1/28(金) 13:47配信 朝日新聞DIGITAL
埼玉県ふじみ野市の住宅で起きた立てこもり事件で、人質となっていた医師の鈴木純一さん(44)が撃たれて死亡した。在宅医療に携わっていた鈴木さんは多くの患者に頼られていた。東京パラリンピックの聖火リレーでは、患者の依頼を受けて伴走もしたという。東入間医師会の関谷治久会長(66)によると、鈴木さんは、富士見市・ふじみ野市・三芳町の2市1町の在宅患者のおよそ8割、約300人ほどを診ていたという。
地域の在宅医療を担う中心的な存在で、「患者のために自分の時間を犠牲にして熱心に取り組む責任感のある優しい先生だった。今いなくなるのは市民にとっても医師会にとっても本当に大変な損失で、言葉にならない」と話す。
昨年夏の新型コロナウイルスの第5波では、感染した自宅療養患者の訪問診療に力を尽くし、朝霞保健所管内の多くの患者を担当していたという。
鈴木さんの知人男性は「鈴木さんはもともと病院の勤務医だったが、在宅医療のニーズの高まりを感じてクリニックを開業した。夜中でも起こされるなど、使命感がないとできない仕事。体調が大丈夫か心配だった」と話す。
この知人によると、鈴木さんは第5波で感染した在宅療養中の患者の症状が急変する様子を目の当たりにし、家族に「これじゃ死んじゃうよ」と言って、涙を流していたという。
埼玉県ふじみ野市の住宅で起きた立てこもり事件で、人質となっていた医師の鈴木純一さん(44)が撃たれて死亡した。在宅医療に携わっていた鈴木さんは多くの患者に頼られていた。東京パラリンピックの聖火リレーでは、患者の依頼を受けて伴走もしたという。東入間医師会の関谷治久会長(66)によると、鈴木さんは、富士見市・ふじみ野市・三芳町の2市1町の在宅患者のおよそ8割、約300人ほどを診ていたという。
地域の在宅医療を担う中心的な存在で、「患者のために自分の時間を犠牲にして熱心に取り組む責任感のある優しい先生だった。今いなくなるのは市民にとっても医師会にとっても本当に大変な損失で、言葉にならない」と話す。
昨年夏の新型コロナウイルスの第5波では、感染した自宅療養患者の訪問診療に力を尽くし、朝霞保健所管内の多くの患者を担当していたという。
鈴木さんの知人男性は「鈴木さんはもともと病院の勤務医だったが、在宅医療のニーズの高まりを感じてクリニックを開業した。夜中でも起こされるなど、使命感がないとできない仕事。体調が大丈夫か心配だった」と話す。
この知人によると、鈴木さんは第5波で感染した在宅療養中の患者の症状が急変する様子を目の当たりにし、家族に「これじゃ死んじゃうよ」と言って、涙を流していたという。
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