金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

8:銀色夏生 『つれづれノート』

2005-05-11 13:50:20 | 05 本の感想
銀色夏生『つれづれノート』(角川文庫)
★★★☆☆

時間つぶしに入ったブックオフで購入。
図書館で⑦~⑫あたりを借りて読んだのだけど、
離婚のあたりから、子どもや旦那さんに対する愚痴ばかりになってきて、
読んでて憂鬱でした。
でも、一冊めのこれは若々しくて明るくて、
恋をしているときの前向きな空気が伝わってきて、好き。
今のポジションにいたるまでのことも書かれていて、
おもしろく読めました。
リルケの『若き詩人への手紙』に対する感想が、
「そうそう、そんな感じ!」とわたしが言葉にできなかったものを
うまく言い表している感じがして、すっきり。
リルケのその本は、手元において何度か読み返したいもののひとつです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 7:森博嗣 『工学部・水柿助... | トップ | 9:唯川恵 『サマー・バレン... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