宣セーショナル

宣承をひらく

抑揚と間の取り方

2014-05-31 08:00:21 | 日記
 昨日は午前中光寿苑で仕事をしつつ、第5回目の親鸞教室のため、宮城県登米市へ行って来た。

 今回も、アドバイザー的講師の立場。ほとんどしゃべる時間は緩和されて気持ちは楽だった。

 最後の総括では、少しでも専門的に作法やお飾りが分かりやすく身近に感じて頂ければと、間合いをとりながら丁寧にお話しさせていただいた。

 終了後、毎回玄関口でお見送りするのだが、その時、60代前半のお父さまがおっしゃった。


 『先生さぁ、あのしゃべり方がさぁ、あの人に似てるねぇ。なんだっけ!?えっと、あぁ、野村まんさいさんね!
 やぁ、似てるわぁ。抑揚といい、間のとり方といい、大したもんだよ♪
 顔は似てないけどね(笑)』


 初めて言われて、なんだか不思議な感覚だけれど、喜んでいいことなのだろうと頂戴した。

 ほんで、中身はどうだったんだろう!?(笑)

ツボは正直!

2014-05-30 05:55:55 | 日記
住職修習も無事終わり、すっかり安心してしまったのと、帰りのバタバタ、帰ってからのバタバタでまたもやブログをつけず寝てしまったわけで(笑)。

実は、帰る直前の空港で、足裏のツボのマッサージを受けることにしたのです。

どこか痛いかで体の状態が分かる!

いつもなら、腎臓とか肝臓、胃腸の部分が痛む私。

しかし!今回は違っていました。

ふくらはぎから膝裏まで含めてマッサージを受けたのですが、その先生いわく、


『首の異常なこりと目の疲れ、そして、膝裏が随分と血行が悪くなっておられましたね。』


まさに、住職修習でのほぼ正座で姿勢をよく保ち続けながらの3日間。しかも、ガックンガックンなりながらも黒板や資料を見続けた目たちは、疲れのピークへと到達していたのでした。

しかしながら、禁酒だったことで、いつも痛むところは痛まないんですから…。

ツボは正直なもんで。先生もあたり前ですが、さすがだなと思ったのでした。


すんません!取り込み中につき、本日はツボトークまでぇ♪さいならさいならさいなら~(笑)

住職になるための最終日!

2014-05-28 16:31:21 | 日記
朝6時。清掃から始まった最終日。
朝のお勤めを終えて、住職任命式へと向かう。

今回受講の27名全員が無事に住職として任命された。
一人一人呼名され、任命書が手渡された。式の間はそんなに感じなかったけれど、式後、今回ご同行していただいたお寺の責任役員Fさんのところに任命書を見せに行ったとき、


『おめでとうございます♪新住職。』


と微笑みながら声をかけていただいたら、急にグッときて目頭が熱くなっていた。


その後、本日28日は、親鸞聖人の御命日勤行があるため、内陣に上がらせていただく出仕となった。
たまたま私の座らせていただいた場所は、親鸞聖人のお姿の真横。とてもありがたいその場所で感慨深くなっていた私。
…しかし、この場では、体はほとんど動かさないように!と言われていたため、その1時間の出仕は、ほぼ足の痛みとの闘いと、動けない状態での苦しみ満載だった…。
ホントにきつかったぁ~。。。


自分の足じゃないようになりながら、何とか乗り越え、お昼の御斎をいただく。

午後、宗教法人法の座学と実際の法務局での手続きの講義では、再びガックンガックンお辞儀の私。

閉校式も終えて、そんな私も住職となれました。


今回の班のメンバー、本当に恵まれました♪楽しかったし、優しい時間でした。感謝です♪


何につけても、ほぼ同じようなタイトな日程をご同行下さったFさんも本当におつかれさまでした!


今夜は、もう帰れないので、2人で祝いの盃、くみかわさせてくださぁい♪♪♪

住職になるための2日目

2014-05-27 18:05:02 | 日記
今日は朝6時から掃除スタート!

こういう状況の時って、1時間もまえから目が覚めて、何度も時計を見ては寝て見ては寝てになるもので…(笑)

その後は朝のお勤めして、午前中は本堂内陣に上がらせていただくための作法を学びぃ~!

午後からは清掃奉仕活動で汗を流し、今、屋根改修中の阿弥陀堂の工事現場視察。大きな建物の工事はスケールが違う違う!!!上手く説明できませんが、屋根斜め上部から見降ろし見学できるなんて、凄すぎた!!!

その後の講義、安心してガックンガックンお辞儀してしまったのは言うまでもなく…。

さてさて、今夜は3時間座談!!!

おきばりやっすぅ♪

住職になるための初日!

