金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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33:吉田修一 『長崎乱楽坂』

2006-02-08 14:23:37 | 06 本の感想
吉田修一『長崎乱楽坂』(新潮社)
★★☆☆☆

「家」とその呪縛、解放を描いた物語。
作品としての出来はともかく、個人的にはどうも受け付けない類の話でした。
第一話の最後で強烈な嫌悪感。
実際には世の中のあちこちで行われていることなのかもしれないけれど、
小説の中でまでそんなものを見せられたくはないのです。
主人公の少年が惹かれる男たちの魅力も全然わからなかった。

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