蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

人権週間  (bon)

2017-12-03 | 日々雑感、散策、旅行

          早くも、今年も12月3日となりました。 過ぎ行くスピードが、
          年齢に反比例するとしたら、10歳頃の速さと、70歳で感じる速さは、
          7倍?くらい違う・・?? 
          昨日の夕方5時頃には、東の空に大きな満月(くらい丸い)が上って
          いました。 明日4日は、満月です。

 

 明日、12月4日から、「人権週間」だそうです。
 法務省のページでは、『我が国においては、法務省と全国人権擁護委員連合会が、
「世界人権宣言」が採択されたことを記念して、1949年(昭和24年)から毎年12月10日
を最終日とする1週間(12月4日から同月10日まで)を、「人権週間」と定めて』 人権
尊重思想の普及高揚を図るために、全国各地においてシンポジウム、講演、座談会、
映画会等を開催するほか、テレビ・ラジオなど各種のマスメディアを利用した集中的な
啓発活動を行っています。

        人権週間ポスター(平成29年)
         (法務省ページより)

 世界人権宣言というのは、1948年12月10日の国際連合第3回総会において『世界におけ
る自由,正義及び平和の基礎である基本的人権を確保するため、全ての人民と全ての国
とが達成すべき共通の基準として』これを採択したのです。

 1948年といいますから、やはり第2次世界大戦が如何に悲惨であったかとの反省から
導かれているのです。  1945年に国際連合が構成された時、国際連合憲章の全文に
『~将来の世代を救い、基本的人権と人間の尊厳及び価値と男女及び大小各国の同権とに
関する信念をあらためて確認し、正義と条約その他の国際法の源泉から生ずる義務の尊重
とを維持することができる条件を確立し、一層大きな自由の中で社会的進歩と生活水準の
向上とを促進すること~』 とありますように、すなわちこれが前提となっているのです
ね。 戦前までは、人権は、国内問題として取り扱われて、世界は国内問題不干渉義務の
中にあったのです。

「人権」といえば、今日当たり前のように使われており、当然のように思いますが、国連
での議論や、これを世界の中で承認されるまでの経緯など、必ずしもスッキリと進まな
かったようです。
 しかし、この当たり前のように思う「人権」は、大変難しいものだと思います。ヒトは
それぞれ、基本的に自由でその尊厳は守られるべきでありますが、これが、世界中の人種、
宗教、信条、習慣、言語などの環境の違う中で平等に守られる現実には、なかなか難しい
面があるのでしょう。  世界・・でなくとも、日本の国内でも、もっと地域や近隣に
おいてすら、似たような心情部分があるのではないかと思います。

 日本国憲法にも、第10条から、11,12条あたりに個人の権利にまで言及されているの
ですから、「人権」というのは、世界レベルから、個人レベルまで広く深く関与した
理念?であるのですね。

 明日からの人権週間、人権尊重思想の普及高揚を図るための週間にちなんで、改めて
思いめぐらしてみたいと思いました。 法務省のぺーじには、平成29年度啓発活動強調
事項として以下の17項目が揚げられていました。

 ( 1) 女性の人権を守ろう
 ( 2) 子どもの人権を守ろう
 ( 3) 高齢者の人権を守ろう
 ( 4) 障害を理由とする偏見や差別をなくそう
 ( 5) 同和問題に関する偏見や差別をなくそう
 ( 6) アイヌの人々に対する偏見や差別をなくそう
 ( 7) 外国人の人権を尊重しよう
 ( 8) HIV感染者やハンセン病患者等に対する偏見や差別をなくそう
 ( 9) 刑を終えて出所した人に対する偏見や差別をなくそう
 (10) 犯罪被害者とその家族の人権に配慮しよう
 (11) インターネットを悪用した人権侵害をなくそう
 (12) 北朝鮮当局による人権侵害問題に対する認識を深めよう
 (13) ホームレスに対する偏見や差別をなくそう
 (14) 性的指向を理由とする偏見や差別をなくそう
 (15) 性自認を理由とする偏見や差別をなくそう
 (16) 人身取引をなくそう
 (17) 東日本大震災に起因する偏見や差別をなくそう

 

 

 

 

 

 

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