らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

再び「イヨカン」栽培

2023-10-31 | 家庭果樹

先日、15年間栽培した「伊予柑の木が枯れた」ことを取り上げました。
枯れた原因はカミキリムシの食害によるものでした。
幹の地際に大きな穴が開いており、カミキリムシの幼虫が木の中に入って枯らしたようです。
このため、イヨカンの栽培はこれを機に終止符を打つつもりでしたが、矢張り伊予柑の美味しさに未練があって再び栽培することにしました。
そして、先日、地元のホームセンターで伊予柑の苗木を買ってきたのです。

「再び植えたイヨカン」
今回購入した伊予柑の苗木は3年生です。
幹の直径は2㎝くらいの太さなので、恐らく、来年の春には数個の花が咲くかもしれません。
今度はカミキリムシの被害に遭わないように毎日気を付けながら管理していきたいと思います。

・これが10月24日に植え付けた3年物の伊予柑の苗木です。


「イヨカンの誕生」
ところで伊予柑と言えば愛媛県が発祥と思われますが、発見されたのは山口県なのだそうです。
そこで、イヨカンの歴史についても調べてみました。

伊予柑の誕生は、(株)乃万青果のHPによれば、明治19年に山口県阿武郡東分村(現萩市)の中村正路氏の園で発見された偶発実生だそうです。
品種が明らかでないことから、当初は穴門みかん(あなどみかん)と呼ばれていましたが、明治22年に松山市の三好保徳氏が原木を購入して愛媛県に導入し、苗木を育成して近隣の農家に配り栽培を奨励しました。
やがて松山市周辺に産地が形成され、伊予蜜柑という呼び名で京浜市場に出荷されるようになりました。
しかし、愛媛県産の温州みかんと混同されることから、昭和5年に伊予柑という名に落ち着いたようです。
その後、栽培面積が増加し、枝変わりから宮内伊予柑が発見されて広く栽培されるようになると、従来の伊予柑は普通伊予柑と呼ばれるようになりました。
宮内伊予柑は、昭和30年に松山市平田町の宮内義正氏の伊予柑園で発見された枝変わりで、昭和41年11月に種苗名称登録されています。

「宮内イヨカン」
香りもよく、種も少ない極めて良質の枝変わりの「宮内いよかん」は、今では愛媛県産が8割以上を占める特産品となっているそうです。
皮を剥くと、滴り落ちる程たっぷりの果汁と漂う爽やかな香り、甘い中にも適度な酸味と何拍子も揃った「宮内いよかん」は、ビタミンCやクエン酸もたっぷりで美容と健康にもオススメの果実という事です。

再びの伊予柑の栽培、4~5年先にはたくさん生ってくれることを楽しみにしたいと思います。

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落花生栽培(収穫)

2023-10-29 | 家庭菜園

先日、落花生を収穫しました。
私は落花生の収穫の目安を、葉っぱが黄色に色づき始めた頃としています。

「収獲」
落花生の収穫は、一般的には開花から80日~95日程度で、茎や葉っぱが黄色くなって下の葉が枯れてきた頃と言われています。
当地では、例年、10月初旬に葉っぱや茎が黄色に色づき始めることから、この時期に収穫していますが、今年は夏の暑さの関係でしょうか、10月になっても一向に黄色になりませんでした。
10月下旬になって漸く色づき始めたことから、先日収穫したものです。

収獲は先ず、カラス除けに張ったテグス(釣り糸)と支柱を片付けた後、株元から四方に伸びた枝の子房柄をスコップで掘り返し、その後に株元をスコップで掘り起こします。

・5月23日に植え付けた42株の落花生は、収穫の目安としている葉っぱが黄色に色づき始めました。


「1株の収量」
下の画像が掘り起こした2株です。
株元から枝先の方まで落花生の莢果(きょうか=さや)がついています。
今年は植え付けた42株はカラスの被害に遭わなかったことから、比較的よくできたと思います。
よく育った右側の株にはたくさんの落花生がついていました。
しかし、枝先の小さな莢果には豆は入っていません。

