赤間啓之『分裂する現実―ヴァーチャル時代の思想 』(NHKブックス)
必要な部分しか読んでいないので、★はナシ。
コンピュータ・テクノロジーの発達によるリアルとヴァーチャルの問題について
書いてあるのかと思ったが、それに関する言及はほんのわずか。
「アヴェロンの野生児」、「パブロフの犬」、シャンポリオン(※)の例を挙げたり、
小林秀雄からクリプキ、横光利一等々の文章を引用したりして、
「言葉」と「現実」について論じた一冊。
初版は1997年(『酒鬼薔薇事件』について言及あり)。
たぶん、ヴァーチャルリアリティの概念もそれほど世間に浸透してない時期だよね。
こちら側のニーズに一致していなかったので精読した部分はわずかだけど、
確かに、現実から遊離した世界というのはコンピューター以前からあったのだった。
コンピューターが生み出したもののように思っていたけれど。
(※)ロゼッタストーンを解読してヒエログリフを解明した人
必要な部分しか読んでいないので、★はナシ。
コンピュータ・テクノロジーの発達によるリアルとヴァーチャルの問題について
書いてあるのかと思ったが、それに関する言及はほんのわずか。
「アヴェロンの野生児」、「パブロフの犬」、シャンポリオン(※)の例を挙げたり、
小林秀雄からクリプキ、横光利一等々の文章を引用したりして、
「言葉」と「現実」について論じた一冊。
初版は1997年(『酒鬼薔薇事件』について言及あり)。
たぶん、ヴァーチャルリアリティの概念もそれほど世間に浸透してない時期だよね。
こちら側のニーズに一致していなかったので精読した部分はわずかだけど、
確かに、現実から遊離した世界というのはコンピューター以前からあったのだった。
コンピューターが生み出したもののように思っていたけれど。
(※)ロゼッタストーンを解読してヒエログリフを解明した人
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