天野祐吉『広告みたいな話』(新潮文庫)
★★★☆☆
仕事関係で読んだエッセイ。
この人、『広告批評』の人だったのか……。
『広告批評』という雑誌の存在は知っていたけれど、
著者についてはいくつかの断片的な文章を読んだことしかなく、
雑誌と結び付けて考えたことがなかったので驚いた。
単行本の初版が1987年ということで、もう現在の社会は
ここに書かれた社会の有様とはずいぶん変わってしまっている。
「今」を切り取った内容なので、
取り上げられた個々の事物については
「はあ、当時はこうだったのね」
という感想になってしまうのだが、
世相を反映したものとして取り上げられた事物が
すべてテレビの影響を受けて起こったことである、というのが
おもしろかった。
今はもうテレビではなくてネットの時代だけれど、
人々の物事の捉え方がメディアの在り方によって変化するというのは
現在にも通じることだものね。
★★★☆☆
仕事関係で読んだエッセイ。
この人、『広告批評』の人だったのか……。
『広告批評』という雑誌の存在は知っていたけれど、
著者についてはいくつかの断片的な文章を読んだことしかなく、
雑誌と結び付けて考えたことがなかったので驚いた。
単行本の初版が1987年ということで、もう現在の社会は
ここに書かれた社会の有様とはずいぶん変わってしまっている。
「今」を切り取った内容なので、
取り上げられた個々の事物については
「はあ、当時はこうだったのね」
という感想になってしまうのだが、
世相を反映したものとして取り上げられた事物が
すべてテレビの影響を受けて起こったことである、というのが
おもしろかった。
今はもうテレビではなくてネットの時代だけれど、
人々の物事の捉え方がメディアの在り方によって変化するというのは
現在にも通じることだものね。
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