蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

しがむ  (bon)

2019-04-28 | 日々雑感、散策、旅行

  まぁ、どうでも良いことですが、ものを食べたり飲んだりする時の食べ方、飲み方?に
色々とその状況に応じた言葉があります。    普通は、「噛む」、「飲む」、「吸う」、
「舐める」でそれらが表されますが、同じ噛む でも噛み方の違いを表現して、「しがむ」
などがあります。

 Goo辞典などを参考に見てみました。

 ・しが・む×噛む】 [動マ五(四)]くりかえし強くかむ。かみしめる。
  「酒の肴にスルメをーむ」 「さとうきびをーむ」

 とありましたが、ウイキペディアで「かむ」を引いてみますと、嚙む噛む咬む
嚼む咀む など(かむ)。ただし「噛」は「嚙」の俗字。なお「嚙 (噛)」の本来の訓は
「かじる」。
   ・咬合 - 上下の歯を合わせること。
   ・咀嚼 - 食べ物を噛み砕くこと。
と解説されていました。

       (ネット画像より)

  漢字で書くと、しがむ も かむ も同じなんですね。 そして、本来の訓読みでは、
かじる だと言いますから、ちょっとややこしいですね。

 しかし、元の意味にあるように、「繰り返し強くかむ」や「かみしめる」では「しがむ
の雰囲気は出てこないですね。
 ネットでは、「しがむ」は、方言で、特に関西方言、京ことば などが出てきましたが、
中には北海道方言だという説もありました。「しがむ」を、標準語でどのように言うので
しょう?

 ・すす・る [×啜る][動ラ五(四)]
  1 液状のものを吸い込むようにして口の中に入れる。「かゆを―・る」「茶を―・る」  
  2 垂れた涙や鼻汁を息とともに吸い込む。「洟 (はな) を―・る」

 お茶を「飲む」のではなく「すする」は、何ともその情景が表されているように感じま
すね。ジュースなどは、すすることはありませんから、おかゆ とか お茶などの熱いもの
を飲むような時の仕草なのかもしれません。

         (ネット画像より)

 ・しゃぶ・る [動ラ五(四)] 口の中に入れて舐めたり、吸ったりする。 
  「飴(あめ)をー・る」 「指をー・る」

 「なめる」は、舌先でちょっとさわって 物の表面をぬらしたり、味わったりしてみる
意味。 また、「辛酸をなめる(=つらい思いを味わう)」「相手をなめる(=相手をみく
びる)」「猛火が地をなめる(=火が一面にはう)」のような、比喩(ひゆ)的用法も多い。
「嘗める」とも書く。
 一方、「しゃぶる」は、口の中に物を入れてなめたり、吸ったりを繰り返す動作をいう。
とあり、ちょっとニュアンスが異なっているんですね。

 そして、なめる、しゃぶる を対比した面白い記述がありました。

 

指を…

砂糖を…

あめ玉を…

骨まで…

なめる

しゃぶる

  

 また、「食べる」「飲む」「舐める」などの擬態語、擬音語をひろってみましたら、
結構いろいろと面白い表現があることがわかります。

 パクパク がつがつ もりもり むしゃむしゃ もぐもぐ がりがり ポリポリ 
バリバリ ちびちび グイグイ ごくごく がぶがぶ ぺろぺろ つるつる・・


 外国語などでは、これらの表現はおそらく、~のように食べる とか ~のように飲む
などと、その状況に似た形容を使って言い表すのかもしれませんが、日本語の言い表し方
の多彩で奥深さの一面を見たような気がしました。

 

 

 

 

 

 

 


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