らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

梨の栽培(収穫)

2010-08-31 | 家庭果樹

先日、収穫直前のブドウがアライグマに荒らされたことを書きましたが、今日も、アライグマの被害に遭った梨についてご紹介します。

今年はアライグマ対策として建築用の網を使用して畝全体を覆ったところ、イチゴとスイカについては被害が発生せず、アライグマ対策は万全と思っていました。
しかし、先日のブドウの被害に続いて、今度は収穫を目前にした梨もアライグマの被害に遭いました。
昨年は、梨については何んら対策をしなかったのですが、それでも被害が発生せず、アライグマは梨には来ないものと思っていましたが、この認識は甘かったようです。

・これは順調に成長していた7月26日頃の豊水です。
 直径5~6㎝の大きさまでに成長しています。


・上記から1カ月ほど経過し、色づきもよくなった収穫間近の梨です。


この順調に生育していた豊水が無残にもアライグマにやられました。
被害に遭った梨は2個です。1個が食べられ、もう一つは下に落とされていました。

・これがアライグマに食べられた豊水です


・これは落とされていた豊水です。正面の傷はアライグマにつけられたものです。


他にも袋が破られているのが2~3個ありましたが、被害は免れました。


・早速、アライグマ対策として果実だけを囲うように防獣網を張りました。


この日以降は、1個が地面に落とされていましたが、大きな被害はありません。




「センニチコウ(千日紅)」の花

2010-08-30 | 

一昨日は「百日草」をご紹介しましので、今日はその10倍も長持ちすると言われている「センニチコウ(千日紅)」の花をご紹介します。

「センニチコウ(千日紅)」はヒユ科センニチコウ属の1年草で、別名を「千日草(センニチソウ)」と言います。
原産地は熱帯アメリカ地方で、日本には17世紀に渡来しました。
「千日紅」の名前は、乾燥させても長期間(1,000日以上)紅色があせないと言われていることが由来とされています。
英名では「bachelors button(独身者のボタン)」と言い、その謂れは、男性が結婚を申し込みに行くときにポケットに入れていたことから、とされています。

「センニチコウ(千日紅)」は、昔は中国では女性が簪(かんざし)に使ったそうです。最近では、長期間、色があせないことからドライフラワーによく用いられるそうです。

・畑に咲いている千日紅です。


「センニチコウ(千日紅)」の草丈は50㎝位、細い枝先に球状の頭花を1~2個つけ、花色は紫紅、ピンク、白色等があります。

・私が住まいしている山の手台住宅地内の遊歩道に咲いている紅白の千日紅です。


・咲き始めの千日紅です。


・葉の長さは5〜10cm、幅約4cmで対生しています。


・球状の頭花には5弁の小さな花があります。(黄色の花です)


・仏前やお墓に供える花としてもよく使われるようです。


・白色の千日紅です。(山の手台遊歩道にて撮影)






大阪で13日連続の猛暑日

2010-08-29 | 時事
大阪は猛暑が続いています。
昨日も午後1時に36.6度を記録し、これで13日連続の猛暑日となりました。
これは、これまでの記録である平成6年(1994年)8月の12日連続を上回り、記録が残る昭和36年(1961年)以降の最長記録となったそうです。
また、8月の猛暑日も18日となって、12年に記録した最多記録の20日に迫っているそうです。

さらに、7月17日の梅雨明け以降、大阪市で最高気温が30度以上の真夏日でなかったのはわずか1日だけです。
大阪の夜も暑く、最低気温が25度以上だった熱帯夜は通算38日(平年は31.5日)となり、今月8日から20日間連続の熱帯夜となっているそうです。

この猛暑の原因は、偏西風が日本付近で北側に大きく蛇行して高気圧が日本列島に入り、更にチベット高気圧が上層に張り出して日本の上空に分厚い高気圧の層が形成されたためのようです。


気象庁では、この偏西風の蛇行は9月上旬まで続き、気温が平年より2度ほど高くなると予想しています。
このため、熱中症には十分注意をするよう呼びかけています。



「ヒャクニチソウ(百日草)」

2010-08-28 | 
今日は猛暑の夏にはぴったりの花「ヒャクニチソウ(百日草)」をご紹介します。

「ヒャクニチソウ(百日草)」はキク科の一年草で、学名をジニア・エレガンス(Zinnia elegans)と言い、ジニア属の代表的な草花です。
原産地はメキシコで、日本には江戸末期の1862年(文久2年)頃に渡来したと言われています。