・掘り起こした2株です。左の株は莢果が少ないですが、右の株にはたくさんの落花生が付いていました。


今年は植え付けから収穫までが5か月と長かったことから、カブトムシの幼虫に食害された莢果がたくさんありました。
更に未成熟な莢が多く、豆が入っていない莢果も目立ちました。

・カブトムシの幼虫に食害された莢果です。


しかし、全体の収量は想定以上であり、満足のいく落花生栽培でした。
この後、水洗いして泥を落とし、天日乾燥して莢から豆を出して保存し、少しずつオーブンで焼いてビールの当てにします。
ネットでは茹でて食べるのも美味しいということなので試してみましたが、私は焼いたピーナツの方が好きです。

・まずまず満足のできる落花生の収量でした。



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今宵は「十三夜の月」

2023-10-27 | 季節

今日は旧暦では9月13日で、今夜の月は「十三夜の月」です。
「十三夜の月」は、中秋の名月に次いで、もう一つの名月と言われています。
そこで今日はもう一つの名月「十三夜の月」について取り上げます。

「お月見」
日本では古くから秋の名月を鑑賞する「お月見」の風習がありますが、この「お月見」と言えば、旧暦8月15日の十五夜、所謂、中秋の名月(今年は9月29日)ですが、日本では旧暦9月13日の「十三夜の月」もまた美しい月であると重んじられてきました。
「十五夜(中秋の名月)」は、元々中国で行われていた行事が日本に伝来したものですが、「十三夜」の月見は日本独特の風習です。

「由来」
「十三夜」の月見の由来については、
一説には、宇多法皇が9月13日の夜の月を愛でて、「無双(ふたつとないこと)」と賞したことが始まりという説があります。
他にも、醍醐天皇の時代の延喜19年(919年)に開かれた、観月の宴が風習化したものとされる説もあります。

・11年前に撮影した「十三夜」の月です。


「後の月(のちのつき)」
旧暦8月15日の「十五夜」を「中秋の名月」と呼ぶのに対して、1ヶ月遅れのもう一つの名月である「十三夜」は「後の月(のちのつき)」と呼ばれています。
また、「十五夜」の月には、サトイモなどを供えることが多いことから「芋名月」と呼ばれますが、
「十三夜」の月には、栗や豆を供えることが多いため「栗名月」或いは「豆名月」とも呼ばれています。

「縁起の良いお月見の風習」
更に、一般に、「十五夜」の月を見たら必ず「十三夜」の月見もするものとされています。
その理由は、「十五夜」だけでは「片見月」といって、縁起が悪いと嫌われていたこと。
昔は、芋も豆も栗も主要な食料だったので、「十五夜」と「十三夜」の両方を祝ってこそ、完全な畑作の収穫祭になるとされ、収穫儀礼として手抜かりがないようにと言い伝えられていること、からのようです。

天気予報によれば、今夜の大阪地方は曇りのち雨になっているので、十三夜のお月見が危ぶまれます。
片見月にならないように晴れてくれることを祈りたいと思います。

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今日は秋土用の「辰の日」

2023-10-25 | 季節

今日、10月25日は「秋土用」の「辰の日」で、「た」のつく物や「青いもの」を食べると良いとされている日です。
皆様はご存知でしたか?
そこで今日は季節ごとの「土用」に食べると良い物に絞って取り上げたいと思います。

先ず、「秋土用」って、お聞きになったことはありますか?
「土用」と言えば「夏土用」の丑の日にウナギを食べることが知られていますが、実は、「土用」は年4回あるのです。

「土用」
「土用」とは、年に4回訪れる、立春・立夏・立秋・立冬の直前の約18日間を指します。
4つの土用はそれぞれ、「春土用」「夏土用」「秋土用」「冬土用」とも呼ばれており、各土用の特別の日には、良いとされる食べ物があります。

「各土用に良いとされる食べ物」
・春土用・・・立夏(5月5日頃)」の前の約18日間です。
 春土用に大事にしている干支は、「戌(いぬ)」で、2023年の春土用の「戌」の日は、4月22日と5月4日でした。
 春の土用は、なんとなくやる気が出ないなど、情緒不安定になることなどから注意が必要と言われています。
 そのようなこの期間の「戌(いぬ)の日」に食べるのがよいとされているものが「い」のつく食べ物や「白い食べ物」です。
 「い」のつく食べ物としては、「いか」や「いわし」「いちご」などがあげられ、白い食べ物は、「豆腐」や「白いご飯」などがあります。
 
