金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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186:銀色夏生 『詩集 小さな手紙』

2006-09-08 17:38:29 | 06 本の感想
銀色夏生『詩集 小さな手紙』(角川文庫)
★★★☆☆

初めて読んだ時期がそうだったからなのかもしれないけれど、
銀色さんの詩を読むと、思い浮かべるイメージはいつも高校生。
さわやかさを内包しながら、「かなしさ」が常につきまとう。
「冷たさ」と言いかえてもいいかも。
高校生だったわたしは、「愛はさめてしまったけれど」という詩の、

「愛はさめてしまったけれど
 別に平気
 料理はうまいし
 かわいいし
 邪魔しないから」

の部分で傷ついてしまったものです。

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