「語るに落ちる」という言葉があります。
この言葉を「語るほどの価値がない」「つまらない」「どうしようもない」などといった意味だと思っている方が多いのではないでしょうか?
しかし、これは誤用です。
今日は「語るに落ちる」の正しい意味について調べました。
「語るに落ちる」は「問うに落ちず語るに落ちる」という諺を略した慣用句です。
集英社のことわざ辞典によると、その意味は、人にたずねられる時には用心して事実を隠して漏らさないが、何の気もなく自分で語る時には、ついうっかりして漏らしてしまうものだ。事実を隠しおおせることは難しいものである。と説明しています。
辞書が示すように、この慣用句は、「問いかけても落ちないが、語らせると落ちる」という意味で、聞かれてても答えを教えないのに、自ら本音や本心を語り始める状態のことを「語るに落ちる」と言います。
即ち「語るに落ちる」は「語る状態に落ちた」ことであり、「語る価値のないほどつまらない人間のレベルにまで落ちた」と考えて「つまらない」という意味とするのは誤りとなります。
「落ちる」という言葉のイメージからそのような誤用がなされるようです。
使用例としては、「あれほど言わなかった彼女のことを言うとは、語るに落ちたね」は正しいですが、「彼は悪いことばかりをして、もはや語るに落ちた」という風に、「語るほどではない、つまらない」という意味での使用は誤りとなります。
使用する時は気をつけたいですね。
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