「百日草」の名前の由来は、開花期が百日とも言われるほど長いことからこの名前が付けられたそうです。
また、別名を「浦島草(うらしまそう)」とも言われており、こちらも花の寿命が長いことからこのように呼ばれているようです。

・真上から撮影した「百日草」です。
 花の中心部の筒状花がきれいな5弁(黄色い弁)になっています。


「ヒャクニチソウ(百日草)」は草丈50㎝~80㎝、花径は5~10㎝、花色は赤、橙、桃、黄色、白色等があります。
花期は5月~9月で夏を代表する花の一つと言われており、夏、花が少ない時期によく花を咲かせてくれて花持ちもいいので重宝されているようです。
ジニアは日が短くなると花をつける短日性の植物です。そして、エレガンス(優雅な)という名前が付いているとおり、花色・花の形なども豊富で開花期間も長く、古くから花壇用や仏花用に作られているそうです。

以下、「ヒャクニチソウ(百日草)」の蕾から種ができるまで、順を追って撮影しました。
・開き始めた「ヒャクニチソウ(百日草)」の蕾です。


・開花後、花弁がまだ開ききっていない花です。


・黄色の雌しべがたくさんあって一番きれいな頃の「ヒャクニチソウ(百日草)」です。


・日が経つにつれて黄色い5弁の筒状花が減少してきます。


・総苞(そうほう)が次第に盛り上がり、黄色い5弁の筒状花が中心部に集まりました。 蝶が蜜をついばんでいました。


・そしてついに黄色い5弁の筒状花が一つになりました。


・花弁も枯れて茶色の総苞(そうほう)だけになりました。この中に種子ができています。このこぼれ種が来春、発芽して花を咲かせてくれます。


・次々と蕾ができては開花する花期の長い「ヒャクニチソウ(百日草)」です。





「キバナ(黄花)コスモス」の花

2010-08-27 | 
今日は私の畑に咲いている「キバナ(黄花)コスモス」の花をご紹介します。

「キバナ(黄花)コスモス」はキク科、コスモス属の一年草です。
原産地はメキシコで、日本には、「コスモス(秋桜)」は明治9年頃に、「キバナ(黄花)コスモス」は少し遅れて大正時代初期に渡来したようです。
一般によく知られている「コスモス(秋桜)」とは同属ですが類似種で品種は異なります。

・畑に咲いている「キバナ(黄花)コスモス」の一重咲きです。


原産地のメキシコでは、「コスモス(秋桜)」は、トウモロコシなどの畑の雑草となって生えていることが多いようですが、「キバナ(黄花)コスモス」は、開けた道路端で日当たりの良い場所に「コスモス(秋桜)」より小さい群落で野生しているそうです。
更に、生えている海抜も「キバナ(黄花)コスモス」のほうがやや高温の低地に多く、「コスモス(秋桜)」は高地のやや涼しい高原に多いそうです。

・分布が高温の低地ということで、この暑さの中「キバナ(黄花)コスモス」は次から次へと咲いています。


「キバナ(黄花)コスモス」が脚光を浴び始めたのは、1966年、オールアメリカンセレクションで、日本で改良された品種の緋色の「サンセット」が日本人初の金賞を獲得したことからで、その時以降、世界中から注目されるようになったそうです。

・畑の「キバナ(黄花)コスモス」です。「コスモス(秋桜)」とは、花はよく似ていますが葉の幅が広いところが異なります。


「キバナ(黄花)コスモス」と「コスモス(秋桜)」の違い
・「キバナ(黄花)コスモス」は「コスモス(秋桜)」より草丈がやや低く、葉の幅が広いこと。
・「コスモス(秋桜)」は涼しい高原ではよく伸び、花色が美しいですが、「キバナ(黄花)コスモス」は暑いところでも生長がよく、花色には余り影響しないこと。
・「キバナ(黄花)コスモス」は暑さに強く初夏から花を咲かせること。
 などの違いがあります。



ブドウ栽培(アライグマの被害)

2010-08-26 | 家庭果樹

今年もまたアライグマにやられました。
完璧だと思われた、ブドウ棚のアライグマ対策がもろくも崩壊したことを報告します。

今年はイチゴとスイカのアライグマ対策が奏功し、ブドウについても同様の対策をしたことから完璧だと思っていました。
実際、盆まではアライグマの被害がなかったので安心していたところ、21日になってアライグマの被害に遭いました。

