昨日に引き続き、LGBT自治体議員連盟研修会2日目に参加。本来は、午後まで続く研修でしたが、市議会広報協議会があるため、午前中の切りが良いところで中座。私が聞けたのは、豊島区、文京区そして世田谷区の事例報告。
豊島区では、2011年12月に策定された第3次男女共同参画推進行動計画に”性的少数者の人々への理解促進”という文言がはいり、2016年の第4次計画での文言修正がありました。
計画に入っているだけでなくて、しっかりと実行しているんですね。区民対象講座を開催し、地域団体と共催で事業を行っています。職員互助会では、同性パートナーを持つ会員も給付対象に。
文京区は、新聞報道もされていたのですが、職員・教職員のための「性自認および性的指向に関する対応指針を」2017年3月に定めました。これが、なかなかわかりやすい。基礎知識から区民等への対応、子どもを取り巻く環境、職場内の対応など、場面ごとに書かれています。
世田谷区議、上川あやさんのお話しには刺激を受けました。インターネットなどで活動の様子は拝見しておりましたが、直接お話を聞いたのは初めて。”当事者”である強みもありますが、人権に対する意識と訴える力をお持ちの方です。
他の自治体では取り組めているので、小金井でも実現できるはず。国の動きが進まない以上、地域からの取り組みで法制化をあと押しすることが必要。
他自治体で保証されている権利が、小金井では認められていない現状、地方公共団体としてどう考えるのか。とはいえ、小金井市、先進的でもあるんです。男女平等基本条例(2003年)には、”性的指向”の文言がはいっているし、これまでに熱心に取り組まれていた議員もいたため、印鑑証明などからは性別欄が削除されています。
本年4月策定された第5次男女共同参画行動計画(←小金井市HPへ)には「LGBTに総称される性的少数者からの問題提起など、時代が 進むとともに新たな課題も顕在化しています。」 (カッコ内は計画より引用)という文言が入りましたので、具体的な取り組みをしていただけるよう、議会のなかでも質疑・提案していきます。
私は、障がいのある方や”LGBT”など、社会的にマイノリティとされる方も暮らしやすくするためには…というところに、とりわけ関心があるのですが、上川さんの”だまっていたら、無視をされるよ”という言葉が改めてずしんと響きました。
===============
午後は、市議会へ。議会報編集委員と広報協議会。
議会報編集委員では、定例終了後毎に発行している議会だよりの校正作業がメインで、滞りなく終了。
広報協議会は前任期において「議会広報に関する意識調査結果報告書」(←小金井市HPへ)をまとめました。今任期では結果報告書をもとに、HPと議会だよりを改善を図っていくのがお役目です。正副委員長から、現状やスケジュールの共有のために1週間以上前に各委員に資料が送付されていたので、読み込んで当日を迎えたため、滞りなく進むと思っていたのですが、会派によって認識や見解が異なっていたため、とてももどかしかったです。
個人見解ですが、協議会を傍聴していただき、市民の方のご意見を聞いてみたいと思うような状況であります。