ikeさんがタモを作るとのことなので、応援の意味を込めて、鮎用のタモの作り方をUPしてみます。
タモは、かやの木で作りますが、材料選びで出来の良し悪しが決まります。
枝は水平に出ているものがいいです。 Y字型に出ているほど見栄えは悪くなります。
木が柔らかいうちに皮をむいたほうが楽に剥けます。
背景の汚いところは見ないでください、嫁はんに怒られます。
ある程度削って枝の太さを調整してから、やかんの蒸気で柔らかくしながら、「ため木」で少しづつ思いの形に曲げていきます。
急に力を入れるとポキっといきますので、慎重にゆっくりとまげていきます。
ある程度曲がったらビニール紐で引っ張って乾燥するまで固定しておきます。
引っ張っている紐が見えるでしょうか。
あとこれは両方の枝を接合する部分です。
斜めにカットし即効多用途アロンアルファーで接着します。
かなり乾燥して固まっていないと木が伸びようとして接着が難しいです。
接合部のつもりでしたが、他にピントがあっていますね。
次はグリップ部分です。
太すぎるものは削り込んで・・。 そのほうが木目が出てきれいです。
鹿角とのバランスを考慮してカットします。
接合部分はステンのボルトを埋め込みますが、それぞれ位置合わせをしてからドリルで穴を開けます。 このときもアロンアルファーで接着です。
接着後は鉄やすりで荒削りです。
その後耐水ペーパーで番手を変えながら磨いていって、納得できるまで磨けたら次は新漆塗りです。
カシューも一緒ですね。
まず透き色で染み込ませて木目を強調します。
それからお好みの色合いに透き色と本透明を調整しながら塗っていきます。
一度塗ってから次ぎ塗るまでは最低でも3日は乾かさないといけませんので日数がかかります。
それに塗ってはペーパーで削り塗っては削りですので、「3歩進んで2歩下がる」です。
完成するとこうなります。
15回以上塗っています。
この鹿の角は根元の太い部分を使用しています。
ikeさん、網の取り付け方はまた後日に、言ってくださればいつでもUPしますね。
それぞれのタモにあった鹿角をつけています。
きれいな空気と山と水、ウグイスが鳴いてお気に入りの道具で鮎釣り・・・・、 暑いですが楽しいですね。
水平に枝が伸びてる木を探すのも大変そうやし、蒸気で曲げるのもポキっといきそう。
ホント職人さんみたい。。
解りやすいご説明の数々ありがとうございます。
曲げで使う当て木を昨日作りかけていて、これも上手く使えればと考えています。
genkiさんは抜きで使うとお見受けしますので枠の角度が大事になってきそうですね。
私は手元まで寄せて使う予定なので、とりあえず形になって使えれば初めての作品は良いかなとか思っています。
塗りと磨き、コレが肝な予感。
月並みなことばですが、genkiさんご指南と応援ありがとうございます。
よい榧を早く手に入れたい!
先ずは本体を作ってgenkiさんに及第点くらいを戴きたいところ…使えるモノに仕上げられるか自分でも楽しみです。
一緒に行く釣り仲間はみんな私の作ったタモを持っています。
時々、こけて折れたから直しといてと気軽にもってきますが、
皆に喜ばれているうちが花ですね
手っ取り早いので・・。
タモの角度は微妙なところで使いやすかったり使いにくかったりしますので自分の好みの角度でというところですね。
使いまわしの画像でしたが、お役に立てれば幸いです。
確かに塗りと磨きです。根気が要りますが何回も塗って平らに磨いた漆は味がありますよ。
頑張ってください
素晴らしいの一言に尽きます
才≡⊃"├!(*'-')//”パチパチ☆
それでも良い素材があるとつい頑張ってしまうんですね