・これが被害に遭ったブドウの房です。実だけをきれいに食べており、実のない房だけがぶら下がっています。


どこから入ったのか分かりませんが、その翌日にも入られて被害に遭い、結局、全体の半分程度(30房)がやられました。

まだ収穫には少し早いところですが、アライグマの被害に遭うくらいならと思い、残りの房を全部収穫しました。

・まだ色づき始めたばかりの房ですがやむなく収穫しました。


・これが太い糸で編まれている建築資材の網で覆ったブドウ棚です。
 横四面と天井部に隙間のないように張り付け、地面との接触部にはブロックや竹を置いて持ち上がらないように工夫しています。


今年も課題が残ったブドウ栽培でした。
アライグマ対策を再検討してみたいと思っています。


「グリーンカーテン(緑のカーテン)」の効果

2010-08-25 | 家庭菜園

地球温暖化対策として一般家庭でできる省エネ運動の一つに「グリーンカーテン(緑のカーテン)」という運動がありますが、お聞きになったことがありますでしょうか?
今日はその「グリーンカーテン(緑のカーテン)」について調べました。

「グリーンカーテン(緑のカーテン)」とは、朝顔や風船かずら、ゴーヤ、へちま、きゅうり等のつる性の植物を窓の外に這わせ、夏の日差しを和らげ、室温の上昇を抑える自然のカーテンのことであり、地球温暖化対策のひとつです。
植物には地球温暖化の原因となっている二酸化炭素を吸収する力を持っており、日が当たると葉の蒸散作用によって涼しい風が流れこみ、クーラーなどの使用を減らすことができるようです。

・我が家のゴーヤによる緑のカーテン(グリーンカーテン)です。


我が家の「グリーンカーテン(緑のカーテン)」はゴーヤの苗2株を鉢植してつくっています。
ゴーヤの葉が6~7枚出た頃に摘芯して脇芽を出させ、各々3本ずつネットに誘引しています。

我が家では今年初めて「グリーンカーテン(緑のカーテン)」に挑戦しましたが、残念ながら、蔓の繁茂が十分でなく期待したほどの効果は得られませんでした。

・ゴーヤの「グリーンカーテン(緑のカーテン)」は収穫も楽しめ、観賞用としてもいいですね。


「グリーンカーテンの目的」
グリーンカーテンの目的は、先にも書いたように、夏の高温時において、太陽光の遮断と断熱、および植物葉面からの蒸散による気化熱を利用して、温度上昇を抑えることを主な目的としています。
使用する植物は、遮光の目的からは葉がよく茂り、高く這い登るツタ等が選ばれますが、家庭などでは観賞や収穫などの目的を兼ねてアサガオやキュウリなどが選ばれますが、最近では、比較的病害虫に強く栄養価も高いことなどからゴーヤが用いられるようです。

「効果」
1.通常のカーテンと同じように遮光効果があります。
2.植物の葉が水蒸気を放出する蒸散作用によって冷却効果が期待でき、エアコンの使用抑制につながります。
3.エアコンの使用を控えることで、電気代の節約と地球温暖化の防止につながります。
 例えば、冷房の温度を1℃高く、暖房の温度を1℃低く設定するだけで、年間2,000円の節約になるそうです。

読者の皆さん、来年には「グリーンカーテン(緑のカーテン)」に挑戦されてみてはいかかでしょうか?

 


「四角豆(うりずん豆)」

2010-08-24 | 家庭菜園
今日は、本州では珍しい「四角豆(うりずん豆)」をご紹介します。

「四角豆」はマメ科のツル性植物です。
原産国はパプアニューギニア、ビルマなど熱帯アジア地方で、日本には1900年(明治33年)頃渡来し、”トウサイ”という名前で紹介されました。
しかし殆ど普及せず、1980年代になって沖縄の夏の野菜不足を補うために、旧農水省によって研究され奨励されました。
このようなことから国内では主に沖縄県で栽培されており、沖縄ではこの「四角豆」を「うりずん豆」と呼んでいます。
この「うりずん」とは、沖縄の方言で4月頃の新緑の季節の意味し、 草木が一斉に萌え出る(芽吹く)時の美しい薄緑色をしている事から名付けられたようです。

・四角豆の花です。


私は数年前に四角豆(うりずん豆)の苗を知人にもらい栽培を始めました。

・花の後に「四角豆(うりずん豆)」の幼果が現れ始めたところです。


・幼果は成長し、次第に大きくなり、長くなっていきます。長さ5~6cmに生長した四角豆です。


・これが収穫間近の四角豆(うりずん豆)です。14~15㎝に成長した頃収穫します。


・四角豆(うりずん豆)の畝です。蔓性植物なので、インゲンと同じように支柱に巻きつかせて栽培します。この畝に10株ほど植えています。


・収穫した四角豆(うりずん豆)です。薄緑色がとてもきれいな豆です。


・四角豆(うりずん豆)の断面です。珍しい形の豆でしょう!


