晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

ぶどうの歴史

2017-01-31 20:20:15 | Weblog
 図書館で本を借りてくる時にこんな絵本を借りてきた。
いつも孫のための本を選んでいるが、タイトルをみて自分が見たくなり<ブドウの絵本>を選んだ。
 こども絵本にしては内容は専門的すぎる。だけど間違いなく子ども用ですべての漢字はルビが振ってある。なるほど出版は<農文協>となっていた。
 
 果樹栽培の我が家、やっとブドウの剪定を終えた。
夫は剪定する人、私は落とされた枝を集め片付けの人。
剪定だけでなく伐採した幹もある。夫が「コレがわが家で一番古い木だ」と節くれだった幹を切り出した。
どうやら樹齢50年、亡き父が植えた木だという。50年といえば父はまだ在職中では?
定年を数年後に控え、ガラス温室を建てブドウを植えて第二人生に備えたらしい。
それから10年あまりブドウ栽培をしたものの、父は亡くなり長男である夫と妻の私が携わる事となった。
 夫30歳、妻25歳は後継ぎとしてはあまりにも早すぎました。
夫がいう「この木との付き合いも38年になる・・・」と。しみじみ我が家のブドウの歴史を感じた。
伐採された木は焼却され煙となって空高く昇って行った。感慨深い一日でした。
  < 断ち切るも我が人生のひと区切り >
コメント (12)
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