本の感想154:栗田有起『お縫い子テルミー』(集英社文庫)
★★★☆☆
表題作と「ABARE・DAICO」の二編を収録。
「お縫い子テルミー」は、島を出てキャバレーでアルバイトをしつつ、
裁縫で生計をたてる十六歳の「流しのお縫い子」テルミの物語。
キャバレーの歌手シナイちゃんに叶わぬ恋をして苦しみながら、
したいことをしたいと裁縫の道を突き進む彼女の生き方をさわやかに描く。
テルミのプロ意識の高さ、ひとり立ちの意識にはほれぼれするほど。
「ABARE・DAICO」は体操着をなくしたことからはじまった小学生誠二の
夏休みの小さな冒険と成長の物語。
友達にコンプレックスを抱き、それを克服するため
自らに三つの課題を設定する主人公がほほえましい。
『オモル・テル』も文庫落ちしないかなあ。
★★★☆☆
表題作と「ABARE・DAICO」の二編を収録。
「お縫い子テルミー」は、島を出てキャバレーでアルバイトをしつつ、
裁縫で生計をたてる十六歳の「流しのお縫い子」テルミの物語。
キャバレーの歌手シナイちゃんに叶わぬ恋をして苦しみながら、
したいことをしたいと裁縫の道を突き進む彼女の生き方をさわやかに描く。
テルミのプロ意識の高さ、ひとり立ちの意識にはほれぼれするほど。
「ABARE・DAICO」は体操着をなくしたことからはじまった小学生誠二の
夏休みの小さな冒険と成長の物語。
友達にコンプレックスを抱き、それを克服するため
自らに三つの課題を設定する主人公がほほえましい。
『オモル・テル』も文庫落ちしないかなあ。
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