Rimshot!!!!

映画観たり、アメコミ読んだり、占いしたり。

ラ・ラ・ランド

2017-02-16 | 映画
ラ・ラ・ランド」試写会で一足先に見てまいりました。
今年度の映画賞をとりまくり、アカデミー作品賞も鉄板、と予想されている一作、ということで
試写会場も(長崎ですら確か3度目の試写会なのに!)満員となっておりました。

夢追い人が集まる街、ロスアンゼルス。
女優を目指してオーディションを受けるも落ち続けるミア。
ジャズを愛し、いつか自分の店を持ちたいと思いながらも仕事のないピアニスト、セブ。
重なる偶然の出会い、恋におちるふたり。
しかし、夢を追う中で、二人の距離はすれ違っていく・・・

監督の前作「セッション」が「音楽とはバトルだ!」とジャズドラムという世界での
血で血を洗う感情のぶつかり合いを表現したのに対し、
ミュージカル・ラブストーリーとなっている今回は
ジャズ、そして映画への愛情を色濃く描いた作品となっております。

オープニングシーンから二人が出会い、恋におちていくまでの楽しさ。
ミアにとっての女優という夢と、セブにとってのジャズへの愛情。
しかし、その夢を叶える過程の難しさ、すこしずつ食い違っていく歯車。
それらは歌とダンスを交えながら描かれていく今作、
数々の賞を取るのも納得というか、
見終わった瞬間に「あぁ、これアカデミー作品賞とるわ、仕方ない」と思ってしまいました。

ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンの二人の目の大きさが違いすぎる感とか
(エマ・ストーン、本当に目でっかいですね・・・)
売れっ子ミュージシャン役のジョン・レジェンドが実際はどんな音楽やってるのかが気になって
帰ってから検索してみたり、原語だと「『デンジャラス・マインド』と『The OC』を足したような」って台詞が
「『The OC』のパクリみたいな」って字幕になってるのが気になったりと
(ミアがオーディションでやってる演技は『デンジャラス・マインド』意識ですよね)
見ながらいろんなことを考えていたんですが、
「夢を追い続ける」というのはどういうことか、
「表現する」というのはどういうことなのか、
「チャンスを掴む」とはどういうことなのか、も描かれた映画だったなぁ、と思い
このタイミングで見られてよかったなぁ、としみじみ思ったりもしております。

爆発も流血もない映画ですが(CGはあります)
すべての夢を追う人、何かを表現する人、に見て欲しい一作です。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« フィンランド・デザイン展 | トップ | New Monsters Coming »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

映画」カテゴリの最新記事