吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

会話ができないパターン その7

2019年09月18日 06時30分05秒 | 日記
 6) 相手の発信を過大な反応で返してしまう
 あまりにも驚愕したり大げさな反応を示したりすると、相手との会話がスムースにすすまない。あるいはこの反応でひどい場合は前項のようにドン引きされてしまう。

 自分は昔、救命センターに勤務していた。それこそ心肺停止(心臓、呼吸停止)の患者さんが毎日搬送された。心肺停止でなくとも今にも呼吸や心臓がとまりそうな重篤な患者さんも多かったが、迅速に対応しないと救命できない。なのでこれらの語句には過敏に反応する。
 開業してからはそんな重篤な患者さんは来ないのだが、身に沁みついた反応は怖い。

患者:「1週間前、前から来た自転車にぶつけられてね、ハンドルが自分の胸に当たった瞬間、こちらの呼吸が止まりましてね・・」
 私:「ええっ? 呼吸停止?!!! 本当ですか??」 
 患者:「・・・、は、はあ・・息止まりましたよ。痛くて痛くて。あまりにも痛くて心臓も止まりそうになりましたよ」
 私:「ええっ? 呼吸は停止し、心臓停止寸前だった? で、こんな重症でもう退院できたのですか??」
 患者:「・・・?? い、いやっ、にゅ入院してないですけど?」
 私:「え?? こんな重症で入院してないって!!!なんですと! だって呼吸停止したくらいの重症でしょう?」
 患者:「(ドン引き)・・・はぁ」

 お願いですからうちのクリニックで「大げさな表現」はやめてほしい。というか、自分も患者さんの表現を頭から信用しないほうがいい。