「四角豆の栄養価」
 たんぱく質、炭水化物、食物繊維、カリウム、カルシウム、カロチン、ビタミンC、など含み、莢インゲンよりも栄養分が多く含まれているそうです。

「食べ方」
 ・若いさやをサヤインゲンと同じような食べ方で食べます。
 ・一番美味しい食べ方は天ぷらと言われています。(沖縄では天ぷらにするのが最もポピュラーな食べ方だそうです)
 ・他にも、お浸し、炒め物、サラダや塩を入れたお湯で1~2分さっと湯がいてマヨネーズをかけてそのまま食べたり、カレーの付け出しなどにします。クセのない味で適度に歯ごたえがあるので幅広く使えます。
 ・完熟した豆、花、またイモ(細いさつま芋状)も食用になるようです。
  原産地のパプア・ニューギニアでは、このイモ(美味でタンパク質が豊富だそうです)がとくに好まれているそうで、 イモを大きくするために花をつんで豆を実らせないようにするほどだそうです。
 ・保存方法は、ビニールに入れて家屋内におくと2週間位は持ちます。 (熱帯産の植物なので冷蔵庫の保存には向きません)

「健康効果」
 ・ビタミンCやミネラルをたっぷり含み、成人病予防や美肌効果が期待できるようです。



処暑と小さな秋

2010-08-23 | 季節
今日8月23日は二十四節気の一つ「処暑」です。そこで、処暑について調べました。
「処暑」とは、暑さが峠を越えて後退し始める頃の意味で、暦便覧にも「陽気とどまりて、初めて退きやまむとすれば也」と説明しています。

即ち、残暑はまだまだ厳しい時期ですが、時折涼しい風が吹き始める頃で、山間部では早朝に白い露が降りて霧が漂い始め、ヒグラシも鳴き始める頃とされています。
要するに、秋の季節の始まりを告げる頃です。

しかし、今年の暑さは異常です。大阪では6日連続35度以上の猛暑日が続いており、”秋はいずこ?”という感じです。
しかし、植物は確実に秋を感じているのでしょう。薄(ススキ)の穂が出始めました。

・畑のススキの穂が出始めた「小さな秋」です。


秋の七草の一つになっている薄(ススキ)を詠んだ歌をご紹介します。

  「さ男鹿(おしか)の 入野(いりの)の薄(すすき) 初尾花 
         いつしか妹(いも)が手を枕かむ」
  作者不詳 (万葉集10-2277)

  (語訳)入野の薄の種が出たばかりの尾花のようにういういしいあなたの手を、いつになったら枕にすることでしょう。



興南高校春夏連覇達成

2010-08-22 | 時事

第92回全国高校野球選手権・決勝で沖縄興南高校が神奈川県の東海大相模高校を13対1で下し、沖縄県勢としては夏の甲子園初優勝を達成するとともに、98年の横浜以来、史上6校目となる春夏連覇を達成しました。
興南高校の選手諸君、関係者の方、そして沖縄県民の皆さんおめでとうございます。


それにしても今大会の興南高校は強かったですね。投手力、打力、そして守備力と集中力、いずれも他の強豪チームを上回っていたように思います。
新聞報道によれば、興南高校の強さの秘訣は、ボール球を見極め、好機には思い切りよくバットを振り抜く持ち味を発揮したこと。そして、打線全体が我慢強く、自分の打てる球を待ったことのようです。
今年は特に暑い甲子園でしたが、その対策として、出発前の数日間、炎天下に雨合羽を着て練習するなど独自の取り組みも行ったそうです。
我喜屋監督は特別な指示をせずとも追い求める打撃を見せたナインにたいして、「最後の最後まで自分たちの野球を徹底してくれた」とたたえていたそうです。

沖縄県勢は、1958年(昭和33年)から1972年(昭和47年)の本土復帰まで5回夏の大会に出場しましたが、1963年(昭和38年)に首里高校が初めて1勝を挙げ、そして、1968年(昭和43年)に興南高校が4強に進出して確実に実力をつけてきました。
しかし、1990年と1991年には、沖縄水産高校が連続して決勝に進んだものの優勝には至りませんでした。
このようなことから、沖縄県民の間では夏の大会の優勝が悲願でした。
昨日の興南高校の優勝は、この沖縄県民悲願が達成され、県民で勝ち取った優勝と言われています。
改めて、沖縄県民の皆さん、興南高校のみなさん優勝おめでとうございます。