口腔科として

2009-12-06 10:56:54 | 歯科
歯科、歯科口腔外科ってのが
歯科医師の医療の範囲なんですよね、、、
最近、少し違うかな?って思うようになってきました。

我々は歯を扱うのではなく、口腔という消化器官を扱うべきって、、、

今やっているリンパケアはまさに消化器官である口腔を緩めるのがメインになっています。
狭義の口腔は口の中だけですが、広義の口腔は首から上全てです。

え~、脳も目も耳も咽頭も鼻腔も口腔なの?、、、そうです。

人間の体は大きく、口腔、胸腔、腹腔にわけられています。もともと原始動物では
一つなんですけどね、、、

http://www.youtube.com/watch?v=ycHJMXUT2o0

発生学では細胞が分裂していき、個体の一部に凹みができ、そこから管ができていきます。
それが原始生物で、目も脳も骨もありません、あるのは単純な腸だけ、、、、

身の回りにあった食べ物を食べるだけ、それでは効率が悪いので触角ができた、
もっと遠くの食べ物にたどりつくように目ができ、そこまで動いていく、進む機能ができた
その情報処理のため、脳や神経ができた。

それから骨ができ、脳が発達する。腔を守るため骨が取り囲み運動器官が発達していく
やがて足がはえ肺ができ2足歩行になったのが人間だ。

動物は食べるため(咬むために)歩き考える、、、、生きているといっても過言ではない。


発生学的にも脳や骨や筋肉より腔(消化器)のほうが大切だし優位である。
また、咀嚼筋という咬む筋肉を緩めると首から上の腔を取り囲む筋肉全体が瞬時に緩みます。
逆に首の筋肉を緩めても咀嚼筋は緩まない、、、、
このことからも腔のほうが優位だということがわかる。


その腔にアプローチするのが私がやっているリンパケアなのです。
口腔は唯一、直接触ることができる消化器官であり、また意識だけで動かすことができる
消化器官です。

多くの人が慢性の肩こり首凝りや痛みに悩んでいますが、首の凝りは口腔を緩めることで
瞬時に解決します。皆さんそれをいっても信じられないと言いますが、実際にやってみると
かなり驚かれます。

口腔を緩めると首の凝りは瞬時に無くなるのですが、肩はまた別です。それは
鎖骨から下の腔の領域が違うからです。肩は胸腔領域で胸腔をまもっているのが
肋骨やそのまわりの筋肉です。

もともと口腔も胸腔も一続きのものですから、口腔が緩めば胸腔は緩みやすくなっています。
胸腔の付属物である腕を軽くゆするだけで、鎖骨、肩甲骨が動き簡単にそれを取り囲む筋は
緩んでいきます。

口腔、胸腔とゆるめばあとは最大の腔である腹腔も緩みやすくなっています、
腹腔の下の端、骨盤にかかる筋を引っぱって腹腔を広げてあげると腔全体がひろがり
ゆるみます。

腔が身体の中心、重心にもあり、軸は腔によってコントロールされているものと思われます。


頭部は口腔
胸部は胸腔
腹部は腹腔です。

そもそもこの3つの腔は一つであり、そこにアプローチするには口腔にアプローチするのが一番です。
歯は口腔の構成要素のほんの一部でしかありません。
歯科医師は歯を扱うのではなく、口腔を扱うのが本当ではないのか?
口腔の重心やバランス、軸としての機能をみていくべきではないのか?
歯科ではなく、また口腔外科でもなく、口腔科としてあるべきではないのか?

また口腔は腔にアプローチするもっとも有効は手段で、胸腔や腹腔の問題も解決しうる、、、

実際に口腔を緩めてから腹腔を緩め広げることによって大幅なウエストダウンが瞬時に可能になります。

http://www.youtube.com/watch?v=IbnxuBJPEsU

また口腔から全身を診ることができるようになると、全身の一部としての口腔を診ることができるようになrます。
今迄解決しえなかった口腔の問題や、解決が難しかった口腔の問題も解決することができうると考えています。


抗酸化、アンチエイジングって言うけど、、、

2009-12-06 09:48:58 | 歯科
最近美容系の講師をすることが多くなり美容やアンチエイジングにかなり
詳しくなりました。

皆さん、何がどのように酸化するか知っていますか?

知っている人は知っていると思うけど、抗酸化の高い化粧品は売られていますが
「酸化」や「抗酸化」という言葉を知っていても、それがどういうことなのかは
意外に知らないんじゃないでしょうか?

私は知りませんでした。




フリーラジカルって何?活性酸素ってどんな悪さをするの?
どこに対して攻撃して何が悪いのか、、、、

一緒に学んでいきませんか?
浅い知識で、色々専門家にも聞いて自分で理解したつもりですが勘違いがあったり。
またネットで調べ他物も多く間違いもあるかもしれないので、
もし間違いがあったらご指摘くださいね。

まず酸化とは何か?
電子を失うことで、酸素とひっつくと電子を失いやすいその代表ですから
酸化という言葉になっています。酸素はプラスイオンになりやすく。
そのプラスイオンは電子を奪うのです。組織の場合電子が奪われる、組織が破壊されます。

そのプラスイオンのことをフリーラジカルといい、その代表が活性酸素です。

鉄も水(酸素)と一緒にいると酸化されぼろぼろになっていきます。


ではどこの部分が酸化されやすいかというと、脂ですね、
脂は細胞にとって非常に大切な物質で、細胞膜の主な構成要素です。
細胞膜はリン脂質二重構造になっています。細胞膜をつくったり維持するために
コレステロールは必要不可欠なものです。

これらの脂質が酸化され細胞が破壊されていきます。それが老化に繋がるといわれ
アンチエイジングでは抗酸化、抗酸化と言われています。

この抗酸化では、あまりにも新しい抗酸化物質にとらわれ
本当の抗酸化から少しずれているような気がしています。

酸化を助長するのが、ストレス、タバコ、紫外線ですね。

あと酸化される側の油、、、善玉コレステロールを下げ、悪玉コレステロールを
上げる、トランス脂肪酸について無頓着な人も多いようです。
無理なダイエットで油を抜いてしまう人もいます。
あと日本人はリノール酸をとりすぎていることも意外に知られていません。

ω1 オレイン酸
ω2 リノール酸
ω3 リノレン酸

の油をバランス良くとる必要があります。


あと代表的な抗酸化物質である、ビタミンCやビタミンE、コエンザイムQ10に
ついてもまちがった認識をもっている人が少なくありません。

ビタミンEは酸化されると、実はそれがフリーラジカルになって悪さをします。


何故ここで私が油の話をするかというと、皆さんが正しい知識をもってもらって
健康で美しくなるのはもちろん、お子様の食生活や生活習慣が非常に酷い状態で、
それを改善するためにはたらきかけることができないか、、、と思ったからです。

トランス脂肪酸のいっぱいはいったマーガリン、菓子パン、お菓子、ジャンクフード
リノール酸だらけの食生活
身体を硬くする白砂糖、、、、
わざわざ脂肪を泡立てて酸化させやすくし白砂糖を加えた生クリーム、、、

高い抗酸化物質の入った化粧品を使う前にやることがあると思うのです。
ビタミンCやEをどうやって食事から取り入れるか?
また酸化物をどうやって取り入れないようにするか?

ただ子供の為ということではなく、自分たちが健康で綺麗になることを目指して
さらに未来(子供帯)の為に改善しそれを啓蒙していくことができないか?

我々は知らず知らずのうちに酷い状況におかれ、また子供達を
酷い状況においてしまっている。それに気付き未来を守らなければ
いけません。