らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

東京オリンピックマーチ

2015-08-31 | ナツメロ

2020年の東京オリンピック開催が決定してから2年が経過しました。
事業主体の日本スポーツ振興センター(JSC)はこの2年間何をしてきたのでしょうか?
いまだに国立競技場建設の目処が立っていません。

新国立競技場の建設については、2013年には総工費が1300億円が見込まれる大規模工事としていたものが、デザイン通りに建設すると3000億円に上ることが判明し、翌年に批判が高まると1625億円になりました。
更に、ゼネコン側からの見積りが3000億円になることや、2019年3月の完成予定が8カ月延びて、同年9月に開幕するラグビーワールドカップに間に合わないなどの計画が提出されました。

その後、国民の間から高額批判が高まると2520億円に圧縮するも批判は収まらず、業を煮やした政府は、安倍首相が今年7月、当初の建設計画案を白紙撤回し、8月28日になって漸く総工費の上限を1550億円にすることを決定しました。

日本スポーツ振興センター(JSC)が2年間、無駄に費やしたことで、完成予定が大幅に遅れ、プレオリンピックの開催やラグビーワールドカップ開催には間に合わず、更に、国際オリンピック委員会(IOC)が2020年1月に前倒しするよう求めている工期についても影響が出そうな状況となっています。

56年ぶりに開催する東京オリンピックですが、エンブレムのデザイン問題や国立競技場の問題で大きくイメージダウンしています。
新国立競技場がIOCが求める2020年1月までに完成するよう、日本の威信にかけて完成にこぎつけてもらいたいものです。

さて、今から51年前の昭和39年(1964年)に開かれた東京オリンピックは、高度経済成長の真っただ中での開催であり、世界から称賛された大会でした。
入場行進の時に東京オリンピックマーチが演奏されましたが、私はこの曲を聴くと今でもあの時の感動がよみがえります。
今日はその時の感動を思い出していただきたく、海上自衛隊東京音楽隊が演奏する「東京オリンピックマーチ」をお聴きいただきたいと思います。

東京オリンピックマーチ  古関祐而作曲 海上自衛隊東京音楽隊演奏 


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ねこじゃらし

2015-08-30 | 

この時期、各地の日当たりのよい畑地や荒地に「ねこじゃらし」が見られます。
実はこの「ねこじゃらし」は雑草ですが、2匹の可愛いペットの名前を付けられている雑草なのです。
今日はこの雑草についてご紹介します。

「ねこじゃらし」として知られているこの雑草は、正式名称を「エノコログサ」と言います。
エノコログサの名前は、この穂が犬の子(エノコロ)の尾に似ていることからで、漢字では狗(犬)の尾の草(狗尾草)と書きます。

一方、俗称の「ねこじゃらし」は、ネコの目の前でこの花穂を振るとネコがじゃれつくことからそのように呼ばれているものです。
誰しも経験があると思いますが、この穂を使って猫を遊ばすとよくじゃれついてきます。

更に、英語では「Foxtail grass(キツネの尻尾草)」言われており、これは穂の形がきつねの尻尾に似ていることから付けられたようであり、洋の東西を問わず着眼点はよく似ているものです。

・これが畑の近くに生えている「エノコログサ(狗尾草)」です。


「エノコログサ(狗尾草)」は日本全土に分布するイネ科エノコログサ属の一年草で、草丈は20~80cmになり、花期は8月~11月で、茎の先端に長さ2㎝~10㎝の緑色の穂をつけます。
通常、畑の雑草を見つけるとはすぐに抜き取りますが、ブログに取り上げるとなると、「抜き取らずにもう少し置いておこう」、と思うようになるから不思議です。

余談ですが、戦前の米穀配給統制法の実施以前までは、米の流通が及ばない山村地域などでは主要穀物として、稗(ヒエ)、黍(キビ)、粟(アワ)が食生活を支えてきましたが、この内の粟はエノコログサの仲間から生れたのだそうです。

