさぁ。』


 なんて言って下さってね。そんなにご支援はできなかったけれども、そのお気持ちがありがたいから、急遽企画したのである。


 6名の方が来て下さって、前にも書いた通り、本当に仕事の上手で早い方々なために、あっと言う間に終わってしまって。。。その後、近くで作業をみていた光寿苑のお年寄りが、持ち前の歌で御礼申し上げたら、また穏やかなイイ空間がそこに拡がって行ったのである。
 その光景をみていると、また、グッときてしまった。


 ふと、窓の向こうに目をやると、花壇付近の草刈りをしている人がいる。

 よく見ると、これまた高田の避難されているお母様ではないか。。。
 傍に行って御礼申し上げると、


 『ようやく、私にできることがありました。ようやく来れて、安心して高田に戻れます。ありがとう。』


 何だか、昼から感きわまる一日だった。

真ちゃんご一行

2011-06-29 10:03:41 | 日記
 震災後、はるばる名古屋から2週間駆けつけてくれた真ちゃん。

 避難されていた皆様への逆転の発想ボランティアのアイデアも、真ちゃんと毎日議論した結果生まれたものだった。


 今回は、奥さまと御二人の子供さんを連れて岩手で癒し旅行に来て下さった。


 当時、交流のあった仲間とも再会。光寿苑組にも全員会って、ご満悦の様子。
 殊に、生まれて2ヶ月の子供さんがいる中で、どうしても居ても立ってもいられなかった真ちゃんをあの時期に2週間も遠方に出して下さった奥さまには頭が下がる想いだっただけに、今回、笑顔の奥さまがみれて、私も嬉しかった。

 子供たちも、姉妹のように意気投合してね。


 再び、元気を岩手に持ってきて下さった真ちゃんご一家、おかげさま。。。

物資の結末

2011-06-28 09:46:23 | 日記
 今回の物資、食器類や台所用の物は、陸前高田市の皆様へ。
 その他の蚊取り線香やロウソクなどは、大槌町の皆様へ。


 受け取る人やタイミングで反応も様々ですが、仮設に入る前の方々にとっては、食器類などは本当に喜ばれますね。


 『わぁ~、助かるぅ。こういうの欲しかったのぉ。ありがたいねぇ。』


 多くの方がとっても喜んで下さいました。


 お送り下さった皆様にお見せしたいくらいでしたよ。私自身が嬉しくなってしまいました。


 いつもいつもありがとうございました。

教え

2011-06-27 06:15:12 | 日記
 今回、ブログで発信した『物資集め』に、ずっと気に掛けている方が色々集めて来て下さった。


 『何もできない私たちに、こういう機会を与えてくださってありがたいです。よろしくお願いします。』


 そう言って、ご持参下さった。


 それは、以前、辛い別れをされた方で、私自身が本当に人生を学ばせて頂いている方である。
 坊さんとして、全力でお守りする姿勢を教えて下さった方であり、今回の震災に関する行動も、その方や大事な亡くなられた方のお参りを通して生まれたものも多かった。


 要するに、〝一人ひとりに向き合う〟という、極あたり前でありながら、最も繊細でエネルギーの必要なことの積み重ねこそが必要なことなんだと、教えて下さった人。


 おかげさまなのです。

物資

2011-06-26 06:07:37 | 日記
 先日、お声掛けした物資が集まりまして、本当にありがとうございました。

 明日、大槌町に向けて、当職員が行って参ります。
 明日出向く職員は、個人の物資が受け付けられない時期(3月)に、『光寿苑を拠点にして集めよう』と、全国に向けて情報発信してくれた人です。

 いよいよ、自らの手で行ってきます。


 皆さんの心が私たちの行動となって、ひとつの形となります。


 おかげさまです。

仲間と…

2011-06-25 17:02:38 | 日記
 昨日の夜、寺子屋しゃべり場に向けて会議を設けた。

 細かい表現の部分やねらいの部分に至るまで、アルコールを入れながらいつものスタイルで語り合う。
 あれこれ意見が出て、すり合わせて一つのコーナーが出来上がっていく。
 この時間がたまらなく嬉しいのだ。


 気づけば、酔いつぶれて1時間半も眠っていた。


 思いを語り合える仲間、本当にありがたい。


 いつまである命か分らないから、この一瞬、この仲間、大事にしていきたい。

高田の皆様の心

2011-06-24 16:28:57 | 日記
 ワラビ採りや花見会などでご一緒していた避難されていたある女性の方が来苑されて、おっしゃった。


 『先日も本当に元気を頂いて、ありがとうございました。本当、西和賀に住みたいくらい好きになりました。
 あのね、私、いつもこちらでご提案くださるボランティアの時に日程が合わなくて一度も来れなかったんですよ。そろそろ帰る雰囲気になってきたんですけど、一回は恩返しにボランティアさせて頂きたくて6月中に何かさせてもらえないでしょうか?』


 数々、お手伝いを頂いてきた高田の方々。その姿が全体的に派生していったことを本当に嬉しく思った。


 日本人は長く、この『お返しの心』でお互いに生きてきたんだよなぁ…。


 来週の企画を早速作って、旅館にお持ちした。


 そこでお会いする高田の方々、皆さん、笑顔で声掛けてくださって。


 皆さんをしっかりお見送りしたら、また、沿岸に走りたい。。。そう思う今日この頃である。

必要な物を集めたいです。

2011-06-23 08:17:14 | 日記
 物資をお願いできる方はいらっしゃいますか?すべて新品でお願いします。


 ①食器類
 ②調理用具(あまり大きくない物)
 ③蚊取線香
 ④虫よけスプレー

 ⑤虫刺され薬


 お寺または光寿苑の住所をご存知の方のみ受け付けます。

 締め切りは、26日(日)発送分まで。。。


 よろしくお願い致します。

苦悩の時ほど

2011-06-22 18:52:34 | 日記
 苦悩の時って、どうやっても出口が分からなくなる時がある。


 何気なく言われた言葉がやけに気になる。

 冗談で言われた言葉が、どうしても許せなくなる。

 何人かの人が笑って話しているのを見かけると、〝自分のことか?〟と疑心を抱いてしまう。


 そんな時こそ、誰かの心配をしてみる。

 誰かの悩みに耳を傾ける。


 気づけば、楽になっている自分がいる。


 悩みなんてのは、人も自分もそんなに変わりが無いんだって気づいたりしてね。



 やっぱり、周りの人の存在あって、自分の存在が活きてくるんだな。

元子供による寺子屋再始動

2011-06-21 07:46:11 | 日記
 来る7月9日、『中高生と寺子屋しゃべり場』があります。






 タイトルは、『幸せのものさし』。

 大震災から4ヶ月になろうとするこの日、〝自分にとっての幸福の絶対条件とは何なのか〟を探求してみたいと考えています。

 私自身も、自身がどんなことをしゃべるのか?まったく想像できませんが、参加して下さる方々と、それぞれの価値観(幸福感)に触れながら探していきたいと思います。


 ぜひ、いらしてくださいね。