Rimshot!!!!

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トイ・ストーリー3

2010-07-14 | 映画
2D版・日本語吹き替えを見てきました。

まず、まだ見ていない方は
見る前に旧作(とくに1)を見ることを強くおすすめします。
あと、これからの文中、内容に触れますのでネタバレ嫌な方は回れ右。







・・・ネタバレ嫌な方は帰られましたね?
ご覧になった後にお会いできる日を楽しみにしております。




まず、短編「デイ&ナイト」から。
これって、3Dで見れば体の中のそれぞれの世界の奥行きが見えて
もっと面白かったんだろうなぁ、とは思いました。
途中のラジオ演説で作品のテーマをぺらぺら喋っちゃうあたりが
まだ「若手の習作」って感じですかね。
2Dアニメと3DCGアニメの融合としても楽しめました。

そして本編。

冒頭のごっこ遊びの脳内映像シーン(いわゆるブンドド)での
サル爆弾のシーンは「カールじいさん」の風船のときに培った
物理計算の技術の応用があるのかな、と思ってみたり。

ストーリーとしては「おもちゃとの別れ方」が作品を貫く芯となっており
それがラストシーンへと繋がっていくわけですが、
小さいころから大事にしていたおもちゃがあった(もしくは現在進行形である)
人にとっては、本当に身につまされる話となっているように思います。
小さいころ遊んでたおもちゃのことを見終わるとつい思い出しているような。

今回は人間の悪人がいない分
(前2作のシドもアルも『おもちゃ好き』のひとつの形ではあるのですが)
悪役のロッツォが容赦なく外道のクズに描かれてる部分は評価できますね。
2のプロスペクターもかなり下種ではありましたが、
あれは「保身」ということで理解できる点もあるんだけど
ロッツォは歪み方が現実世界にもわりといるタイプの下種というか。
あとはビッグベビーの気持ち悪さとか子供たちのモンスターっぷりとかは
やはり技術力の進歩を感じるなぁ、と思ったりもしました。

技術力、という点で個人的に残念に思ったのは、
アンディのおもちゃたちに「時間の流れ」が感じられないこと。
いなくなっているおもちゃがあったりといった部分での時間の流れはあるんですが
おもちゃ本体に時間の流れ・・・経年劣化や傷、汚れといったものが
ほとんど見えないという点が気になってしまったんですよね。
あれだけ派手に遊んでいたのに、ウッディもバズもきれい過ぎるというか。
(バズなんてプラが黄ばんでたり、シール剥がれててもおかしくないと思うんだけど)
ディズニーのキャラクタ戦略的な部分なのかな、と思ったわけですが
ここで時間を感じさせるようなおもちゃの傷みが表現できていれば
もっとリアルな物語になったのかなぁと。

あとは脚本面での文句は、バズの本格的復活が奇跡に頼るような形になったのがなぁ。
ゴミ捨て場の展開はいちおう複線があったので納得はいったし、
あそこまで絶望的な展開からの逆転だったからカタルシスもあったんですが。
(完全に「死」を覚悟した状態でしたからね・・・)

スタッフロールのときのエピローグで、保育園組のその後が描かれたのはよかったし
オープニングでの彼らがやっと到着したのには笑いも出ましたがw
他に先に消えたおもちゃたちがどうなったかも知りたかったなぁ、とは少し思いましたね。

あと、日本アニメからの特別出演のあのぬいぐるみにも喋ってほしかったなあ。
どんなキャラ付けされてるのか楽しみだったのにw
それとピクサーキャラ、今回はどれだけ隠れてたんだろう・・・
ゴミ収集員が1のあのキャラだったと後で知って驚いてるんですがw
早くもう1~2回は見直したい作品です。
もう一度劇場にいけるなら、今度は3Dで見たいかなぁ・・・

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