金木犀、薔薇、白木蓮

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30:飯田朝子 『数え方でみがく日本語』

2009-08-20 22:57:58 | 09 本の感想
飯田朝子『数え方でみがく日本語』 (ちくまプリマー新書)
★★★★☆

仕事のために読む。
箪笥は「一棹、二棹」で数える、といった「数え方」は、
雑学的な知識ではなく、わたしたちがその対象をどのように
とらえているかを反映したものである、というのが筆者の主張。
「数え方」には話し手がその対象を
どのようにとらえているかという情報を補う役割があるとして、
身近な「数え方」の使い分けの方法を紹介。

・「人」と「名」→「名」はある決められた範囲の中で
 名前を挙げられる人数を数える。
 「人」は名前に関係なく、人数を数える。
・「匹」と「頭」→人間より大きいものが「頭」、
 小さいものは「匹」
・乗り物の数え方→道路を走る乗り物は「台」、
 水の上をゆく乗り物で大型のものは「隻」、小型のものは「艘」。
 空を飛ぶ乗り物は「機」を使う
・「回」と「度」→次にまた起こりうる行為には「回」、
 次はいつ起こるかわからない、これきりになるかもしれない行為には
 「度」を使う。

などなど。

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