・猫が喜んでじゃれつく「エノコログサ(狗(犬)尾草)」の穂です。


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電子辞書

2015-08-29 | 情報

ブログを書いていると、ことばの意味を調べたり、漢字が思い出せなかったり、或いはどの漢字を使用すればいいのか迷うことがあります。
そのような時、パソコンは独自に漢字変換してくれ、更に、候補漢字を表示してその意味を略記してくれるのでとても便利です。
しかし、その変換された漢字が正しいかどうかの判断は人がしなければならず、パソコンの変換を鵜呑みにすると間違うことがよくあります。
そこで、私の場合は常に電子辞書を手元において確認したり、その意味を調べていますが、皆さんは如何でしょうか?

このように漢字を調べたり、言葉遣いに迷ったり、或いは意味が分からなかったりした時にどのようにするかについて、文化庁が平成24年度に行った調査結果がありましたのでご紹介します。

平成24年度のこの調査で、下記のような質問をしたところ次のような結果だったそうです。
質問

「言葉遣いに迷ったり、言葉の意味や使い方が分からなかったりしたときにどのようにしているか」
・紙の辞書を引く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・47.3%
・インターネット上の辞書を利用する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・43.1%
・誰かに教えてもらう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39.6%
・インターネット上の言葉に関するサイトを利用する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23.2%
・電子辞書を引く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21.8%
・言葉に関する紙の本を調べる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11.1%
・言葉に関する電子書籍を調べる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2.6%
・その他・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1.2%
・特に何もせず,そのままにすることが多い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3.9%
・分からない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.3%

この調査から、「紙の辞書を引く」と回答した人の割合が最も高く4割台後半で、続いて「インターネット上の辞書を利用する」が43.1%、「誰かに教えてもらう」が39.6%と回答した人が多く、「特に何もせず、そのままにすることが多い」と回答した人は3.9%と少数でした。

選択した人の割合が高かったものの上位5項目について、性別に見ると、
「インターネット上の辞書を利用する」と回答した人の割合は、男性は49.2%、女性は38.1%で男性の方が女性よりも11ポイント高くなっています。
一方、「誰かに教えてもらう」と回答した人の割合は、女性が45.8%、男性は32.1%で、女性の方が男性よりも14ポイント高くなっています。

更に、上位5項目について年齢別に見ると、
「紙の辞書を引く」は60歳以上で6割強、50代で5割強、40代で4割強となっていますが、30代と16~19歳では2割台半ば、20代では2割を切っているそうです。

反対に、「インターネット上の辞書を利用する」は20代が8割台前半、30代で7割台半ばと他の年代に比べて高く、反対に60歳以上では2割を切っており、「誰かに教えてもらう」を選んだ人の割合は年代が上がるに従って低くなっています。

パソコンやスマホが普及している現在、若い人の殆どはインターネット上の辞書を利用する一方、高齢者は、半数以上の人が紙の辞書を利用しているようであり、年齢による違いがはっきりと表れた結果となっています。

高齢者には、昔から慣れ親しんだ紙の辞書が利用しやすいのでしょうか?或いはパソコンなどの文明の利器を有効に活用する方法を知らないのでしょうか?
個人個人によってその利用法は異なると思いますが、私は効率面から、パソコンの辞書よりも電子辞書をよく利用しているところです。

これだけパソコンやスマホが普及している現在ですが、その有効活用面では高齢者には大きな壁となっているようですね。


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どぶろく人気

2015-08-28 | 時事

今、女性の間で、どぶろくの人気が高まっているそうです。
今の時代に合わせたフルーツベースのどぶろくなども登場しており、“ウイスキーブームの次はどぶろくブームの到来だ!”と言わんばかりの人気だそうです。
先日のTV報道では東京のお祭りで、どぶろく販売のお店を取材していましたが、ここ数年で売り上げは4倍にもなっているということでした。