・夏土用・・・立秋の前の18日間です。
 夏の土用では、夏バテや熱中症に注意が必要といわれています。
 夏土用の「丑の日(うしのひ)」には、ご存じのように「う」のつくものや、「黒いもの」を食べると良いという事がよく知られています。
 そのため、現在では「土用の丑の日」には鰻を食べることが全国的に定番となっています。
 しかし、もともとは暑くても食べやすく体調を整えるのにも役立つうどんや梅干し、瓜(ウリ)など「う」のつく食べ物や、「土用」と名のつく「土用しじみ」や「土用卵」「土用餅」などが食べられていました。

・秋土用・・・立冬の前の18日間です。
 秋の土用は夏の疲れが出る時期ともいわれています。
 今年の立冬は11月8日なので、その18日前の10月21日から11月7日までが秋土用となります。
 秋土用に大事にしている干支は「辰」で、今年の秋土用の「辰の日」は、今日10月25日と11月6日です。
 この日には「た」のつくものや「青いもの」を食べると良いとされています。
 「た」のつく食べ物としては、「玉ねぎ」や「たこ」、「青いもの」なら「さんま」や「鯖」などの青魚などがあります。

・冬土用・・・立春の前18日です。
 冬の土用は風邪に注意といわれています。
 冬土用に大事にしている干支は「未(ひつじ)」で、2023年の冬土用の「未(ひつじ)の日」は2024年1月25日です。
 この日には「ひ」のつく食べ物や「赤いもの」を食べると良いとされています。
 「ひ」のつく食べ物はひらめ、ひじき、干物など、「赤いもの」はトマトやパプリカ、りんご、かに、たこなどがあります。

以上のように、季節ごとの土用の特別の日には、食べると良いとされている食べ物があります。
今年の秋土用は10月21日から11月7日までであり、大事にされている干支は「辰」で、今日がその「辰の日」になります。
今日食べると良いとされている「た」のつく食べ物の「玉ねぎ」や「たこ」、「青いもの」なら「さんま」や「鯖」などの青魚を食べて、猛暑だった夏の疲れを癒し、これから到来する厳しい冬の寒さに備えて頂きたいと思います。

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「コキア」の紅葉

2023-10-23 | 

先日、NHKの地域ニュースで、万博記念公園の花の丘には今、コキアが真っ赤に紅葉していると報じていました。
同公園には4000本のコキアが植栽されており、訪れた人たちはコキアの間から、或いはコキアをバックに記念写真を撮影していました。

・真っ赤に紅葉している万博記念公園のコキアです。


このコキアですが、私の畑にも2株植えており、万博記念公園同様、真っ赤に紅葉しているので、今日は「コキア」について取り上げたいと思います。

「コキア」
コキアはヒユ科(旧アカザ科)ホウキギ属の一年草で、原産地はユーラシア大陸の乾燥地です。
別名をホウキギ(箒木)、ホウキソウ(箒草)などと呼ばれる雌雄同株の一年草です。

「花」
コキアの花は8~9月頃が開花期です。
細い葉の付け根に、淡い緑色の小花を穂状につけますが、余り目立ちません。
花びらはなく、雄蕊5本、めしべ1本があり、めしべの中に種ができます。
コキアは最初は緑色の樹形ですが、秋になると紅葉し、とても鮮やかで美しい赤に変化します。

・9月14日のコキアです。まだ緑色です。


「別名」
コキアの別名の「ほうき草」、「ほうきぎ(帚木)」という和名は、枯れた枝をホウキに利用していたことに因んでいます。
コキアの枝はまっすぐに伸び、細かく枝分かれして円錐になるので、箒を逆さにしたような形が自然と形成されていることから、束ねて結んで、柄をつけて形を整えるだけで立派な箒になります。