2014-05-26 17:53:43 | 日記
今日から三日間の住職修習にて、東本願寺に来ております!

朝から重たい荷物を引っさげて、責任役員のお父さんと汗かきながら研修道場入り。

毎月行われる住職修習ではありますが、今回も30名近い坊さんたちが住職になるために全国から集まっています。

それぞれ境遇も違うし、お寺を取り巻く事情も違う。しかし、同じような課題もある。

久しぶりに専門的講義を受けましたが、こんなに辛いもんでしたかぁ(汗)
学生時代もよく寝てましたから、昔と変わらない受講態度!うんうん!!

座談の時間も多いですが、同じ班の皆さんがイイ人たちで助かりますねぇ♪

これから20時半まで講義&座談!!!っす!

がんばるぜい♪

『生きるということ』講演会

2014-05-25 09:09:52 | 日記
昨日は、自治労岩手県本部さまの衛生医療評議会学習交流会にて講演させていただいた。

久しぶり4月30日以来の講演だったからか、何だか結構緊張して始まった。

テーマは、


『生きるということ』


目いっぱい体験談と実際のエピソード交えて語らせていただいた90分。

聞いてくださった方々から、ご評価沢山いただいて。

秋にもまた、講演の場を承り、本当にありがたいこと。

公務員のリーダー格の方々ばかりだったようだけれど、西和賀町の方々も数名いらしていて、話しやすかった♪


さてさて、いよいよ住職修習のため、今日から京都へ行って参ります。

チームにしわが2014始まる!

2014-05-24 16:31:23 | 日記
昨日は、チームにしわがの総会だった。

震災から三年。チームも三年目を迎えた。

今の現況に合わせて、活動も変化させようと企画を練った。

何より、メンバーにも変化がありながら、役員も変わる。役目に負担を掛ける。それぞれ忙しい中、また役目を受け持ってくれるメンバーに、心より感謝。

仲間がいなければ、何も私はできない。

おかげさまで、この活動が続けられる。

余韻に浸りながら、久しぶりにアルコールに浸ってしまったおっさんが、今日もここに生きている。

命結(ぬちゆい)~去・来・現のいのちを紡ぐ~

2014-05-23 12:46:35 | 日記
昨日は、真宗大谷派仙台教区が主催する『3.11東日本大震災・心に刻む集い 命結(ぬちゆい)~去・来・現のいのちを紡ぐ~』研修会に参加させていただいた。

これは、大震災の翌年から始まったもので、今年は3年目。実に1100人以上の人たちが会場に押し掛けていた。

中身をザーッと紹介すると、

岩手・宮城・福島被災地3県より各2名の方が壇上にて思いや現状をリレートークするものが一つのメイン。

現状の話が出る合間に、民謡ショーがあり。そこでまた気持ち軽くなる…とまぁ、そんな雰囲気で進んでいく。

最後は、加藤登紀子さんのコンサートによりフィナーレとなるという運びだった。

歌、太鼓や三味線も感動ものだった。

しかし、それ以上に、リレートークに出ていらした6人の方のお話しが心にしみた。


今回は、子ども夢ハウスおおつちの吉山くんもその一人として壇上に立った。

トップバッターで緊張したという話だったけれど、とっても落ち着いたイイ報告をしていらした。

その後、高校2年生の男の子は、堂々たる話し振りで、20代の青年実業家かい!と思ってしまうほどのものだった。

仮設住宅で過ごしていながら、あるいは、大切なお身内を亡くされながらも、前を向いて歩いている雰囲気が伝わってきて、元気が引き出される時間だった。

しかし、最後の6番目、福島県浪江町代表の30代女性・Iさんの報告を聞いた時、本当に時間がとまるという苦しみがどう言うことなのかをしみじみ考えさせられたのだった。

彼女はおっしゃった。


『私は震災後、岐阜県に避難して今も暮らしています。元々は、浪江町という福島第一原発から10キロほどのところに暮らしていました。
震災後、原発事故の後、私たちは「安全ですから。」と言われながら、詳しいことは何も知らされないまま、近くの避難所でしばらく過ごしていたんです。きっと、汚染されていたであろう川の水でご飯を炊いて…。それを平気で私たちは口にしてたんです。

その後、避難所を転々として、現在の岐阜県へと移り住むことになりました。
その間、私の母は亡くなりました。

地震が起こらなければ…
津波が来なければ…
原発事故が起こらなければ…

あのやさしい母は死ななくて済んだんじゃないかって思ってしまう。

最近になって県は国は、「福島は安全ですから戻ってください。」と呼びかけています。
でも、あの時と同じように、また本当のことは何も知らされないままにされるのではないか。「安全」と言われても信じられません。

