つむじ風

世の中のこと、あれこれ。
見たこと、聞いたこと、思ったこと。

ゴーヤーマン現る

2008年08月23日 12時30分48秒 | Weblog
 5月頃だったか、野菜の苗を買いに、近くのお店に行ったとき偶然目に入ったのがコレ。
日除けを兼ねて1本購入しました。自慢じゃないですが、ゴーヤーを育てたことは1度も
ありません。どんな環境、土が良いのかはともかく、適当に植えてみました。今年は、お
天気がイマイチで、他の野菜も育ちが悪い。それが原因なのかどうか判らないですが、
ゴーヤーも弱々しく、最初はなかなかかツルが伸びませんでした。当然、実が成る気配も
ありません。土もあまり適していないのだろうと思います。1メートルも育っていないので、
日除けどころではありません。7月、もう、これで終いかと諦めかけた頃になって、お天気
も徐々に良くなり、かなり遅れてツルが伸び出しました。黄色い花も付き始めました。
しかし、花はあれど実が成りません。よく見ると小さな実は付くが、育たないらしいのです。

 7月も末になって、ツルも何とか3メートルくらいまで育ち、日除けにもなって来ました。
ともあれ1本ですから申し訳程度のものですが、緑は涼し気でいいですね。ある日、葉の
陰に何かくっついているなと思い、よく見ると「ゴーヤーマン」でした。最初は虫かと思う
くらいのものです。今までは、ここから枯れて無くなるのが常でした。しかし今回は、どう
やら枯れることなく育ったようです。とにかく1個しか成ってませんので、目立ちます。
写真では判りませんが大きさは8センチといったところです。小さいながらもゴーヤーの
成りをしてますよ。  、、、とても、食えるようには見えませんが。
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人が腐る瞬間

2008年08月18日 09時01分39秒 | Weblog
 先の話「選択と排除」のように、組織は先に目的ありきです。従って、目的のない組織は
有り得ませんね。或いは当初目的はあったが、達成された時点で、たとえどんな立派な
組織であったとしても、それ自体が不要となります。本来、これが通常であり正常な自然
の姿であると思います。このような理由から、全ての組織にとって、例え大企業と言えども
永遠ということは無いのです。
 もし、長きに渡って生き延びる組織があるとしたら、積み上げた経験と資産を使って、次の
新しい目的に向かって変化することであり、それ以外に道はないと思われます。
組織の目的とは、それほど重要なものなんですね。ですから、企業はいつも新しい目的探し
で忙しいのです。絶頂期こそ、「新しい目的」を見つけなければなりません。衰退期に入った
とたん、「排除」の力が強力に働き始めます。組織の行動目的が、当初の「顧客のために」と
いう目的から「自らの利益のために」という目的に摩り替わるのに、それほど時間は掛かりま
せん。組織の長の人格、志、気力が問われる瞬間です。組織の当初目的を維持することの
難しさがここにあります。そして、遂には組織の中の誰かによって偽装や不正が暗黙に了解
され、実行されるのです。これが「組織が人を腐らせる」側面でしょう。
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選択と排除

2008年08月17日 09時44分56秒 | Weblog
人の行動(活動)には、大方目的があるわけですが、目的を効率よく達成するためには、
そのための仕組みが必要になります。環境を整えたり、計画、実行するための仕組みは、
一般的にこれを「組織」と呼んでいます。
 人は才能や能力があっても、環境に恵まれなければ成長する機会を逸するということは
多々ある訳ですが、従って、どんな組織に身を置いたかによって人の成長は大きく異なる
ことになるのも同じことでしょう。勿論、それが全てではないけれども多くの人が納得出来
ることだと思います。
 個人ではどうにもならない事であっても、組織の力をもってすれば解決出来る場面は多い
のが実情です。このような組織も、当初は目的を同じくした個人が集まって、分業化、専業
化して目的達成のために作ったものです。つまり人は目的を持つと、その目的実現のため
に組織化するのです。目的に魅力があり、多くの人が望むものであればあるほど、大規模
に組織化します。「人は組織を作る」という側面ですね。
 しかし、組織は一旦出来てしまうと、まるで1個人のように動き出します。目的を持つとい
うことは、「選択」するということでもあります。そもそも、全てを「選択」することは出来ない
訳ですから、この「選択」に悪意がある訳ではありません。
しかし、「選択」するということは、選択しなかったものを「排除」するということにつながる最
初の一歩に他なりません。
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クロロフィルd

2008年08月02日 13時47分31秒 | Weblog

 光合成とは一般的に「植物が光によって水を分解して酸素を発生し、二酸化炭素を有機物
に固定
する反応」を言います。「二酸化炭素を有機物に固定」とは、根、幹、葉、実など植物
そのものの形成です。つまり、「二酸化炭素を有機物に固定」するのは、植物の生き方その
ものということになります。
 植物がそこにあることで、空気中の二酸化炭素を吸収してくれるのですから、こんな有り難
いことはありません。しかし、その植物も人為的な森林伐採、温暖化による砂漠化などで、
地球規模で減少しているとされています。

 ところで、クロロフィルd(Chlorophyll d)なる物質は、1943年に発見(?)されたようですが、
存在の不確かさにより、研究者の間では、長い間「曰く付きの色素」だったようです。光合成
には2つの型(酸素発生型、酸素非発生型)があるのですが、クロロフィルdは酸素発生型の、
光りエネルギーを吸収する葉緑素(化学物質)の1つなのだそうです。

 時を経て1996年、日本の海洋バイオテクノロジー研究所により「シアノバクテリア」の主要
色素として改めてその存在が確認されたのでした。「赤外線を光合成に使う特殊な葉緑素」
としての「クロロフィルd」の存在は既に知られるところとなったのですが、何せその存在すら
怪しかった訳ですから、その量たるや微々たるもので「クロロフィルdは何するものぞ」という
のが通説でした。
 さらに時を経て、2008年、08/01発行の新聞記事で海洋研究開発機構と京都大学の研究
グループが、南極、北極を含む世界の9カ所全ての水域で、底に堆積した泥の中にクロロフィ
ルdを検出、その濃度は他の葉緑素の1~4%であったと報じました。「底に堆積した泥」は光
合成する植物の死骸が沈殿した痕跡だとすると、二酸化炭素を吸収する自浄作用があること
になります。しかも、今まで知られていなかった地球規模の吸収量となります。
海洋研究開発機構は、その吸収量を年37億トン(CO2)と試算しています。これは、世界全体
で年間に排出する二酸化炭素(2005年レベル)の10%以上に相当する大きさと思われます。
とすると、現在設定している各種基準値を見直すことになるかもしれませんね。

 「世界の9カ所の水域」には、相模湾や琵琶湖も含まれているとのことです。
いかにも日本の研究チームらしいです。でも研究結果はねつ造じゃないよね。

コメント (2)
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