Dr.さとうのメディカルリンパケア

2008-01-23 23:40:21 | 歯科
口臭外来で仲間の石黒先生が、さとう式の小顔矯正の症例を出して頂きました。
http://isikou.cocolog-nifty.com/syourei/2008/01/post_d9d1.html

素晴らしい症例だと思います。石黒先生は顎関節症のためのリンパケアの講習会に出席され、お手伝いを2度ほど御願いしたので、基本的な理論を理解しているのだと思います。しかしDVDをみただけでこれだけの結果を出すのは立派です。

病気と病態について

2008-01-11 12:59:05 | 歯科
慢性疾患の多くは病気ではなく、病態、、、体の状態をあらわします。
例えば肥満、、、ふとっている状態ですよね。
痩せるのは治ったとは言わないですよね!

本人がコントロールできれば痩せて健康な状態になれる。良いトレーナーがいればより簡単に痩せることができるでしょう。
痩せることは「治る」ではありません。コントロールができるということです。最終的には自分でコントロールするのです。最初から自分だけでコントロールするのは無理です、だからお手伝いがいるのです。

頭痛、肩凝り、花粉症なども病態なんですよねあと顎関節症も歯周病も、、、
改善していくと病態はコントロールが可能です。

月見歯科では歯周病も顎関節症もご本人にコントロールしていただき。それをお手伝いするというつもりで治療を行いよい成績を得ています。

セルフケア+プロフェッショナルケア両方で始めてコントロールできると思っています。自分でコントロールできるようになっても時々チェックが必要ですね!

皆さんが良い状態になってそれを維持する月見歯科ではそれを目指しています。

お子様の治療!

2008-01-03 14:26:53 | 歯科
歯ブラシをするだけでも良く泣き叫ぶお子様がいます。治療では抑制をすることはありませんんが、歯ブラシの指導では泣いても続けることがあります。

お子様は泣けば逃れることができるとわかっていることが多く、危害を加えないことも感づいています。逃れることができないとわかるとおとなしくなることが少なくありません。

どうしても、無理な場合は10数えるまでは諦めないでやってください。

そしてもっとも大切なことは、終わった後でほめまくることです。泣き叫んだことは忘れてしまって、ほめられた事だけを覚えます。

決して歯医者に対しての悪いイメージのことを言わないで、例えば「歯医者につれていって注射してもらうよ」とか父兄の方が歯医者を怖がることを見せるのを避けてください。

歯医者に行く=褒められるという条件付けができると、ケアができて虫歯にもなりにくくなります。

子供の口の中の環境が整うかどうかは生活習慣によります。ケアそのものが治療であり予防であり健康に関わります。治療よりケアに目を向けて頂けるとより健康に貢献できるのではないかと月見歯科では考えています。

歯周病について

2008-01-02 03:49:01 | 歯科

皆さん黒い歯石って知っていますか?
一般的な歯石って白~黄色ですよね、でもあの歯石は歯肉縁上歯石といって目に見えるところについていて柔らかく取るのも簡単です。歯と歯肉の奥についている歯石は黒でとても硬く、あのキキキキーという歯石をとる機械ではなかなかとれません。
この歯石が歯周病の原因であり、歯が抜ける原因の一番なのです。

歯が抜ける原因は歯周病が一番です。年をとるから歯が抜けるわけでも、虫歯になるから歯が抜けるわけでもありません。歯周病単独でも5割以上、虫歯や外傷を含め歯周病と併発して歯が抜けるのが8割近くなります。要するに歯周病で歯を支えている骨がなくなり、歯が抜けやすくなっているのが歯が抜ける原因なのです。

年をとって歯が抜けるのではなく、年をとると歯石がドンドンついていって歯周病が進行して歯が抜けやすくなります。ですから若い人でも歯周病が進めば歯は抜けやすく、年をとっていても歯周病がなければ歯が抜けることはほとんどありません。歯周病の管理ができていれば10年間に抜ける歯は1本以下に押さえることができます。
ところが日本人では55歳から65歳の10年間で8本抜けるのが平均です。
そうして入れ歯になっていくのです。

黒い歯石を取るには小さなカマ状の道具を使います。一般的には麻酔をして歯肉を傷つけるかたちでとり、それでも取りきれなければ歯茎を切開してめくって歯石をとっていきます。でもこれをやると歯肉は一気に下がってしまいます。歯茎は下がるものの一時的には歯周ポケットは改善し、良くなりますが、どっちみち自己管理ができていないと再発します。

月見歯科では歯肉の精密検査を何度も何度もして歯と歯肉、歯石の状態を把握し、何度も何度も歯石をとっていきます。痛みを伴うことも非常に少なく、麻酔も必要ありません。
歯肉の退縮も少なく、骨の再生も特殊な薬を使わなくても期待できます。
検査を何度もし時間をかけて自己管理指導をしていきますので、自分で口の中の状態をコントロールできるようにしていきます。歯周病の治療に薬や手術は殆ど必要ないと考えています。