金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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142:フローレンス・スロボドキン 『てぶくろがいっぱい』

2012-11-05 08:41:51 | 12 本の感想
フローレンス・スロボドキン『てぶくろがいっぱい』(偕成社)
★★★☆☆

ミシガンに住む双子の男の子・ネッドとドニー。
赤いてぶくろの片方をなくしたことに気付いた彼らのもとに、
町の人たちから次々と、落ちていたという赤いてぶくろが届く。
なくしたてぶくろの片方はすでに見つかり、二人は
届けられたたくさんのてぶくろをどうしようかと考えて……

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余裕がなくてキリキリしていたときに癒しの絵本。
物語を消費したがるわたしにような人間は、意外性を求めて
「実はこの届けられたてぶくろには、意外な謎が……!」
みたいな展開を期待してしまうのだが、
小さい子向けのお話なのでそんな展開はもちろんなし。
こまっている人のことを気にかける気持ち、
ご近所づきあいのあたたかさが伝わる
ほのぼのとしたやさしいお話。



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