・拡大するとこのような花です。


「畑のキャビア」
コキアの種は秋田県の郷土料理にもなっている「とんぶり」の原材料で、畑のキャビアと呼ばれるくらいの珍味だそうです。
「とんぶり」の作り方はネットによれば、
まず小さな実を窯で茹でた後、水きりをしてしばらく放置しておき、その後、もみ続けて皮をむきます。

・10月16日では、緑から赤色へのグラデーションになっています。


「コキアの紅葉の目安」
コキアは緑色から紅葉して赤色になり、最終的には黄金色になります。
・緑     葉・・・・・・・8月中旬~9月下旬
・グラデーション(緑・赤)・・10月上旬
・紅     葉・・・・・・・10月中旬
・グラデーション(赤・茶)・・10月下旬
・黄     金・・・・・・・10月下旬~11月初旬

・10月21日には真っ赤に紅葉しました。


我が家の2株のコキアも、来月にはこのように黄金色(茶色)に変わります。
コキアは緑から黄金色まで、色彩の変化が楽しめる植物です。

・黄金色になったコキアです(ネットより)


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「銀行」の名前の由来

2023-10-21 | 雑学

大人から子供まで殆どの人は銀行の通帳をお持ちだと思います。
通帳の残高の有無に関係なく、私たちは一生、銀行とお付き合いをしていかなければなりません。
でもお金を扱う会社が何故「金行」ではなく「銀行」と「銀」の文字を使用しているのでしょうか?
今日は銀行の名称について調べました。

「銀行」の名称の由来
お金を扱う機関がなぜ名称に「金」を使わずに「銀」を使った「銀行」なのでしょうか?
日本銀行HPによると、「銀行」という名前の由来は、明治 5年(1872年)制定の「国立銀行条例」の典拠となった米国の国立銀行法(「National Bank Act」)の「Bank」を「銀行」と翻訳したことに始まります。
翻訳に当たり、高名な学者達が協議を重ね、お金(金銀)を扱う店との発想から中国語で「店」を意味する「行」を用い、「金行」あるいは「銀行」という案が有力になりましたが、結局語呂のよい「銀行」の採用が決まったといわれています。

なお、英語の「Bank」の語源は、12世紀頃、当時世界の貿易、文化の中心地であった北イタリアに生まれた両替商(銀行の原型といわれている)が、両替のために使用した「BANCO(腰掛け、カウンター)」に由来するようですが、これはお金を勘定をするために使った道具からの命名だそうです。

「金は天下の回りもの」
ところで、「金は天下の回りもの。今は無くてもいつかは回ってくる」 と、昔からよく言われます。
一方で、「お金は淋しがり屋。少ないところには寄らず、多いところに集まるもの」とも言われています。

しかし、「天下の回りもの」にしては我が家には一向に回ってきません。
我が家の傍にお金の高速道路ができて、通過するだけなのでしょうか?
そうではなくて、我が家は「淋しがりや」の方が強いのでしょうね。
でも、一度くらいは我が家にも立ち寄って欲しいですね。

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イヨカン(伊予柑)の木が枯れた

2023-10-19 | 家庭果樹

2008年3月に植えたイヨカンの木が枯れました。
原因は分かりません。
ネットを調べると、カミキリムシの食害かも知れません。
カミキリムシは木の地際から幼虫が入り込んで枯らすようです。
それにしては、穴も見つからないし、木から木屑は出ていません。

木が枯れる原因をネットで調べると次のように書かれていました。

「枯れる原因」
①家庭菜園での柑橘類で発生する重症化する病気には白紋羽病(シロモンパビョウ)があって、この菌は伝染性のあるカビが根を腐らせて枯らしてしまう病気で、木全体が萎れて落葉し枯れてしまうようです。
 根を見ると白い綿状のカビが出ているので確認できるということです。

②害虫ではエカキムシ、カイガラムシ、アブラムシ、アオムシ(アゲハの幼虫)、ハマキムシなどの発生がありますが、これらは木を枯らすことはまずありません。
 アゲハの幼虫に葉を全部食べられても枯れることはなく、枯らすほどの被害をもたらす害虫にはカミキリムシとコガネムシがあります。