どぶろく(濁酒、濁醪)とは、発酵させただけの白く濁った酒で、もろみ酒、濁り酒(にごりざけ)ともいわれています。
炊いた米に、米こうじや酒粕に残る酵母などを加えて発酵させることによって造られる、日本酒(清酒)の原型です。

どぶろくの語源は定かではありませんが、一説には平安時代以前から米で作る醪(もろみ)の混じった状態の濁酒のことを濁醪(だくらう)と呼んでいたのが訛って、今日のどぶろくになったと言われているようです。

日本ではどぶろくの製造に厳しい規制がかかっていますが、近年の規制緩和を受けて、米を作っている民宿の農家が、宿泊客に提供する場合に限ってどぶろくの製造が認められており、TVでは、この製造認可を得てどぶろくを提供している民宿が紹介されていました。
その民宿は、野沢温泉村にある「民宿山ぼうし」で、ここでは、そのどぶろくを楽しみにしている民宿利用者もあるとのことでした。
酸味と甘みがあってとてもおいしく、独特のコクがあるどぶろくは“アルコールの中で最高”という声もあるそうです。

・民宿で提供しているどぶろくです。

「女性に人気のどぶろ」
日本が世界に誇る美味しいお米、その美味しいお米で作るどぶろくには、女性に嬉しい美肌効果をもたらすと言われているコウジ酸が含まれています。
コウジ酸は、皮膚科の医師による臨床実験でその効果と安全性が確認されているそうで、培養細胞にコウジ酸を加えると、コウジ酸を加えない場合に比べてメラニン生成を防ぐことができるそうです。
また、皮膚科の臨床実験により、シミやシワ、たるみなどあらゆる肌老化の根本原因ともいわれている炎症や活性酸素の発生も抑えるそうです。

このように女性に優しい成分が入っている事も、女性にどぶろく人気がある秘訣のようです。

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「立振舞」と「立居振舞」

2015-08-27 | 雑学

「立振舞(たちふるまい)」と「立居振舞(たちいふるまい)」、その意味はどのように違うのでしょうか?
今日は、間違って使いそうな、似ている言葉について調べてみました。

「立振舞」と「立居振舞」、この二つの言葉を広辞苑で調べてみると次のように説明していました。
・立振舞(たちふるまい): ①立ったり坐ったりする動作。立居振舞。挙動、風姿花伝「およそ老人のー、老いぬればとて腰膝かがめ」
                 ②(タチブルマイとも)旅立の際にする饗応。出立ち振舞い。

・立居振舞(たちいふるまい):立ったり座ったりする動作。体のこなし。「-に気を配る」

辞書が示すように、「立振舞」とは本来、“旅に出るにあたって、人を招いて別れの飲食をすること”の意味です。
これに対して「立居振舞」は立居(立ったり座ったりすること)と振舞(動作・行動)が合わさってできた“身のこなし、日常の動作”の意味で、「立振舞」とはまったく別の言葉です。

しかし、よく似たこの2つが混同して使われた結果、「立振舞」にもやがて“身のこなし、日常の動作”という、「立ち居振る舞い」と同じ意味が付け加わったそうで、現在では、同じ意味の言葉としても使われているということです。

言葉は時代とともに本来の意味から変化していくものなのですね。



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怒り心頭に発する

2015-08-26 | 雑学

「激しく怒る」ことを「怒(いかり)り心頭(しんとう)に発する」と言いますが、この言葉を「怒り心頭に達する」と間違えて使っている人が、多いようです。
文化庁が平成24年度に行った調査で、「激しく怒ること」をどのように言うか尋ねたところ、下記のような結果だったそうです。、
                           平成24年度   平成17年度
(a)怒り心頭に達する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・67.1%     74.2%
(b)怒り心頭に発する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23.6%     14.0%
(a)と(b)の両方とも使う・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1.3%      1.8%
(a)と(b)のどちらも使わない・・・・・・・・・・・・・・ ・・5.0%             -       
分からない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3.0%      10.0%

