自然コレクション

秋田の田舎暮らし!
アウトドアー生活を紹介します。

みょうさくがほんの一握り300円で売っていた。

2021年01月22日 06時20分34秒 | 山菜

西目道の駅に、地元農家の販売所がある。今は、リンゴやキャベツなどが格安で売られている。そこで、ワラビやみょうさくの塩蔵戻しが売られていた。ほんの一握りで300円ほどもする。自分が塩蔵しているものを販売すれば、数十万円になるだろう。売れればの話だが!

エゾニュウは、この辺では「にゅうさくとかみょうさく」とか呼ばれる山菜で、一番芽を塩蔵して、冬の間の食べ物として保存されてきた。

ニュウはアイヌ語に由来するそうで、食用または薬用になる草本のことだという。
山地や海岸の草地などに生え、高さ3mに達する大型の多年草だが、一回繁殖型植物で一度開花結実すると枯れる。
茎は中空で多くは赤紫色を帯びて太く、直径5-6cmになり、直立して上部で枝を分ける。鞘は大きく膨れて赤い色をしている。
複散形花序も大型で、大花序は40-60個、小花序は30-40個の柄を放射状に出し、白色の小さな花を多数つける。
秋田県ではサク、ニョウサク、ニオなどとよんでおり、中心の軟らかい茎を採取し、あくが強いのでゆでてから塩蔵して冬に食べる。
 経験上、日当たりの良い西斜面に群生している。熊が春先冬眠から目覚めて食べるのがエゾニュウらしく、あくが強いのでべったりとした糞をする。よって、エゾニュウの群生地には熊がいることが多い。


さて、採ってきたエゾニュウの処理だが、まずは、塩をかけて板ずりしてしばらくおいてから皮を剥く。

その間もアクが出ている。また、若芽を切ったときは切り口から乳白色の汁が出る。
皮を剥いだら、たっぷりの塩で漬け込む。翌日には真っ黒の大量の水が出る。このままでもいいが、水を捨て、追い塩すれば数年保存できる。

塩蔵したエゾニュウの塩抜きが結構面倒だ。大きめの鍋にたっぷりの水で火にかける。中火で炊いていき、80度くらいになったら火を止める。(空気泡がプツプツ出てくる位)そのまま半日おくと、水は飴色に変わっているので捨てる。更に水を加え時間をおくと、また飴色に変わるので水を替える。3回目くらいで色が出なくなったら、塩抜きは終わる。後は、煮付けにしたり、炒めたりして調理する。

うまいぞ!


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