私は、故郷に戻りたい。でも戻れない。

私は一体どこで生きていったらいいのか、今も何も考えられないまま生きています。』


ドンと心にきていた。涙があふれて止まらなかった。

すぐに民謡ショーが始まったけれど、手拍子などしばらくできなかった。

これが福島の現実。日本の現実。
そこを見ようとしない世の中の現実、私の現実であった。


今一度、考えたい、生きる場所、生きられる場所とは何なのかを、こっから…。

小悪魔の手口

2014-05-22 05:06:06 | 日記
実際には、昨日の話。


朝、起きてすぐ、2歳半となる5番目の娘は、ヨーグルトを食べるのが日課のようになっている。

食べ終えて少しすると間もなく、ジョアかヤクルトを飲みたがる。これも日常茶飯事。

お母さんだと簡単には取り合ってくれないため、決まって私・親父にお願いにくる知能犯の5番目。

あまり良くないのだろうけれど、やたら飲んだり食べたりが好きな5番目は、食を与えてもらえないとギャーギャー泣きわめいてみたり、他の姉ちゃんたちのまで、隙あらば勝手に飲もうとしては怒られる…。その繰り返しの毎日。

…と、まぁ、そんな感じで育ってきた。

最近、言葉が巧みになってきて、良い印象を与える言葉づかいも覚えてきた5番目。

『ありがとう』は勿論のこと、『はい、どうぞ』と分けてみたり…。自分ではできないくせして、他の姉ちゃんたちには、『ちゃんと分けなさい』などと、親のマネをしてみたり…。

中々、上手になってきた。

そんな中、今朝の彼女は圧巻だった。

いつも通り、起床してすぐにヨーグルトとジョアを飲みほした後、娘5人揃って朝食を摂っている時だった。

次女の横にニコニコ微笑みながら忍び寄る5番目。そして、次女のジョアを指で突きながら、こう言い放ったのだ!


『ソラちゃん。ジョア一緒に仲良く飲もうね♪』


爆笑だった(汗)。

この部分の言葉だけ切り取って聞けば、飲み物を分け合って飲もうとする美しき姉妹の物語りに感激すらするところ…。
よく2歳半で偉いねぇ…などとなるところである。

しかし、状況は、言葉巧みに小悪魔の魔の手が忍び寄る、いわゆるオレオレ詐欺的危機に瀕しているところなのだ。

このままでは、あまりにかわいいからと、ばあちゃんクラスであれば全部さしあげてしまう場面なのである。

危うかった。。。

しかしながら、そのジョアを飲まずしても、今朝も便のゆるい5番目の状態を前に、もっと対応を考えさせられる親父であったのだった。


さぁ今日も、がんばろう♪……ホホホホホ~ッ!

亡き人の教えからケアを考える

2014-05-21 12:33:03 | 日記
先ほど、光寿苑でお見送りさせていただいたFばあちゃんの『偲びのカンファレンス』が開催された。

胃ろうで寝たきり度が高く、会話もかなり困難な方だっただけに、十分にやって差し上げられなかったという後悔の中身が多く出された。

しかしながら、亡くなられたその日や、お葬式参列の際に聞かせていただいたFばあちゃんのお元気な頃のお話をもう一度、この場でご披露させてもらった私の中に、もっと早いうちにご家族からお聞きできていればと、反省の思いしきりだった。

そんな中、Fばあちゃんと同じような身体状況のTばあちゃんが同室でいらっしゃる。

担当職員と共に、Fばあちゃんへの後悔を無駄にしないためにも、Tばあちゃんに丁寧に関わろうというムードになった会議だった。

中にはこんな声。


『天気のいい日に、外に出て、(春の)香りをかぐのもいいんじゃないがなぁ。』

『それをご家族面会にいらした時にやるとか…。そういうのに理解あるご家族だからさ。』

『外に出ることで、花の話とかしてたら、聞きださなくてもご家族の方から色んな話、Tさんのこと自然に話してくれるかも知れないし。』

『ご家族が面会にいらしたら、ご家族だけの時間もいいけれど、もしご本人たちが宜しければ、自分たちもその中に入れていただいて、色んなお話し伺うように努力しないと、特にも意思疎通の難しい方であればこそ、ご家族と一緒にどんな関わりをさせてもらったらいいか考えていくみたいな。』

『Tさん、お話しできないからこそ、もっと手を握ったり、香りをかいだり、(五感)感じてもらうところに働きかけながらケアしていきましょうよ。』


いい話し合いだった。
意思疎通の難しい方への関わりを、ご家族と一緒に探していく。

それを教えてくださったFばあちゃん。

無駄にしないように。。。リスタートですね。。。おかげさまです。。。