本来の使い方は(b)の「怒り心頭に発する」ですが、調査結果では、7割近くの人が本来の使い方ではない(a)の「怒り心頭に達する」と回答しています。
また、年代別では、全ての年代で本来の言い方ではない「怒り心頭に達する」を使うと答えた人の割合が、本来の言い方である「怒り心頭に発する」を大きく上回っています。

「怒り心頭」の「頭」は「~のあたり」を意味する接尾語、つまり「心に怒りが生じる」ことを伝える言葉なのだそうです。
日常では「頭にくる」という言葉をしばしば使うために、怒りが頭の天辺まで到達するという意味から「達する」と誤用してしまうのかも知れませんが、「頭」という言葉が「~のあたり」を意味する接尾語であることを理解すれば、誤用は避けられるのではないかと言うことです。

心頭を使用した言葉には、他にも「心頭滅却すれば火もまた涼し」 と言う言葉があります。

この言葉の意味は、「安らかに座禅をくむには、必ずしも山水を必要とするわけではない。心の中から雑念を取りされば火さえも涼しく感じるものだ」というものです。
この言葉からも、「心頭」は「心と頭」を意味するのではなく、「心」あるいは「心の中」を意味する言葉と言うことが理解できるのではないでしょうか。

「激しく怒ること」の正しい使い方は「怒り心頭に発する」です。
「怒り心頭に達する」ではありません。
使用する時は間違わないようにしたいですね。
 

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移動販売トラブル

2015-08-25 | 消費者問題

白波五人男の一人、弁天小僧菊之助の台詞に、
「知らざあ言って聞かせやしょう、浜の真砂と五右衛門が歌に残せし盗人の種は尽きねえ七里ヶ浜、・・・」とあるように、世の中に盗人の種は尽きず、強盗や窃盗等の犯罪は相変わらず多いようです。

しかし、近年はそれにも増して多いのがオレオレ詐欺で、先日「出張型詐欺」についてご紹介したところですが、今度は移動販売における物干しざおの購入トラブルという新しい手口の被害が多発しているようです。

報道によれば、「2本で1000円」という呼びかけを信じて注文すると、実際には1本数万円もの高額な支払いを求められるケースが相次いでおり、国民生活センターが注意を呼び掛けています。
同センターでは、物干しざおの移動販売に関する苦情相談が、2014年度は全国で465件発生しており、2008年度の62件から7.5倍に増えているそうです。
相談者の約半数は70歳代以上で、実際に払った金額の平均は4万6715円だそうです。

ある相談事例によると、
埼玉県に住む70代の女性は、5月、「2本で1000円」と言う移動販売車の放送を聞いて3本注文したところ、計12万円を請求されました。
持ち合わせがないため断ったところ、業者に「コンビニのATMで下ろせばいい」などと言われ、ATMまで連れて行かれて全額を払ったそうです。

この他にも、購入を決める前に業者が勝手に新しい竿を切るなどの長さ調整を始めて、「切ったものは返品できない」などと言ったり、勝手に物干し場を点検して土台や支柱の交換までして高額な請求をしたりすると云った手口も目立つようです。
中には90万円もの契約を結ばされた女性もいたということです。

物干し竿の移動販売を巡っては、契約書面が渡されず、業者の名称や所在地も分からないことが多いことから、返金などの解決は難しいのが実情です。
同センターでは、「納得できない価格を提示された場合は、絶対に支払いに応じないで欲しいとして、注意を呼びかけています。

「相談事例から見られる問題点」
1.2本で1000円等と安価な価格で呼びかけながら、正確な販売価格を伝えずに、高額な代金を請求する。
2.契約書面等を交付せず、クーリング・オフの説明もしない。
3.竿を切ったり、消費者を威迫したりして支払わざるを得ないようにする。自宅に現金がなければ金融機関に連れて行くケースもある。
4.業者の所在地が分からないため、業者と交渉することができないケースがほとんどである。

