金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

12:竹山道雄 『ビルマの竪琴』

2006-01-14 13:36:34 | 06 本の感想
竹山道雄『ビルマの竪琴』(新潮文庫)
★★★★☆

きちんと通して読んだのは初めて。
戦争の愚かさも描かれているのだけど、鮮やかな色彩の異国情緒もあいまって
内容はおとぎ話のように美しい。
タイトルだけで、すでに強いイメージを喚起される。
子ども向けに書かれたものだということもあって、話の流れがゆったりしている。
文体は柔らかすぎるように感じた。
時代背景の問題もあるし、後半はかなり観念的な話題が扱われているので
現代の子どもにはやや難?

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 11:乃南アサ 『未練―女刑事... | トップ | 13:乃南アサ 『鎖〈上〉』 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