研修旅行

2006-06-25 16:06:31 | 歯科
研修旅行に行ってきました、非常に学ぶものは多かったと思います。少し無理して高いところに登ると少しだけ景色が変わります。それを皆に見てもらうことができて良かったと思っています。高いところにあるものをそのまま真似るのはできないかもしれませんが、また低いところまでもってきて応用することは可能です。そうやって少しづつでもステップアップできていければ最高です。

6月20日(火)21(水)は休診させていただきます。

2006-06-14 19:20:46 | 歯科
スタッフ全員で有名な大阪の歯科医院の見学にいってきます。そしてこれまた有名なリッツカールトンホテルに泊まります。スタッフに一流を見てもらうのが一番の目的です。スタッフが何かを感じ学びとってくれるならとても嬉しいです。
そして水曜日はユニバーサルスタジオです。ここではただただ楽しんできます!

ご迷惑をおかけしますがよろしくお願い致します。

気になる商品

2006-06-14 13:34:44 | 歯科
ビーンスタークからでている『ハキラ』という商品気になっています。
http://www.sis-web.co.jp/hbs/hbs-news050831-01.html
今後は歯周病菌の抗体も検討しているようです。
また口腔内乳酸菌LS1(Lactobacillus salivarius TI2711)の入ったタブレットがライオンを通じて7月から発売になるようです。店舗販売は歯科医院のみとなるそうです。
http://www.lion.co.jp/press/2006068.htm
Porphyromonas gingivalisの抑制も認められているようで、口臭にも効くとのことですが非常に気になっています。
http://www.geocities.jp/rinka_dental/LS-1.htm

試供品を食べましたが「ハキラ」のほうはやや卵くさく(卵が原料)おなかがはります。LS1タブレットはヨーグルトタブレットとかわりがありません。

両者とも菌を死滅させるわけでなく、良い菌の割合を多くするというものです。さらに簡単な手入れをして口腔内を健康に保つ事ができそうです。特にLS1に関しては積極的に導入していこうと思います。


このLS1は同じ乳酸菌であってもヨーグルト菌とは違い口腔内の菌を培養したものです。ヨーグルトによる歯磨きが民間療法ではやっていますが、これは腸内細菌であり口腔内に留まる事ができません。

春日井に美味しいパン屋発見!!!

2006-06-07 09:16:27 | 歯科
南の麦が無くなって久しいですね、
春日井でお洒落で美味しいパン屋さんを発見しました!
コンクリート打ちっぱなしで、イングリッシュガーデン調のアプローチ
小さな緑の黒板が外においてあり、何のお店?とおもったらパン屋さん
思わずすいよせられ、クルミとチーズのパンとあんぱんしめて220円
このあんぱんですが、とてもとても綺麗です。こんなあんぱんみたこと
ないってくらいのつやと形でした。

私の好みとしてはどっしり重くて固いくらいのが良いのですが、柔らか
くて綺麗などちらかというと万人受けするタイプの美味しいパンです。

勝川の愛知銀行、ローソンのとい面です。

正常細菌叢(せいじょうさいきんそう)=フローラ

2006-06-04 20:28:44 | 歯科
最近フローラという言葉が話題になっています。美容界でも注目されています。
http://micro.fhw.oka-pu.ac.jp/microbiology/infection/flora.html
http://www.advance.jp/htdocs_old/flora/science.html

皮膚表面ではフローラようするに雑菌が体を守っているということです。私は雑菌という言い方は悪いイメージが高いので好きでないのですが、常在菌が病原菌から体を守ってくれる、免疫を刺激して免疫を正常に働かせてくれるなど様々な働きをしていると言われています。
皮膚表面だけでなく口からお尻の穴までの粘膜にも様々な菌が存在しています。
乳酸菌や大腸菌など様々な常在菌が健康な皮膚や粘膜をつくり人間の体を守っているのです。

口腔内のフローラは2歳から3歳で安定します。このフローラは母親の口の中の状態を反映するため歯がはえ始める時から乳歯が揃う時まで母親が自分の口の中を良い状態で安定させると子供は一生むし歯になりにくくなります。

これを何を勘違いしたのか「むし歯菌は感染だから」という理由で『口うつししたり同じスプーンを使わないようにしましょう。』という歯科医師が多くいます。動物が自分の子供に食べさせるために半分消化して与えるこれはきわめて自然なことです。一緒に生活していて口腔内の菌が移行させない、そんなことは子供を無菌室に入れ接する時に頭の先からつま先まで防護服を着ないかぎり無理です。



むし歯菌も歯周病菌も正常細菌叢を構成する常在菌です。その菌があるからといって悪いという考えはおかしいのです。むし歯菌や歯周病菌の活動が活発になって内因感染がおこらないようにすれば良いことで、菌そのものは除去できるものではありません。

お花畑に全く雑草が育たない、田んぼにまったく虫がいないというのはきわめて異常なことです。そんな状況を作り出す必要は全くありません。

そんなことしようとすること自体無理だし無意味なことで非常に異常なことです。雑草が育ったらそれを取り除けば、簡単な手入れを毎日すれば、綺麗なお花畑ができますし、田んぼには稲が育ちます。

極々当たり前の手入れと生活習慣で、口腔内フローラは安定し、常在菌は悪さをしないのです。
異常なことをするから異常なことが起こるのです。

現代人があまりにも常在菌を悪者にして除菌をおこなったため、様々な問題がでています。

授乳時に乳首を消毒したり、除菌石鹸で体を洗いすぎたりしてフローラを破壊すると、悪玉菌が繁殖しやすくなったり、免疫系に異常をきたします。その結果がアトピー疾患であり花粉症であり原因不明のアレルギー疾患なのではないでしょうか?


むし歯予防や歯周病予防と正常細菌叢のコントロールと健康について皆さんも一緒に考えていきませんか?