③カミキリムシは幼虫が幹内部を食い荒らします。
 ひどくなると幹内の水を吸い上げる管に穴をあけてしまい水が吸い上げられなくなって枯れてしまいます。
 幹に木くずが出ていたらカミキリムシの幼虫がいる合図でなので、カミキリムシ用の殺虫剤を木くずの出ている穴にスプレーして殺虫します。

④コガネムシは幼虫が根を食べます。
 幼虫が大量に発生すると細根が食べられてしまい、水や養分の吸収が十分にできなくなり、弱ったり枯れたりします。
 様子がおかしかったら枝先下あたりを掘って幼虫がいるかどうか確認してください。

⑤夏の強剪定
 柑橘類の剪定の適期は3月から4月です。
 この時期の強い剪定なら耐えることができますが、7月から8月にかけての夏場に強剪定すると枯れてしまう場合があります。
 この時期は元気そうに見えても新葉展開や開花のために樹体内のエネルギーが消費されて一番疲弊している時期なのです。
 このため強剪定されると回復する体力が足りず枯れてしまうことがあるようです。
 また柑橘類は寒さも苦手なので厳寒期の強剪定も控えてください。

⑥除草剤
 実はこれが一番多い原因です。
 「クサノン」などの除草剤を使用した場合、根から成分が吸収される除草剤は雑草だけでなく木も枯らしてしまいます。
 ビッグモーターのニュースの通り、除草剤が原因の場合は対処のしようがありません。

以上のような要因があるようですが、この内、我が家に該当するのは③と④くらいです。

・下の画像は今月の初めの状態です。


「イヨカン栽培」
私がイヨカンの幼木を植えたのは15年前の2008年3月でした。
幼木は順調に育ち、翌年の冬には数個のイヨカンが収穫できました。
以後、昨年まで毎年収量が増加しており、幹も太くなっていました。
そして、今年はこれまでと違って異常に多くの花が咲いて実が付いたので「変だなぁ」と思っていたのですが、案の定、木が枯れてしまいました。



今回の枯れた最大の要因はカミキリムシによる食害のようです。
しかし、木の地際を見ると、木屑は出てなく、穴も開いていません。
木の皮が浮いているように見える辺りから穴をあけているのかも知れません。

残念ですが、美味しいイヨカンの収穫は今年で終止符を打つことになりました。

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「八里半」はサツマイモ?

2023-10-17 | 雑学

先日の10月13日は「サツマイモの日」だったそうです。
我が家でもこの日に合わせて、というか、たまたま同じ日にサツマイモを少し掘ってみました。
今年の夏は高温、少雨で乾燥していたからなのでしょうか、畝の土が固くなっていたことから芋が付いていませんでした。
除草と乾燥防止のためにマルチを張っていたのですが、その効果は除草のみでした。
昨年までは大きなサツマイモが収穫できたのですが、自然相手の農業は素人には難しいものですね。

「サツマイモの日」
ところで10月13日が何故「サツマイモの日」なのか、調べてみることにしました。
この記念日が出来たのは埼玉県川越市で、その経緯は、さつまいもを「十三里」と呼ぶことから、1987年(昭和62年)に川越市の「川越いも友の会」が、旬にあたる10月13日を「さつまいもの日」と定めたことでした。

・1株に1個~3個ほどしか生っておらず、数株掘ってもこれだけの収量でした。


「サツマイモの日」の由来は解ったものの「十三里」が何故サツマイモなのでしょうか? 

「八里半はサツマイモ」
これも調べていくと、元々は「八里半」がサツマイモの異名なのだそうです。
その由来は、
江戸時代・宝永年間(1704年~10年)の頃、京都に焼き芋屋さんが登場しました。
その焼き芋屋さんの看板には、「八里半」の文字が書かれていました。
当時、サツマイモは蒸し芋で食されていたようなのですが、焼いたサツマイモが栗の味に似ていたことから  「栗(九里)にはやや及びませんが」という洒落で「八里半」と名付けた、ということです。

