長崎県美術館で7月13日まで開催されている「光の画家 松井守男展」を見てきました。
フランス芸術文化勲章、レジオン・ド・ヌール勲章を受章し、
現在はコルシカ島に本拠を構える、日本人ながら現代フランスを代表する画家。
そんな松井は、2008年に長崎・五島の久賀島を訪れ、その光に惚れこみます。
そして日本での活動拠点をこの島に構え、今回の長崎での個展開催となったわけです。
面相筆による極細の描線を幾重にも重ね、「光」を表現するその作品は
油絵でありながら西洋的でも東洋的でもない、
平面でありながらも作品によってはまるで織物のような質感を感じさせるものであり
(思わず近くに寄って立体でないのを確認するほど)
広がる山脈や夕焼けの波光、雪景色の森などの風景が浮かび上がってくるような
その技法に現代の印象派的な感覚を感じました。
近年の巨大な作品はその技法をさらに進め、
強いメッセージ性を秘めたものも多くなっており
特に被爆地・長崎に拠点を構えたことと、東日本大震災が
彼の作品に大きな影響を与えているのだなぁ、と思えました。
モネやスーラといった印象派の作品が好きな方には、
ぜひ見に行っていただきたい展覧会です。
フランス芸術文化勲章、レジオン・ド・ヌール勲章を受章し、
現在はコルシカ島に本拠を構える、日本人ながら現代フランスを代表する画家。
そんな松井は、2008年に長崎・五島の久賀島を訪れ、その光に惚れこみます。
そして日本での活動拠点をこの島に構え、今回の長崎での個展開催となったわけです。
面相筆による極細の描線を幾重にも重ね、「光」を表現するその作品は
油絵でありながら西洋的でも東洋的でもない、
平面でありながらも作品によってはまるで織物のような質感を感じさせるものであり
(思わず近くに寄って立体でないのを確認するほど)
広がる山脈や夕焼けの波光、雪景色の森などの風景が浮かび上がってくるような
その技法に現代の印象派的な感覚を感じました。
近年の巨大な作品はその技法をさらに進め、
強いメッセージ性を秘めたものも多くなっており
特に被爆地・長崎に拠点を構えたことと、東日本大震災が
彼の作品に大きな影響を与えているのだなぁ、と思えました。
モネやスーラといった印象派の作品が好きな方には、
ぜひ見に行っていただきたい展覧会です。