「消費者へのアドバイス」
1.販売価格をはっきり確認し、納得できない場合は、お金を支払わないようにしましょう。
  物干しざおを購入する前に、「1 本○○円ですね」、「○○円以上の支払いはありませんよね」と販売価格を確認しましょう。
  業者が販売価格を明確に伝えないなどの問題行為がある場合や、勧誘された物干しざおが予想外に高額だった場合には、絶対にその場で契約をせず、お金を支払
  わないようにしましょう。

2.断ることが難しい場合には、周囲の人や110番に電話をして助けを求めましょう。
  契約をしないと告げているのに業者が契約を求めたり、お金を払えと業者に凄まれて恐怖を感じたりした場合には、近所や警察に助けを求めましょう。
  お金が払えないと言っている消費者に対し、業者がお金をおろすように強く言い、車で金融機関に連れて行くケースもありますが、このような業者は悪質であると疑い、
  絶対に業者の車に乗らないでください。
  車に乗せられてしまった場合には、連れて行かれた金融機関の窓口の人に事情を話して助けを求めましょう。
  また、車のナンバーを記録しておき、警察に相談した際に伝えましょう。

3.クーリング・オフできる場合もあります。消費生活センターに相談しましょう。
  業者が解約に応じないなどトラブルになったときには、クーリング・オフできる場合もありますので、最寄りの消費生活センターにご相談ください。

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フニクリ・フニクラ

2015-08-24 | ナツメロ

イタリア南部のナポリから東へ約9kmのナポリ湾岸にあるヴェスヴィオ火山をご存知でしょうか?
と言っても分かりませんよね。
では、イタリアの歌謡曲、或いは歌曲とでもいうのでしょうか、「フニクリ・フニクラ」という曲ををご存知でしょうか?

この曲は登山電車「フニコラーレ」の集客のために作曲された曲です。
フニコラーレとは、イタリアのヴェスヴィオ火山山頂まで観光客を運ぶ登山電車として、1880年にトーマス・クック旅行会社により敷設されたケーブルカーのことです。

「ヴェスヴィオ火山」
この登山電車があるヴェスヴィオ火山は、西暦79年8月24日突然噴火し、麓のポンペイの市街は約8メートルの火山灰によって埋没しました。
これが「ポンペイ最後の日」で、後に、イギリスの歴史小説家リットンがこの大噴火を題材にして『ポンペイ最後の日』の小説を書き、この小説をもとにした映画も製作されました。
以後、この火山は数十回の噴火を繰り返しており、嘗ては3000mを超えたヴェスヴィオ火山は度々の噴火で山が削られ、現在は1281mになっています。

・これがポンペイの町を火山灰で埋没させた「ヴェスヴィオ火山」です。手前はポンペイ遺跡のジュピター神殿跡です。(2012年3月撮影)


この登山電車は、オープン当初はほとんど利用客がなかったそうです。
そこでトーマス社は、客集めのためにルイジ・デンツァにコマーシャルソングの作曲を依頼し、できた曲が「フニクリ・フニクラ」です。

今日は、その登山電車のCM曲、『フニクリ・フニクラ』をお聴きいただきたいと思います。

フニクリ・フニクラ


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白虎隊

2015-08-23 | 雑学

一昨年の大河ドラマ「八重の桜」では、幕末のジャンヌ・ダルクと言われた山本八重(後の新島八重)を演じた綾瀬はるかが会津城(鶴ヶ城)に籠城し、スペンサー銃を持って新政府軍に応戦するシーンが印象的でした。
その戦は1868年1月に始まった戊辰(ぼしん)戦争です。

慶応4年(1868年)1月、幕府軍の軍艦2隻が兵庫沖に碇泊していた薩摩藩の軍艦を砲撃したことから始まった戊辰戦争は、薩長連合による新政府軍と旧幕府軍が鳥羽伏見の戦いから本格的な戦闘状態になりました。

