本の感想167:北村薫『盤上の敵』(講談社)
★★★☆☆
長い間手を出せないでいた一冊。
強盗犯に自宅を占拠され、妻の命と引き換えに
犯人から協力を要請された男。
男の現在と妻の過去語りが交互に描かれる。
前書きにあらかじめ断りがあったように、
爽快な気持ちで読める話ではない。
得体の知れない悪意を体現した女性が恐ろしく、
妻の過去に起こったできごとにも気分が悪くなって
途中で読むのをやめようと思ったくらい。
でも最後のどんでん返しにあっと言わされ、
構成の意味もわかって読後感はやや上向きに。
好みかどうかって言ったら全然好みじゃないので
★三つだけど、おもしろかった。
★★★☆☆
長い間手を出せないでいた一冊。
強盗犯に自宅を占拠され、妻の命と引き換えに
犯人から協力を要請された男。
男の現在と妻の過去語りが交互に描かれる。
前書きにあらかじめ断りがあったように、
爽快な気持ちで読める話ではない。
得体の知れない悪意を体現した女性が恐ろしく、
妻の過去に起こったできごとにも気分が悪くなって
途中で読むのをやめようと思ったくらい。
でも最後のどんでん返しにあっと言わされ、
構成の意味もわかって読後感はやや上向きに。
好みかどうかって言ったら全然好みじゃないので
★三つだけど、おもしろかった。
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