映画:『シンデレラ』(ケネス・ブラナー監督)
★★★★☆
【シネマトゥデイの内容紹介】
古くから人々に親しまれている「シンデレラ」の物語を
実写化したラブストーリー。
継母と義姉妹から冷遇される日々を送っていた女性が、
未来を切り開く姿を追い掛ける。
メガホンを取るのは、演技派俳優で『ヘンリー五世』などで
監督としても高い評価を得ているケネス・ブラナー。
テレビドラマ「ダウントン・アビー」で注目を浴びた
リリー・ジェームズがシンデレラにふんし、
その脇を『ブルージャスミン』のケイト・ブランシェット、
『英国王のスピーチ』のヘレナ・ボナム=カーターといった実力派が固めている。
*********************************************************
この前見た『美女と野獣』がいまいちだったので、
どうしようかな~……と思ってたんだけど、予想以上に良かった。
話の展開は当然ながら分かっているので、
「どう描くのか」「どうアレンジしているのか」
という点が見どころだと思う。
魔法使いのおばあさんの登場にもきちんと伏線を作っていて
おとぎ話なりのリアリティを出そうという試みは感じられたし、
ロマンチックなドレスや小物を見ているだけで楽しい。
(屋根裏に閉じ込められてるなら体も洗ってないだろうし、
王子との再会のシーンでは臭くなってるんじゃないか?
と気になってしまったが……)
ヒロインが舞踏会に足を踏み入れたシーンでは、
ちょっと泣きそうになってしまった。
これは映像と音楽の力だと思うんだけど、
舞踏会のきらびやかさと、日常のみじめさのコントラストが激しくて、
本当に一夜限りの夢であるということが、言葉にされなくてもわかるし、
ヒロインがそれを自覚している、ということも伝わってくるのだった。
そして、歳のせいか、継母の気持ちもわかるんだよね。
彼女の心理描写はそれほどないんだけども、
ちょっとした表情やヒロインに対するわずかなセリフに、
前妻とその娘の存在に対するおびえ、
自らの遺伝子の敗北と子育ての失敗の自覚みたいなものも
読みとれてやるせない。
★★★★☆
【シネマトゥデイの内容紹介】
古くから人々に親しまれている「シンデレラ」の物語を
実写化したラブストーリー。
継母と義姉妹から冷遇される日々を送っていた女性が、
未来を切り開く姿を追い掛ける。
メガホンを取るのは、演技派俳優で『ヘンリー五世』などで
監督としても高い評価を得ているケネス・ブラナー。
テレビドラマ「ダウントン・アビー」で注目を浴びた
リリー・ジェームズがシンデレラにふんし、
その脇を『ブルージャスミン』のケイト・ブランシェット、
『英国王のスピーチ』のヘレナ・ボナム=カーターといった実力派が固めている。
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この前見た『美女と野獣』がいまいちだったので、
どうしようかな~……と思ってたんだけど、予想以上に良かった。
話の展開は当然ながら分かっているので、
「どう描くのか」「どうアレンジしているのか」
という点が見どころだと思う。
魔法使いのおばあさんの登場にもきちんと伏線を作っていて
おとぎ話なりのリアリティを出そうという試みは感じられたし、
ロマンチックなドレスや小物を見ているだけで楽しい。
(屋根裏に閉じ込められてるなら体も洗ってないだろうし、
王子との再会のシーンでは臭くなってるんじゃないか?
と気になってしまったが……)
ヒロインが舞踏会に足を踏み入れたシーンでは、
ちょっと泣きそうになってしまった。
これは映像と音楽の力だと思うんだけど、
舞踏会のきらびやかさと、日常のみじめさのコントラストが激しくて、
本当に一夜限りの夢であるということが、言葉にされなくてもわかるし、
ヒロインがそれを自覚している、ということも伝わってくるのだった。
そして、歳のせいか、継母の気持ちもわかるんだよね。
彼女の心理描写はそれほどないんだけども、
ちょっとした表情やヒロインに対するわずかなセリフに、
前妻とその娘の存在に対するおびえ、
自らの遺伝子の敗北と子育ての失敗の自覚みたいなものも
読みとれてやるせない。
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