「江戸では十三里」
それから90年ほど後の江戸時代・寛政年間(1789年~1799年)の頃に、焼き芋は江戸にも伝わり、京都と同じように焼き芋屋さんは「八里半」の看板を掲げたそうですが、洒落好きの江戸・小石川の焼き芋屋さんが、「十三里」と名付けたところ江戸っ子にウケて評判を呼び大ヒット商品となりました。
その十三里とは、「栗(九里)より(四里)うまい十三里」という洒落で、(九里)+(四里)という洒落から(十三里)となり、ここから「さつまいも=十三里」となったようです。

 他にも「十三里」の由来には、当時美味しいサツマイモの産地として知られていた川越が、江戸から十三里(約52km)のところにあるため「十三里」と呼ばれるようになった、という説もあります。
 更に、秋真っ只中の焼き芋は、とても美味しいことから「十三里」より美味しいという意味で「十三里半」と呼ぶ、という説もあるそうです。

浪速も江戸も、昔から洒落が好きだったようですね。

 

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岡山県の「アッケシソウ」

2023-10-15 | 

「アッケシソウ」をご存じでしょうか?
実はアッケシソウは私の故郷、岡山県笠岡市に隣接する浅口市寄島町の干拓地に自生しているのです。
先日、地方版のニュースで取り上げていたことから、十数年前に訪れた時の画像を基に取り上げることにしました。

「アッケシソウ」
「アッケシソウ」は、アカザ科アッケシソウ属の塩生植物で、海水の流入する沼地(塩湿地)に生育する一年草です。
茎は多くの枝に分かれ、草丈は10~40cmになります。
葉は肉質で鱗片状に退化し、秋には全体が緑から赤へと色づきます。
アッケシソウの分布は北半球に広く分布していますが、日本では現在、北海道、岡山県、香川県など瀬戸内海沿岸のごく一部で生育が確認されています。
本州では、浅口市の寄島町が唯一の自生地となっています。

・寄島町のアッケシソウは、10月初旬から中旬にかけてが見ごろであり、鮮やかな紅葉が見られるます。(2010年撮影)


「アッケシソウ」は波が直接あたることの少ない海岸の入り江や塩田、干拓地などの塩湿地という特殊な環境に生育する塩生植物で、茎は多くの枝に分かれ、高さ10~40cmになります。
その見た目から「サンゴソウ(珊瑚草)」とも呼ばれています。

・秋には、全体が緑から紅色に変わり、その形状から「サンゴソウ(珊瑚草)」の別名があります。
  

「名前の由来」
アッケシソウの名前は、明治24年に北海道の厚岸町の牡蠣島で発見され、その地名に因んで、北大の宮部金吾博士がアッケシソウ(厚岸草)と命名しました。
この「アッケシソウ」は環境省の絶滅危惧種に指定されており、国のレッドリストに登録されています。

「浅口市の活動」
寄島町では2004年に寄島町指定文化財(天然記念物)に指定し、寄島町アッケシソウを守る会が結成されて保護活動が開始されました。
また、2006年には浅口市指定文化財(天然記念物)に指定されています。

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挿し木のイチジクが熟れた

2023-10-13 | 家庭果樹

昨年挿し木したイチジクのその後を8月にご紹介しましたが、そのイチジクの実が初めて熟れました。

イチジクの挿し木は昨年3月に5本して5本とも発芽しました。
・全ての挿し木に新梢が現れましたが、2本は出根していませんでした。


2022年5月に植え替えのため鉢上げしたところ、出根は3本だけでした。
その3本を8号鉢、7号鉢、6号鉢に植え替えして、生長を見守りました。
夏から秋にかけて新梢は順調に伸びました。

・植え替えたイチジクの苗木です。右から8号鉢、7号鉢、6号鉢です。


冬の剪定では 3鉢とも昨年伸びた枝の芽を2~3個残して切り詰め、更に、今春には、各鉢共に、その芽から出芽した先端の二つの新梢を残して他を取り除きました。
その後、新梢は順調に伸びていき、40~50㎝の節から幼果が付き始めたのです。

下の画像がそれです。


その幼果が大きくなって、その中の一つが熟れました。


収穫したイチジクは市販されているものより小さめでしたが、それでも、初めて挿し木したイチジクが熟れて大満足です。


半分に割ってみると、密があふれていて、とても美味しかったです。
イチジクは挿し木した翌年の秋には果実が収穫できるのですね。



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