その後、戦火は全国に広がり、江戸城の無血開城を経て、戦闘は宇都宮から東北へ、そして北海道の函館戦争で榎本武揚らが新政府軍に降伏して、1869年(明治2年)5月18日に戊辰戦争が終わりました。

・鶴ヶ城です(平成8年10月に撮影、以下、画像は同日撮影です)


戊辰戦争の戦火が会津に拡大して、会津藩が降伏するまでの1ヶ月間(8月22日~9月22日)は会津戦争と言われています。
そして会津戦争が始まった翌日の1868年(明治元年)8月23日には、あの有名な白虎隊の悲劇が生れました。

会津藩では軍を年齢により白虎(17歳以下)・朱雀(18歳~35歳)・青龍(36~49歳)・玄武(50歳以上)の4つの班に分けており、最年少の白虎隊は15歳から17歳までの少年で編成されていました。
会津藩等の奥羽越列藩同盟が官軍と戦闘状態に入ると白虎隊も実戦に参加し、越後戦争や会津戦争で死闘を繰り広げていました。

・鶴ケ城から見た飯盛山です。 手前の色の濃い小山が飯盛山です。(平成8年10月に撮影)


1868年(明治元年)の8月23日、飯盛山にいた白虎隊の士中二番隊員が、城下の町に火の手が上がったのを会津城が落城したものと思い、20人の隊員全員が自刃したものです。
今日8月23日はその白虎隊が自刃した日です。

白虎隊の少年たちはここからお城が炎上しているのを見て「もはやこれまで」と思い自刃しました。
しかし、その時点では、まだお城は炎上しておらず、武家屋敷の炎上をお城と勘違いしての自刃だったそうです。

・飯盛山からの見た鶴ケ城の眺めです。(中央ポールの向こうにお城が見えます)


・「白虎隊」自刃の地がある飯盛山の登り口です。


・「白虎隊」自刃の地です。 白虎隊の少年たち20名はここで自刃しました。


・自刃した白虎隊十九士の墓です。 ここを訪れる人たちによって、今でも線香の煙が絶えません。


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秋なすび

2015-08-22 | 家庭菜園

春に植えたナスが先月末には一段落したので、秋ナスを生らすために剪定しておいた茎にナスが生り始めました。

秋ナスは美味しいと言われていますが、秋ナスと言えば、「秋なすび嫁に食わすな」という諺があります。
この意味は、嫁を憎む姑が、こんな美味しい物を嫁に食べさせたくない、とする説が一般的のようですが、一方で、嫁の身を思う姑が秋ナスを食べさせると体が冷えるし、また、秋ナスにはタネが少ないから嫁に食べさせて子供ができなくなったら困るからという説もあります。

・秋ナスが生り始めた株です。


更に、第3の説としてネズミ説があるようなのでご紹介します。
この説によれば、「秋ナス嫁に食わすな」は、本来は次のような長い和歌であったということです。

   「秋なすび 早酒(わささ)の粕(かす)に つきまぜて 棚におくとも 嫁に食わすな」。


この場合の、「嫁」というのは、「嫁が君」を略したもので、「嫁が君」とは、広辞苑によればネズミの異称です。
この事から、「嫁」と言うのは「ねずみ」のことを 言った言葉だということです。
そして、「ねずみ」という言葉は忌詞(いみことば)であり、 特に正月三が日は、「ねずみ」という言葉を使わず、「嫁が君」と言っていたということです。
ここから、この歌の意味は、おいしい秋なすは酒のかすに包んで棚の上におき、ねずみに 食べさせないようにする。と言うのがこの説です。

秋ナスを嫁に食わさない説には、意地悪な姑と嫁の嫁姑戦争とばかり思っていましたが、ネズミ説もあったようです。
初めて知りました。

 

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